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優駿牝馬・オークスの馬場と血統
今週は牝馬三冠レース第２戦となる
「G１優駿牝馬・オークス２０２１」が、
日曜東京１１Ｒで芝２４００ｍを舞台に行われます。
先週のヴィクトリアマイルは、
超高速馬場を想定しておりましたが、
勝ち時計は１分３１秒０で、２着馬
のタイムは１分３１秒７を要しておりました。
今週の東京は、土曜日まで毎日雨の
予報で、先週よりも時計が掛かる
「やや軽め」の馬場となりそうな
気配でございますな。
オークスの血統傾向は、
ダービーとは少々異なる傾向が
ございまして、ダービーの場合には
「父ディープ×母父米国型orダンチヒ系」
の配合が代表的な好走血統でございますが、
オークスは、欧州型血統を父か母父に
持つ馬が良く走る傾向がございます。
近５年の中で、おととしのオークスは
勝ち時計が２分２２秒台の超高速決着
となりました。
その結果、父がディープインパクトで
母父が米国型ストームバード系（ノーザンダンサー系）
の配合馬がワンツー入線し、
まるでダービーのような血統傾向となりました。
ですが、これは例外的なもので、
他の４回では欧州指向の強い血統を
もつ馬が毎年３着圏内を独占しております。
先にお話しましたように、
今年は超高速馬場にはなりそうもない
天気予報でございますれば、やはり
欧州指向の血統を持つことが
好ましい馬場となるものと考えております。
オークスの前走距離傾向
３歳春の牝馬♀にとって、
２４００ｍと言う距離はなかなかに
過酷な距離でございます。
よって、前走で２０００ｍに
使われていた馬から穴馬出やすい
傾向にございますな。
前走１６００ｍ
一方で、前走１６００ｍからの
大幅延長ローテになる馬の場合、
馬券に絡んでいたのはすべて
Ｇ１桜花賞からの直行ローテに
なる馬でございます。
また、桜花賞で４着以下に
敗れていた馬のオークス成績は、
過去１０年間で５４頭が出走し、
３着以内に好走できたのは、わずかに
３頭のみと、非常に不振なローテーション
となっております。
しかも馬券になった３頭の内２頭は、
１人気と２人気であり、前走が桜花賞
で４着以下に負けていた馬から穴馬
候補を探るのは非常に効率が悪うございまする。
前走１８００ｍ
前走で１８００ｍに使われていた馬は
不振を極めておりますな。
過去１０年のオークスにおいて、
前走距離が１８００ｍだった馬は・・・
↓↓↓
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0- 1- 0- 32/ 33 | 0.0% | 3.0% | 3.0% | 0 | 42 |
集計期間：2011. 5.22 ～ 2020. 5.24
前走１８００ｍからのローテで
馬券になったのは・・・
超高速決着だった２０１９年の
カレンブーケドール１頭のみでございます。
前走が１８００ｍだったから。
と言うだけの理由で「消し」と
言うのはどうかとは思いますが、
積極的に狙いたい距離ローテで
ないことは確かでございますな・・・。
前走２０００ｍ
前走で２０００ｍを使われていた馬の、オークスでの成績は・・・
↓↓↓
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3- 5- 5- 45/ 58 | 5.2% | 13.8% | 22.4% | 82 | 91 |
集計期間：2011. 5.22 ～ 2020. 5.24
さらに、前走が２０００ｍで
３着以内だった馬に限定致しますと・・・
↓↓↓
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3- 5- 3-28/39 | 7.7% | 20.5% | 28.2% | 123 | 120 |
集計期間：2011. 5.22 ～ 2020. 5.24
ご覧の通り単勝・複勝共に
黒字回収となっております。
優駿牝馬２０２１ 注目馬
現時点での、今年のオークス注目馬は
・クールキャット
前走はG２フローラＳ（２０００ｍ）で、
４角４番手の位置取りから上り３位１着。
昨年も２着に好走したスクリーンヒーロー産駒ですな。
クールキャットは、レイクヴィラファームの生産馬。
この牧場は、長距離適性の高い「メジロ牧場生産」の
「メジロ牝系」を数多く抱えている牧場で、その生産馬は
２４００ｍ戦において、前走が２０００ｍから２３００ｍ
からの距離延長ローテならば、半数以上が馬券になります。
もう１頭は・・・
・※※※※※※※※※
馬名はこちらに書いております。
↓↓↓
爆穴候補につきましては、
次回のG１レポートにてお伝え致しまする。