G1フェブラリーSは左回り重賞実績が重要です。

 

 

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G1フェブラリーS 取捨選択の基準は?

 

今週の日曜東京では、

2023年最初のG1レース

フェブラリーS(ダ1600m左回り)

が行われます。

 

 

ここでは、フェブラリーS過去10年の

3着以内馬の血統傾向と、戦歴データを元に、

取捨選択の基準についてお話して参ります。

 

 

と、その前に・・・

今年は米国から1頭参戦して参ります。

 

まずはその外国馬の血統構成を元に、

好走の可能性を探ってみたいと思いまする。

 

 

外国馬「シャールズスパイト」の取捨

 

外国馬シャールズスパイトの血統

父:スパイツタウン(米MP/ゴーンウエスト系)

父の母父:米ストームキャット

母父:パーフェクトソウル(米サドラーズ系)

(母父の母父:米ボールドルーラー系)

祖母:ハイペリオン系×米レイズアネイティヴ系

 

スパイツタウン産駒は1200mが本領の

芝ダート兼用種牡馬で、日本の代表産駒には

高松宮記念1着のモズスーパーフレアの他、

JBCスプリント、ドバイゴールデンシャヒーン2着の

マテラスカイなどが出ております。

 

 

母のパーフェクトシャールは、

米国の芝中距離G1「BCフィリー&メア・ターフ」勝ち馬。

 

祖母のレディーシャールは米国の芝2200m

「G1フラワーボウルH」の勝ち馬。

 

 

本馬自身は、米国のマイルG1「メーカーズマーク」の優勝馬で、

前走ではBCマイルG1において13人気2着に激走しておりました。

 

牝系のスケールはG1級ではあるのですが、

問題はダート適性があるか否かでございますな。

 

米国ダートG3(1600m)では、

勝ち馬から1秒離された3着。

 

カナダのダートG3(1700m)は優勝しておりますが、

これは厳密にはダートではなく「オールウエザー」

とよばれるトラックで、日本の調教コースのひとつ

「ポリトラック」が最も近いものになります。

 

 

日本の「砂コース」は無論初めてですが、

本馬は、速い時計が出やすい東京ダートに

高い適性を持つ米国型血統のひとつである

 

ボールドルーラー系

「セクレタリアト(APインディの母父)」

 

を4×5×4の多重クロスで保持しており、

意外と東京ダートに高い適性を持っている

可能性はあると見ております。

 

 

父スパイツタウンの日本における産駒は

距離適性が短く、今のところ1400mが天井。

 

ですが、スパイツタウンの牝系ファミリーは、

米国ダ2000G1馬や、3冠レースのひとつ

G1ブリークネスS(ダ1900m)勝ち馬が

出ている「中距離ダート牝系」であります。

 

実際に米国では、2000m前後の

中距離ダートG1馬を大量に輩出し、

北米のリーディングサイアーランキングで

5年連続トップ10入りした人気種牡馬。

 

「スパイツタウン産駒やからマイルは長いんちゃうん?」

 

という感覚は捨てた方が良いのかも知れませぬ。

 

 

あと、能力的な側面から見ますと・・・

 

競走馬の国際的な能力の物差しとして

使用されている「プレレーティング」では

今年のメンバーの中では最上位の「116」。

 

メイショウハリオ「115」

レモンポップ「113」

を上回っている点は注目に値します。

 

 

脚元の構造につきましては、

砂でも走れそうな造りをしており、

不安材料は「砂を被ったらどうなん?」

と言ったところでございますが・・・

 

枠順にもよりますが、

モレイラ殿であれば、砂を被らぬ位置取りで

うまく運ぶのではないかと・・・

 

 

未知の生物だけに

「コイツで勝負や!」

と言う訳にも参りませぬが・・・

 

単勝馬券をこっそり買うのも

馬券の楽しみ方のひとつ?

 

 

さて、それでは本題に移りたいと存じまする。

 

 

 

フェブラリーステークスの血統傾向

 

芝向きのサンデー系の血を

父に持つ馬が非常に不振でございますな。

 

フェブラリーS過去10年の3着以内馬

30頭のうちで、Dサンデー系以外の

サンデー系種牡馬を父に持つ馬は僅か2頭。

 

 

また、母父にDサンデー系以外の

サンデー系種牡馬を持つ馬も、

5頭しか馬券に絡んでおりませんでした。

 

 

最も多く馬券に絡んだのは、

いわゆる「米国型血統」の父を持つ馬で、

過去10年の3着以内馬30頭中

16頭を占めております。

 

 

母父についても同じ傾向で、

「母父が米国型血統」は、3着以内馬

30頭中17頭を占めておりました。

 

 

つまり、父か母父に「米国型血統」を

持っている馬を重視すべきであると申せましょう。

 

 

ちなみに・・・

外国馬のシャールズスパイトは

父:米国型ミスプロ系

母父:米国型サドラーズ系

という配合になります。

 

 

その他の登録馬の国別分類につきましては、

血統予想家の亀谷師が無料で公開されておられます

 

スマート出馬表をご参考になさって下さいませ(*_ _)

 

 

 

 

フェブラリー好走馬の履歴書

 

過去10年のフェブラリーS3着以内馬には

コパノリッキーが唯一の例外となる「ある実績」

がございました。

 

それは・・・

 

左回りのJRA重賞連対又は

左回りの交流G1勝ちの実績。

 

 

これに該当する実績を持つ馬は、

過去のフェブラリーSで馬券になっていなかった馬でも

キャリアを積んで今回は通用すると言う事も珍しくなく、

フェブラリーSの凡走履歴は無視すべきでございましょう。

 

 

今年の「履歴書」該当馬

 

オーヴェルニュ

G3平安S(左1900)1着。

G2東海S1着。

 

ケンシンコウ

G3レパードS1着。

 

ショウナンナデシコ

交流G1かしわ記念1着

 

セキフウ

G3ユニコーンS2着

 

ソリストサンダー

G3武蔵野S1着。

交流G1かしわ記念2着

 

テイエムサウスダン

G3根岸S1着。

G1フェブラリー2着。

 

ドライスタウト

G1全日本2歳優駿(左1600)1着。

 

ヘリオス

G3根岸2着。

交流G1マイルCS2着。

 

レッドルゼル

G3根岸S1着。

G1ドバイゴールデンシャヒーン(左1200)2着。

 

レモンポップ

G3根岸S1着。

G3武蔵野S2着。

 

 

この中で、期待しているのは・・・

↓↓↓

 

今年の注目穴馬

 

「ソリストサンダー」

父は米国型ダンチヒ系トピーズコナー。

 

母父はサンデー系ですが、

母系にフェブラリーSのスパイス血統

・ロベルト

・ニジンスキー

を持っております。

 

昨年は3着ソダシとクビ差の惜しい競馬。

 

今年は8歳を迎えましたが、

このレースは高齢馬の馬券絡みも珍しくなく、

3度目の正直で今年こそ馬券に絡んで欲しいものです。

 

 

復調気配が濃厚な

もう一頭の注目穴馬は

コチラから馬名をご確認頂けます。

↓↓↓


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