重賞レポート　G３ファンタジーＳ

 

今週の土曜京都メインは、２歳牝馬重賞

「Ｇ３ファンタジーステークス」京都芝１４００ｍ外

 

１番人気は過去１０年複勝率６０％と標準的な成績。

 

その一方で、２番人気が複勝率１０％と言うヘルぶり。

 

４番人気と５番人気が単複ともに回収率１００％超。

 

２桁人気の馬券絡みも４度有り、ヒモ荒れ傾向の有るレース。

 

ここでは４番人気以下の馬に的を絞って

その好走傾向を分析して参りましょう。

 

 

今年の出走登録馬と予想人気

 

出走表は、いつものようにnetkeiba.comさまより

無断拝借して（パクって）参りました(*_ _)

 

１番人気馬の信頼度チェック

 

穴馬探しの前に・・・

１番人気の好走と飛びのパターンを探ってみました。

 

今年の１番人気は恐らく「シャレード」か

「マジックキャッスル」でございましょうか。

 

まずはこの２頭と過去の１番人気馬の

好走傾向を照合してみましょう。

 

 

【１番人気馬集計】

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	2- 1- 3- 4/ 10	20.0%	30.0%	60.0%

集計期間：2009.11. 8 ～ 2018.11. 3

 

１番人気馬の勝率は２０％

単勝人気で見ますと・・・

 

 

【１番人気 単勝オッズ別集計】

単勝オッズ	着別度数	勝率	連対率	複勝率
1.0～ 1.4	1- 0- 0- 0/ 1	100.0%	100.0%	100.0%
1.5～ 1.9	1- 0- 0- 0/ 1	100.0%	100.0%	100.0%
2.0～ 2.9	0- 1- 2- 1/ 4	0.0%	25.0%	75.0%
3.0～ 3.9	0- 0- 0- 3/ 3	0.0%	0.0%	0.0%
4.0～ 4.9	0- 0- 1- 0/ 1	0.0%	0.0%	100.0%

集計期間：2009.11. 8 ～ 2018.11. 3

ご覧のように、１番人気で勝ったのは

「単勝オッズ１倍台」だった２頭のみでございますな。

 

単勝オッズが３倍を超えると連対率０％

 

今年は単勝１倍台に１本被りしそうな馬は見当たらず、

どの馬が１番人気に支持されても、１着は期待薄と申せましょうか。

 

 

【１番人気 前走クラス別集計】

前走クラス	着別度数	勝率	連対率	複勝率
同クラス	0- 0- 3- 1/ 4	0.0%	0.0%	75.0%

集計期間：2009.11. 8 ～ 2018.11. 3

前走がOPクラスだった馬は連対無し。

前走OP特別だったシャレードが１番人気になった場合

連対の可能性は低いかも知れませぬなぁ・・・

 

また、今回が昇級戦や格上挑戦となる馬は

前走１着が優勝の条件と言えるデータが出ており

前走１勝クラスで２着だったマジックキャッスルも

優勝の可能性は低いと申せましょうか。

 

ということで、期待を込めて穴馬探しに参ると致しましょう。

 

 

４番人気以下の前走クラス別傾向

 

過去１０年のファンタジーステークスで、

４番人気以下で馬券になったのは１９頭。

意外と多いのですなぁ・・・(*^^)フフフのフ♪

 

４番人気以下で馬券になった馬達の

前走クラスを見てみますと・・・

【４番人気以下　前走クラス別集計】

前走クラス	着別度数	勝率	連対率	複勝率
同クラス	4- 3- 2- 31/ 40	10.0%	17.5%	22.5%
今回昇級戦	3- 5- 2- 61/ 71	4.2%	11.3%	14.1%

集計期間：2009.11. 8 ～ 2018.11. 3

確率的には前走もOPクラスだった馬が優位でございますが、

３着以内数では昇級戦組の方が一歩リードでございますな。

 

 

続いて、前走クラス毎の距離ローテに着目してみました。

 

前走同クラス組の距離ローテ別傾向

前走がOPクラスだった馬の距離ローテ別に

前走での人気・着順・着差などから絞り込みを掛けて参ります。

 

【前走同距離ローテ】

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
同距離	0- 1- 1- 7/ 9	0.0%	11.1%	22.2%

該当馬

・エールヴォレ

・シャレード（２番人気予想）

 

前走人気傾向

前走着順や前走着差には一定の傾向が無く、

前走人気から絞り込みを掛けますれば・・・

 

「前走人気４番人気以下」だった馬

しか馬券になっておりませんでした。

 

エールヴォレは前走２番人気で対象から脱落。

シャレードは２番人気予想なので対象外。

 

これで前走同クラス・同距離ローテ組は消去済み。

 

【今回延長ローテ】

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
今回延長	3- 0- 0-15/18	16.7%	16.7%	16.7%

該当馬

・ケープコッド

・ヒルノマリブ

 

延長ローテ組の好走条件は「前走負けている事」

 

ケープコッドは、うかつにも前走で勝ってしまっとります。

 

ここでは「ヒルノマリブ」が候補として残りました。

 

【今回短縮ローテ】

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
今回短縮	1- 2- 1- 9/13	7.7%	23.1%	30.8%

該当馬

・エレナアヴァンティ

・クリアサウンド

 

前走がOPクラスだった馬で、今回距離短縮となる馬の

好走条件は「前走５番人気以下」

 

２頭とも該当致しますれば、候補に残しておきまする。

 

これで、前走同クラス組の伏兵・穴馬候補は

・ヒルノマリブ

・エレナアヴァンティ

・クリアサウンド

以上の３頭と相成りました。

 

今回昇級戦組の距離ローテ別傾向

前走が１勝クラス・未勝利クラス・新馬戦だった馬の

傾向を「距離ローテ別」に探って参りまする。

 

【前走同距離ローテ】

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
同距離	1- 3- 0-43/47	2.1%	8.5%	8.5%

 

該当馬

・ペコリーノロマーノ

・モズアーントモー

・ヤマカツマーメイド

・レシステンシア

・レジェーロ

 

前走同距離の昇級戦組の好走条件は、

・前走人気３人気以内。

・前走着差０.６秒差以上で勝ち。

・前走着差０秒で負け。

 

対象は「レジェーロ」のみ。

 

【距離延長ローテ】

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
今回延長	1- 0- 2-14/17	5.9%	5.9%	17.6%

 

該当馬

・パドゥヴァルス

 

昇級戦・延長ローテ組の好走条件は・・・

・前走１着

・前走４番人気以内

 

という事でパドゥヴァルスは候補として残留。

 

【距離短縮ローテ】

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
今回短縮	1- 2- 0- 4/ 7	14.3%	42.9%	42.9%

 

該当馬

・ベッラヴォルタ

・ラヴォアドゥース

 

今回昇級戦で距離短縮ローテ馬の好走条件は・・・

・前走２番人気以内

・前走０秒１差以上で勝ち。

 

２頭とも該当致しますれば、候補に残しまする。

 

候補馬の絞り込み

ここまでの「雑な」ふるいで生き残った候補馬は・・・

 

・エレナアヴァンティ

・クリアサウンド

・パドゥヴァルス

・ヒルノマリブ

・ベッラヴォルタ

・ラヴォアドゥース

・レジェーロ

 

以上の７頭でございますな。

 

 

 

ここからは、近５年のファンタジーステークスで

好走した馬のその他の傾向についてチェックしながら

今年の穴馬候補を絞り込んで参りとうございます。

 

血統傾向

傾向１．

ヴァイスリージェント系、ストームバード系、

米国型ナスルーラ系の血を持つ馬。

【該当馬】

・クリアサウンド

・パドゥヴァルス

・レジェーロ

 

傾向２．

父サンデー系×母父米国型

【該当馬】

・クリアサウンド

・ベッラヴォルタ

・ラヴォアドゥース

 

その他の傾向

傾向１．逃げ経験馬

【該当馬】

・エレナアヴァンティ

・ベッラヴォルタ

・ラヴォアドゥース

・レジェーロ

 

傾向２．今回距離短縮

【該当馬】

・エレナアヴァンティ

・クリアサウンド

・ベッラヴォルタ

・ラヴォアドゥース

 

今年の注目穴馬

 

今年の注目穴馬は、

予想人気９番人気

「クリアサウンド」

 

血統傾向にも合致し、牝系ファミリーの

芝１４００ｍ実績も↓↓↓悪くないですな。

距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
1400m	2- 2- 1- 4/ 9	22.2%	44.4%	55.6%

集計期間：2011. 7.17 ～ 2019. 9.29

 

前走は新潟２歳S（芝1600ｍ）で

先行して上り３位の末脚を使っておりました。

 

切れ味が売りのディープ系種牡馬産駒という事と、

牝系ファミリーの距離適性から推し計りますれば、

距離短縮による末脚の破壊力倍増は間違いなし。

と妄想致しまする。

 

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