関屋記念 展望レポート

日曜新潟メイン「G3関屋記念」の好走傾向を、

血統・ラップ・脚質から分析して参ります。

 

御用とお急ぎでない方は、

しばしお付き合いを(*_ _)

 

 

今年の特別登録馬と予想人気


※出馬表はnetkeiba.comさまより拝借(*_ _)

 

レシピ該当馬のケイデンスコールは2番人気予想。

ヤングマンパワーは14番人気予想

サンマルティンは16番人気予想でございますな。

 

1番人気予想はミッキーグローリー。

前走のマイルチャンピオンシップでは、

全弟カツジとともに上り最速で追込むも5着。

 

ディープ産駒でもあり、

人気するのは当然でございましょうか。

 

ただ、大型馬の長期休養明けで、

非ノーザンファーム生産馬でもあります。

 

そして元々が、一度使ってから上向くタイプであり、

以下のデータからも勝ち切るまでは?という印象ですな。

↓↓↓

関屋記念の脚質傾向

前走上り順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 賞金シェア
3F  1位   0-  3-  1- 15/ 19 0.0% 15.8% 21.1% 8.6%
3F  2位   1-  0-  0- 13/ 14 7.1% 7.1% 7.1% 6.0%
3F  3位   0-  3-  0- 14/ 17 0.0% 17.6% 17.6% 8.8%
3F ~5位   1-  1-  5- 23/ 30 3.3% 6.7% 23.3% 16.7%
3F 6位~   8-  3-  4- 66/ 81 9.9% 13.6% 18.5% 59.9%

 

直緯線の長いコースという事で、前走の上り順位が

上位である程強いのかと思っとりましたが・・・

意外にも「前走上り最速」だった馬が勝てないレース。

 

新潟は時計が速いコースで、先行馬でも速い上りが出やすく

極端な追込み脚質の馬が、どれだけの豪脚で追込んでも

物理的に届かないケースが目立ちます。

 

ゆえに、勝率・連対率・複勝率・賞金シェアの全てにおいて、

前走上り1位・2位だった馬は、前走上り3位以下だった、

中団より前で競馬した馬に遅れをとっておりますな。

 

注目すべきは、前走で上り6位以下

だった馬の賞金シェアの高さでございましょう。

 

関屋記念での脚質別成績

 

 

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 賞金合計 賞シェア
逃げ 3- 0- 1- 6/ 10 30.0% 30.0% 40.0% 12680万円 17.1%
先行 3- 4- 3- 26/ 36 8.3% 19.4% 27.8% 23280万円 31.4%
中団 3- 0- 4- 62/ 69 4.3% 4.3% 10.1% 20000万円 27.0%
後方 1- 6- 2- 37/ 46 2.2% 15.2% 19.6% 18150万円 24.5%
平マクリ 0- 0- 0- 0/ 0          
3F 1位 1- 4- 1- 5/ 11 9.1% 45.5% 54.5% 12260万円 16.5%
3F 2位 1- 2- 3- 5/ 11 9.1% 27.3% 54.5% 10000万円 13.5%
3F 3位 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 3420万円 4.6%
3F ~5位 3- 0- 2- 18/ 23 13.0% 13.0% 21.7% 15310万円 20.7%
3F 6位~ 5- 3- 4- 93/105 4.8% 7.6% 11.4% 33120万円 44.7%

集計期間:2009. 8. 9 ~ 2018. 8.12

 

前走傾向同様に、

本番のレースでも上り6位以下だった馬が

5勝を挙げており、上り4位・5位が3勝で、

上り1位から3位の上り馬に圧倒的な差をつけております。

 

逃げ・先行馬の獲得賞金シェアが約5割と言う点も、

そのことを裏付けており、関屋記念と言うレースは、

前残りの多いレースであることが垣間見えますな。

 

 

今年の展開予想

今年は必ず逃げるタイプが不在でございますな。

 

近走で逃げた経験の有る馬が4頭居りますが、

いずれもスローな逃げであり、2番手・3番手に

付けてレースをした場合も、流れは緩やかだった馬ばかり。

 

ハイペースになる要素が少なく、

良馬場であれば、追込み馬が差し切るシーンは

少々望み薄ではなかろうかと存じます。

 

血統傾向

 

新潟芝1600外コース 種牡馬別集計

 

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値 賞金合計 賞シェア
ディープインパクト 16- 33- 20-134/203 7.9% 24.1% 34.0% 46 73 43600万円 12.0%
キングカメハメハ 7- 10- 7- 76/100 7.0% 17.0% 24.0% 53 57 19239万円 5.3%
ステイゴールド 9- 12- 8- 90/119 7.6% 17.6% 24.4% 82 97 17249万円 4.7%
ロードカナロア 6- 4- 2- 17/ 29 20.7% 34.5% 41.4% 130 81 7580万円 2.1%
マンハッタンカフェ 3- 4- 3- 42/ 52 5.8% 13.5% 19.2% 152 121 6990万円 1.9%
スニッツェル 1- 1- 1- 4/ 7 14.3% 28.6% 42.9% 87 155 6950万円 1.9%
マツリダゴッホ 3- 2- 5- 43/ 53 5.7% 9.4% 18.9% 59 56 6306万円 1.7%
タイキシャトル 1- 0- 2- 33/ 36 2.8% 2.8% 8.3% 21 17 4060万円 1.1%
ハービンジャー 1- 2- 3- 39/ 45 2.2% 6.7% 13.3% 5 44 2735万円 0.8%

集計期間:2013. 5. 4 ~ 2019. 8. 4 獲得賞金シェア順

ディープ産駒が2位のキンカメに

大差をつけて獲得賞金Topでございますな。

 

そのディープインパクトと、

当コースで相性が良い母父馬の系統は

↓↓↓

 

ディープインパクト産駒 母父馬系統別集計

チェック母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値 賞金合計 賞シェア
ノーザンダンサー系 4- 5- 4-31/44 9.1% 20.5% 29.5% 33 48 11790万円 27.0%
ダンチヒ系 1- 7- 1-19/28 3.6% 28.6% 32.1% 14 90 7919万円 18.2%
ストームバード系 3- 4- 3- 7/17 17.6% 41.2% 58.8% 311 131 5560万円 12.8%
ミスプロ系 1- 4- 2-16/23 4.3% 21.7% 30.4% 6 40 3234万円 7.4%
ヴァイスリージェント系 0- 3- 1-15/19 0.0% 15.8% 21.1% 0 32 3068万円 7.0%
グレイソヴリン系 1- 0- 2- 6/ 9 11.1% 11.1% 33.3% 25 72 1631万円 3.7%
キングマンボ系 0- 2- 1- 8/11 0.0% 18.2% 27.3% 0 80 1610万円 3.7%
ブランフォード系 2- 0- 0- 1/ 3 66.7% 66.7% 66.7% 133 73 1400万円 3.2%
フォーティーナイナー系 2- 0- 1- 1/ 4 50.0% 50.0% 75.0% 205 140 1366万円 3.1%
その他のエクリプス系 0- 2- 0- 3/ 5 0.0% 40.0% 40.0% 0 46 1180万円 2.7%
ロベルト系 0- 2- 1- 7/10 0.0% 20.0% 30.0% 0 210 1070万円 2.5%
プリンスリーギフト系 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 132 37 770万円 1.8%
APインディ系 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0% 35 52 755万円 1.7%
ノーザンテースト系 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0 90 414万円 0.9%
リボー系 0- 1- 1- 0/ 2 0.0% 50.0% 100.0% 0 115 400万円 0.9%
レッドゴット系 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0% 0 37 358万円 0.8%
ネヴァーベンド系 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0% 0 84 300万円 0.7%
ニアークティック系 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 270万円 0.6%
トゥルビヨン系 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 220 200万円 0.5%
ヘイロー系 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 170 200万円 0.5%
ネイティヴダンサー系 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 105万円 0.2%

集計期間:2013. 5. 4 ~ 2019. 8. 4 獲得賞金シェア順

 

ディープと非常に相性が良いのが

母父「ストームバード系」でございますな。

 

 

結論

 

今年の登録馬に1頭だけ該当馬がおります。

 

該当馬はフローレスマジック

前走は大きく崩れましたが、

ミドルペースの2000mは適性外。

 

この馬の本領は左回りのマイル戦。

極端なハイペースにならねば、力を出せるタイプで、

今年はチャンスがありそうな展開が予想されますな。

 

「夏は牝馬」の格言通り、7月~9月は

3戦して3連対のパーフェクトでもございます。

 

前走脚質傾向にもマッチしており、

2桁人気予想馬の激走候補の強力な1頭として、

レシピ該当馬のサンマルティン・ヤングマンパワー

の2頭と併せ、ここであらためて推奨しておきまする。

 

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