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G3クイーンSで重要な適性は?
札幌コースは3・4角のコーナー角度が緩い
いわゆる「高速コーナー」になっているため、
求められる適性は、小回り適性よりも外回り適性に傾きます。
また、1800m戦としては、短距離指向が強く、
マイル重賞実績馬の好走が目立つ傾向もあります。
その傾向は、そのまま前走距離傾向にも影響しており、
2013年以降に札幌で行われた8度のクイーンSでは、
前走1600mだった馬が4勝で最多勝利数を挙げており、
2着3回、3着4回と計11頭が馬券になっております。
これに対して、前走1800mは2勝2着2回、
前走2000mは2勝、2着3回、3着3回。
また、コースの形状は、上りの速さも要求します。
過去8回のクイーンSでは、上り3Fタイム順位5位以内を
マークした馬は、3着以内数21頭と大多数を占めております。
前走の上り順位としては、5位以内だった馬が11頭。
一方で6位以下だった馬が12頭で、過半数を占めますが、
この12頭の内8頭は前走が1600mだった馬でした。
(1頭は前走海外のため上り順位不明)
つまり、前走上り5位以内か、前走上り6位以下の距離延長馬が
過去8回の3着以内馬23頭中19頭を占めていたことになります。
前走レース
前走レースとしては、東京マイルG1からの参戦組が
3着以内馬24頭中11頭を占める一大勢力となっています。
続いて、前走マーメイドS組が6頭の馬券絡みで、
この2路線が、3着以内馬の7割を占めております。
そして、どちらの路線も6着以下に負けていた馬に妙味があります。
こんな実績を持つ馬が走ります
下の一覧表の通り、
過去5回の札幌開催で馬券に絡んだ15頭の内、
14頭には直線が長いコースの1600m~2000mで行われた
上級条件戦で連対実績か、G1で4着、G3・G2で3着以内の
実績がありました。
そして、その14頭の内11頭は、上り3位以内での実績でした。
つまり、札幌1800mは、分類上は小回りコースではありますが、
求められる適性は、直線が長い広いコースと同様であるという事になります。
血統傾向
近年特に目につくのが短距離血統を父か母父、祖母父に持つ馬の好走です。
札幌開催の直近3回では、3着以内馬9頭の内8頭が該当しておりました。
また、ダンチヒ系(特にデインヒル系)の血を持つ馬の好走が目立ってきており、
2018年以降に札幌で行われた4回の3着以内馬12頭中、
半数に当たる6頭がダンチヒの血を持っておりました。
今年の本命候補は?
近走で不振が続いており、
今回は人気を落としてきそうなこの馬から。
父も母父も短距離血統ではありませんが、
祖母父は母系に入ってスプリント適性を強化する血統です。
東京1800m重賞を上り最速勝ちした実績馬で、
高速馬場の外回りを本領としているタイプです。
近走は馬場が重めだったり、距離が合わなかったりで、
今回は久々にこの馬の得意条件となりそうです。
(雨が降ったら要りません)
この馬については、
人気ブログランキング「血統馬券の参考書」の
紹介欄にてご紹介しております。
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