先週の回顧と今週の重賞展望

先週の回顧

先週の皐月賞は、「勝ちは無し！」

と決めつけたサートゥルナーリアの優勝(*_ _)

２着ヴェロックス

３着ダノンキングリー

４着アドマイヤマーズ

５着クラージュゲリエ

サートゥルナーリアは直線で斜行して、

審議の対象となり、確定まで１２分を要しました。

サートゥルナーリアの単勝に

２０００万円をぶち込んでいた方にとっては、恐らく

吐きそうになるような長い長い１２分でしたでしょう。

そえれにしても、上位３頭の能力は、

抜けておったような結果でございましたなぁ。

恐らくダービー馬は上位３頭のいずれか

という事になるのではなかろうかと存じまする。

土曜日のアーリントンカップは、

距離不安からノーマークにしたイベリスが

まさかまさかの逃げ切り勝ち。

大穴に選定した★トオヤリトセイト（１１番人気）

が３着に入線しただけに、◎ミッキープリランテの

伸び負けて僅差６着は痛恨の一撃でございました(*_ _)

結果は残念ながらも、１着から６着までが０秒１差という

大混戦で、非常に見ごたえのあるレースでございましたなぁ。

勝負レースに指定したアンタレスＳは、

「人気２頭消し！」

そして

◎ヒラボクターシュ（４番人気）

○ピオネロ（９番人気）

▲ナムラアラシ（７番人気）

★アナザートゥルース（６番人気）

上記の４頭ＢＯＸという布陣で臨み、

見事★アナザートゥルースが優勝。

までは上出来でございましたが・・・

２着　２番人気グリム

３着　３番人気ロンドンタウン

４着　１番人気ウェスタールンド

５着　７番人気ナムラアラシ

本命視したヒラボクターシュは８着

対抗のピオネロは６着と言う結果で、

上位人気３頭に的中を阻まれましてございます(*_ _)

結局先週は重賞３タコ(*_ _)

申訳なさすぎる結果でございました。

今週の重賞展望

今週はＧ１は一休み。

土曜福島ではＧ３福島牝馬Ｓ

日曜東京ではＧ２フローラＳ

日曜京都ではＧ２マイラーズカップ

以上の重賞３鞍が開催されます。

本日は「福島牝馬ステークス」の

出走登録メンバーと展望をお届け致しまする。

Ｇ３福島牝馬Ｓ

レースの優勝馬には、Ｇ１ヴィクトリアマイルへの

優先出走権が与えられるレースながら、今年は昨年を

下回る小頭数の１０頭しか登録がございませぬな。

このレースからでは「中２週」という詰まった

レース間隔になりますれば、牝馬のＧ１へのステップ

としては、やや無理があるように思われまする。

今年の登録馬と予想人気

レースの傾向

このレースは「前走中山牝馬Ｓ組」

が圧倒的な好走率を誇っておりますな。

（過去１０年の３着以内馬３０頭のうち１９頭が該当）

今年該当するのは

・ウインファビラス

・カワキタエンカ

・デンコウアンジュ

・フローレスマジック

・ランドネ

以上の５頭。

前走中山牝馬　脚質別成績

前走脚質	着別度数	勝率	連対率	複勝率	単回値	複回値
逃げ	0- 1- 0- 2/ 3	0.0%	33.3%	33.3%	0	46
先行	1- 0- 0- 5/ 6	16.7%	16.7%	16.7%	150	48
中団	1- 2- 1-10/14	7.1%	21.4%	28.6%	116	66
後方	1- 0- 0-11/12	8.3%	8.3%	8.3%	55	16
ﾏｸﾘ	0- 0- 0- 1/ 1	0.0%	0.0%	0.0%	0	0
3F １位	1- 0- 0- 2/ 3	33.3%	33.3%	33.3%	223	66
3F ２位	0- 0- 0- 3/ 3	0.0%	0.0%	0.0%	0	0
3F ３位	0- 0- 0- 1/ 1	0.0%	0.0%	0.0%	0	0
3F ～５位	0- 0- 0- 4/ 4	0.0%	0.0%	0.0%	0	0
3F ６位～	2- 3- 1-19/25	8.0%	20.0%	24.0%	101	54

集計期間：2014. 4.26 ～ 2018. 4.21

非常に特徴的なのは、中山牝馬Sにおいて

「上り３Fタイム順位が６位以下だった馬しか走らない」

と言っても差し支えないようなデータでございまする。

つまり、中山牝馬Sで先行していたか

差し追込みが不発に終わった馬という事。

中山牝馬Sで先行していた馬の場合は、

３着以内に入線していた馬がここでも好走しており、

中団～後方待機だった馬は、末脚不発で惨敗した馬が

ここで巻き返すというパターンでございます。

・ウインファビラス　　差し不発で０秒３差

・カワキタエンカ　　　逃げて惨敗

・デンコウアンジュ　　上り３位で届かず０秒１差４着

・フローレスマジック　マクって直線止まり０秒１差５着

・ランドネ　　　　　　先行して惨敗

好走パターンに該当するのは

・ウインファビラス

微妙なのが

・フローレスマジック

・デンコウアンジュ

ウインファビラスの全弟ウインブライトは

福島記念を勝っており、本馬自身も未勝利を

福島１８００ｍで勝ち上がっております。

もともとG１で２着していた馬だけに、

ちょっと面白いかも知れませぬなぁ。

血統傾向

種牡馬系統別集計（福島牝馬S）

チェック種牡馬	着別度数	勝率	連対率	複勝率	単回値	複回値
ノーザンダンサー系	1- 1- 1- 7/10	10.0%	20.0%	30.0%	163	85
ミスプロ系	1- 0- 1- 2/ 4	25.0%	25.0%	50.0%	1327	670
キングマンボ系	1- 0- 0- 7/ 8	12.5%	12.5%	12.5%	112	36
Ｄサンデー系	1- 0- 0- 6/ 7	14.3%	14.3%	14.3%	95	28
Ｐサンデー系	1- 0- 0- 5/ 6	16.7%	16.7%	16.7%	123	55
Ｔサンデー系	0- 2- 2-16/20	0.0%	10.0%	20.0%	0	81
ディープ系	0- 2- 0- 5/ 7	0.0%	28.6%	28.6%	0	45
グレイソヴリン系	0- 0- 1- 1/ 2	0.0%	0.0%	50.0%	0	1330

集計期間：2014. 4.26 ～ 2018. 4.21

ノーザンダンサー系で３着以内実績が有るのは

メイショウサムソンのみで、のべ７頭が出走し

３頭（全て別馬）が馬券になっておりますな。

今年の該当馬は、昨年の３着馬

デンコウアンジュでございます。

ディープ産駒は７頭が出走して２頭が連対。

これには明確なパターンが存在しとります。

種牡馬：ディープインパクト／クラス：Ｇ３前確定着順別集計

前確定着順	着別度数	勝率	連対率	複勝率
前走１着	0- 1- 0- 1/ 2	0.0%	50.0%	50.0%
前走２着	0- 1- 0- 0/ 1	0.0%	100.0%	100.0%

集計期間：2014. 4.26 ～ 2018. 4.21

「勢いのないディープは追いかけるな」

という格言通りのデータで、前走で連対している

ディープ産駒は積極的に狙いましょう。

という事でございますな。

今年の該当馬は「ダノングレース」

前走準OP初音Sを勝ったばかりの身の上ではございますが、

１６年の２着馬シャルールも同じ初音Sを勝っての参戦。

福島１８００ｍの全クラス共通の種牡馬成績

（今年の福島牝馬S出走登録馬限定）

種牡馬	着別度数	勝率	連対率	複勝率	単回値	複回値
ディープインパクト	9-11- 5-52/77	11.7%	26.0%	32.5%	68	66
ハービンジャー	7- 5- 7-43/62	11.3%	19.4%	30.6%	50	81
ステイゴールド	5- 4- 5-66/80	6.3%	11.3%	17.5%	32	78
メイショウサムソン	3- 4- 2-19/28	10.7%	25.0%	32.1%	120	81
ヴィクトワールピサ	3- 3- 2-25/33	9.1%	18.2%	24.2%	130	55
ヴァーミリアン	0- 0- 1-12/13	0.0%	0.0%	7.7%	0	64