G1レポート東京優駿2

 

 

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日本ダービーの枠順が確定しました。

 

過去10年間の日本ダービーにおける

枠順傾向は1枠・6枠・4枠の順で好成績。

 

 

枠番別集計

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 3- 2- 1-12/18 16.7% 27.8% 33.3% 236 119
2枠 1- 1- 1-15/18 5.6% 11.1% 16.7% 22 71
3枠 1- 0- 0-17/18 5.6% 5.6% 5.6% 16 8
4枠 0- 2- 3-13/18 0.0% 11.1% 27.8% 0 268
5枠 1- 1- 1-15/18 5.6% 11.1% 16.7% 47 65
6枠 1- 3- 1-13/18 5.6% 22.2% 27.8% 29 88
7枠 1- 0- 1-25/27 3.7% 3.7% 7.4% 7 21
8枠 1- 0- 1-24/26 3.8% 3.8% 7.7% 48 21

集計期間:2009. 5.31 ~ 2019. 5.19

4枠の複勝回収値が目立ちますが、

これは昨年のコズミックフォースの

複勝3640円が平均値を大きく引き上げておる為で、

これを除けば複回値は70円と6枠よりも低くなりますな。

 

さてそれでは早速、今年のラッキーホースは

どの馬か?出馬表を確認して参りましょう。

 

出馬表と予想人気

 

皐月賞の上位3頭の中では唯一、

ダービー馬を父に持つダノンキングリーが4枠。

 

また、前走の京都新聞杯をミドルペースで引っ張り

タイム差無しの2着に粘ったディープインパクト産駒

ロジャーバローズが1枠1番の絶好枠。

この馬が一番のラッキーホースかも知れませぬな。

 

そして、内枠と相性の悪いキングカメハメハ産駒の3頭は、

以下の通り揃って真ん中よりも外の枠に収まりました。

 

5枠クラージュゲリエ

6枠レッドジェニアル

7枠ランフォザローゼス

 

 

キングカメハメハ 枠番別集計

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2枠 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
3枠 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
4枠 0- 1- 2- 1/ 4 0.0% 25.0% 75.0% 0 1147
5枠 0- 0- 0- 0/ 0          
6枠 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 265 90
7枠 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 47 32
8枠 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2009. 5.31 ~ 2018. 5.27

 

 

下位人気馬激走のレシピ

 

掲示板を上位人気馬が独占した2016年を除くと、

2013年からの5回で、2着には届かないものの

掲示板に届いた8番人気以下の下位人気馬は8頭。

 

馬券になっていなくとも、2桁人気で「7000頭中5位」

というのは、ものすごい事で、何かひとつ噛み合うなり、

恵まれるなりした場合には、3着に飛び込んで来て

特大万馬券の立役者になっておった事でございましょう。

 

いずれにせよ、穴馬の傾向を把握するには、

有効な分析ではなかろうかと存じますれば、

少々お付き合い下されませ(*_ _)

 

こうして見ますと、毎年のように

2桁人気馬が掲示板に届いております。

 

激走馬の特徴

・米国型のダート的スピード血統と、持続力血統の両方を保持。

・ダンチヒの血を保持。

・中・長距離タイプの種牡馬にスピードの血を内包。

・重賞で中団より前で競馬して連対実績あり。

・4枠から内か、7枠から外の枠(特に3番枠)が理想的。

・父がディープインパクト以外。

・非社台・非ノーザンファーム生産馬が多い。

 

今年の傾向該当馬

①ロジャーバローズ(13番人気予想)

父はディープインパクトですが母父がダンチヒ系。

前走G2京都新聞杯で逃げて2着。

 

③エメラルファイト(14番人気予想)

父クロフネ(米国型)に母父がダービー馬スペシャルウイーク。

母母父に米国型ストームキャット。

いかにも高速馬場に向きそうな血統。

 

前走スプリングSで中団からマクリ気味に4角4番手で1着。

非ノーザンファーム生産馬。

 

⑩クラージュゲリエ(9番人気予想)

父キングカメハメハに、母父がスピード血統のカロを持つ

ロベルト系種牡馬タニノギムレット。

 

タニノギムレット自身がダービー馬で「ダビダビ血統」の1頭。

 

タニノギムレット産駒のウオッカは牝馬のダービー馬で、

天皇賞秋ではコースレコードを更新し、ヴィクトリアマイルは

レースレコード勝ちという快速牝馬でございましたな。

 

以上の3頭が今年の激走候補。

 

しかしながら、皐月賞上位3頭は

1枚も2枚も抜けた存在に見えますれば、

穴馬の出番があるや否や?

 

皐月賞上位馬の死角はあるのか?

 

サートゥルナーリアとヴェロックスが

審議の対象になるような激しいぶつかり合いの末

わずかにサートゥルナーリアに軍配が上がり、

審議の結果も降着処分なし。

 

大きくよれてぶつかって行ったのはサートゥルナーリア。

 

休み明けでしたれば、息がもたずに

苦しくなった結果でございましょうが、

それでも叩き合いを制する勝負根性は見上げたもの。

 

常識的には、休み明けであれだけ強いんだから、

メイチ仕上の今回はどんだけ強いんだろうか?

となりましょうが・・・

 

しかしながら馬は生き物で、

完全に造れていない身体で激闘すれば、

普通はレース後に大きな反動があるもの。

 

距離も直線も長くなる今回が試金石の一戦で、

実際、過去のダービー3着以内馬を見ても、皐月の

3着以内馬がそのままダービーでも上位を独占したのは

2016年くらいのもの。

 

そして、皐月賞で1番人気に応えた皐月賞馬からは、

この10年ではダービー馬は出ておりませぬ。

 

皐月賞時よりも上積みが有れば、

当然勝ち負けになる馬でございましょうが、

反動が出るようなら黄信号点滅ではございますまいか。

 

皐月賞上位3頭の中で、最も消耗が少なかったのは

ダノンキングリーではなかろうかと考えとります。

 

パトロールビデオで、皐月賞の直線の追い比べを

正面からの画像で観ると、この馬は全くぶれずに

ひたすら真っすぐに伸びており、着差は坂への適性と、

通った所の馬場の差でございましょうな。

 

血統もディープ×ストームバード系は、先週

レースレコード決着のオークスで1着・2着に来た配合。

 

また、母母父のインリアリティ系(マッチェム系)は、

究極のスプリント血統で、1000m直線競馬の重要血統。

 

母系の血脈から考えると、直線ヨーイドン!の

トップスピード勝負なら、皐月でのアタマ差+ハナ差は

充分にひっくり返す事も可能でございましょう。

 

 

血統注目馬

「父の小系統×母父の小系統」の配合パターンが、

東京芝2400mとの相性が良い配合に該当する馬を

「血統注目馬」としてピックアップしております。

 

配合評価がB以上の高評価判定が出たのは以下の面々。

よろしければダービー予想のご参考に。

 

①ロジャーバローズ  A評価

④サトノルークス   A評価

⑥サートゥルナーリア B評価

⑦ダノンキングリー  B評価

⑧メイショウテンゲン B評価

⑪レッドジェニアル  B評価

⑭ランフォザローゼス 評価

⑮リオンリオン    B評価

⑯タガノディアマンテ B評価

⑰ナイママ      B評価

 

以上、G1レポート東京優駿2でした。

G1レポート東京優駿2019-3

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