波乱のハンデ重賞「G3函館記念2021」血統傾向分析レポート
日曜函館で行われる「G3函館記念(芝2000m)」毎年のように2桁人気馬が激走し、1人気・2人気は過去10年で馬券になったのは、それぞれ1頭ずつと言う「大波乱のハンデ重賞」でございますな。
☆「血」を知り「地」を知れば百戦危うからず☆
日曜函館で行われる「G3函館記念(芝2000m)」毎年のように2桁人気馬が激走し、1人気・2人気は過去10年で馬券になったのは、それぞれ1頭ずつと言う「大波乱のハンデ重賞」でございますな。
今週の土曜重賞は、函館にて2歳最初の重賞 「G3函館2歳S(芝1200m)」が開催されまする。 2歳の早い時期に行われる重賞で 「早熟性」を競うようなレースでございますな。
例年は中京ダ1400mで行われるG3プロキオンステークスが、今年は小倉ダ1700mで行われますな。左回り⇒右回り。直線に急坂⇒平坦。1400m⇒1700m。芝スタート⇒ダートスタート。要するに全く別物の「新設重賞」のようなものでございますな。
夏のハンデ重賞は非常に波乱が起こりやすい重賞。2桁人気の馬券絡みが当たり前のレースですな。ここでは、夏の福島2000mに強い血統と、七夕賞で好走する馬のキャリアの傾向から、今年の爆穴候補に迫ります。
春のG1シーズンも終わり、今週からは夏競馬の本格スタート。例年は中京開催の重賞CBC賞が、今年は小倉で行われます。「長い直線+急坂」の中京から「小回り+平坦」の小倉に替わる事で、当然好走血統にも変化が見られましょう。
G1宝塚記念が27日日曜阪神で行われます。2200mという非根幹距離の内回りコースで行われるため、日本の主流血統である「サンデー系」の種牡馬を父に持つ人気馬が消え、非主流血統馬や、主流条件のG1で勝てなかった馬が、ここで初めてG1タイトルを獲得する傾向が強いレース。
日曜東京で行われる今週の重賞は、ダートの3歳重賞「G3ユニコーンステークス(ダ1600m)」。過去10年の勝ち馬は、全て3人気以内から出ている堅い傾向のある重賞でございますが、5人気以下からも3着以内に来た馬も9頭おり、ヒモ荒れは普通に起こる重賞でもありますな。
今週からいよいよ北海道開催がスタートしますな。日曜札幌では、サマースプリントシリーズ開幕戦「G3函館スプリントS(芝1200m)」が開催されます。超小回りの函館と、コーナー角度が大きく3角~4角のコーナーで加速が始まる札幌では、血統傾向に変化が見られますな。
今週と来週はG1はひと休み。今週は日曜東京でG3エプソムカップ(芝1800m)が開催されます。クラシックが行われない非根幹距離のレースという事と、東京開催も連続16日目で、馬場が傷み始めるために、若干「パワー」を要求される馬場になるため、「欧州血統」の影響を受けた馬が毎年のように穴をあけております。
今週は春のマイル王決定戦「G1安田記念」が日曜東京11R芝1600mで行われます。過去10年間に1番人気馬が勝ったのは2013・2014・2015年の3度だけで、7人気~9人気の人気薄が4勝を挙げる波乱傾向のあるG1レースです。