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G3関屋記念 重賞レポート
今週の日曜新潟11Rは、サマーマイルシリーズ第3戦
「G3関屋記念(芝1600m外)」
直線の長いコースゆえ、血統的には主流となる
リーディング上位の種牡馬産駒が普通に強く、
ある程度の能力がないと馬券になれないレースで、
大波乱とは縁が薄いヒモ荒れの小波乱に収まる傾向が強うございますな。
とまれ、まずは過去5年の好走傾向を。
今年の出走登録馬
一昨年の優勝馬プリモシーンが人気になりそうですな。
ディープ産駒の牝馬が非常に強いレースであり、
一昨年など、ディープ牝馬のワンツースリー決着。
人気するのも致し方なしでございましょうか。
過去5年の血統傾向
過去5年の好走馬(3着とタイム差無しの4着馬も含む)の
血統構成は以下の通りでございます。
↓↓↓
父が2000m以上のG1に実績のあるサンデー系種牡馬が中心。
また、欧州型ノーザンダンサー系のリファール系と、
フェアリーキング系を持つ馬が目立ちますが、今年は
フェアリーキング系を持つ馬の出走はございませぬな。
過去5年の好走馬のほとんどが
4代以内に保持していた血は・・・
・ボールドルーラー系
・ダンチヒ系
この2系統でございますな。
あと、プリンスリーギフト系を持つ馬も
少なからずおりました。
いずれも、スピードの持続力に優れた血で、
欧州血統のノーザンダンサー系やグレイソヴリン系、
ロベルト系といった「持久力+馬力」血統との融合が、
開催終盤の荒れた馬場でのスピード比べに有利に
働くのでございましょう。
前走傾向
好走馬の内、8頭が「前走中京記念」だった馬。
同じ左回りと言う事と、レース間隔が
絶妙な感じになるのでございましょうな。
ただ、今年の中京記念は阪神開催でございました。
さよう、右回りなのでございますなぁ・・・
どう判断するか、いささか難儀なことではございますが
一応、中京記念での脚質や着順による傾向をお伝えしておきまする。
・中京記念で掲示板を確保していたか、上位人気に支持されていた馬。
・追込んで掲示板を確保した馬が理想的。
あと、前走がG1だった馬は・・・
・人気以上の着順だった馬
人気が予想されておるプリモシーンは、
これに抵触してしまいますな。
馬格の傾向
関屋記念は大型馬が強いレースでございまする。
・牡馬は480キロ以上
・牝馬は470キロ以上
特に馬体重が500キロ以上の馬は
過去5年の3着以内馬15頭中7頭を占めておりまする。
今年の注目馬
・エントシャイデン
父はディープインパクト。
母父にプリンスリーギフト系。
祖母の父に、ミスプロ系の中でも、
特に直線のトップスピードを引き上げる効果の高い
ファピアノ系ウンブライドルド。
曾祖母に、持続力の強化血統の
グレイソヴリン系カロの血を持っておりますな。
前走は阪神開催ながら中京記念で、
9番人気ながら追込み鋭く3着に入線。
馬格は480キロ台でまずは合格ライン。
ディープ産駒のG3で穴をあけるタイプは
何度も同じようにG3で穴をあける傾向があり、
本馬も前科1犯でございますれば、馬券には
必ず入れておくべきでございましょう。
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