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馬番に背景色があるのは、G1昇格後の2年間で
【0・0・1・8】と不振が目立つ「関東馬」でございます。
但し、ノーザンファーム天栄で仕上げられた
⑦ワーケア
⑪オーソリティ
⑫ラグビーボーイ
この3頭に関しては関東馬ですが背景色を付けておりませぬ。
調教評価欄のアルファベットは、坂路調教馬の
「加速ラップ」を評価したものとなります。
血統評価の数値は、その馬の父である種牡馬の
人気を考慮した「当該コースにおける複勝率」を
表しております。
評価1位 ⑦ワーケア
コース相性の良いハーツクライ産駒で、
母系には2歳重賞に好相性のデインヒル系。
血統的に文句のつけようのない配合で、
鞍上のルメール殿が「どこまで強くなるか楽しみ」と、
超のつくお気に入りでございますな。
牝系の一族には欧州のG1活躍馬が多数在籍。
上り時計の掛かる傾向の強い「パワー寄り」の
適性を問われるレースでございますれば、
欧州の一流牝系と言うのは非常に心強い
バックボーンと申せましょう。
まず不細工な競馬にはならぬでしょうが、
3頭併せの調教で、一応は併入となっておりますが、
手応えは本日の中山5Rに出走する新馬フォアシュピールに
見劣っておったのは少し気になるところではございます。
評価2位 ⑪オーソリティ
父はこのレースに非常に相性の良いステイゴールドの
血を受け継いだオルフェーヴルで、祖母は名牝シーザリオ。
シーザリオの産駒には
当レースの前身である2歳重賞ラジオNIKKEI杯を
勝った皐月賞2着馬のエピファネイア。
昨年の当レース勝ち馬サートゥルナーリア。
2歳G1朝日杯勝ち馬で、
当コースG2弥生賞2着馬のリオンディーズ。
16年の当レース3着馬グローブシアター。
このように、2歳から活躍する
中山2000適性の高い産駒を量産する名牝。
ステイゴールドの血とシーザリオ牝系と言う
ホープフルステークス仕様の配合馬でございますな。
父のオルフェーブル自身が、凱旋門賞で
2年連続2着と優れた欧州適性を見せており、
その点もホープフルステークスでは大きな加点材料。
前走のOP特別を2着馬に0秒4差をつけて
快勝しており、伯父のサートゥルナーリアに引けを取らぬ
実績を引っさげての参戦でございます。
調教も格上2頭相手の3頭併せで最先着しており、
父譲りの勝負根性を垣間見せる好内容。
坂路でも加速ラップをしっかりと踏めており
態勢は万全と申せましょう。
相手は強いですが、ここはこの馬の
更なる上積みに期待して本命と致しまする。
評価3位 ②コントレイル
前走は、2歳レコードを更新しての大差勝ち。
その強さはまさに圧巻でございました。
ただコントレイルが、
もしノーザンファーム生産馬であれば、
今回のようなローテで参戦させることは、
まずございませんでしたでしょうな。
G1レポートでも触れましたが、
ただでさえ反動の出やすいディープインパクト産駒。
しかも母父が米国型ミスプロ系で、
この配合は「東京コース仕様」でございます。
問われる適性が、東京の高速上りとは真逆のタフなレースに、
レコード駆け後の中5週で出走という、2歳馬には過酷過ぎる
ローテでございますな。
坂路調教の動画を拝見いたしましたが、
頭が高く、坂の途中でよろめいており、
脚力の高さから、好時計を出してはおりますが
ラスト1Fで減速するラップになっており、
前走からの出来落ちがあっても、上積みは・・・?
まぁ、拙者がここまで悪しざまに書きますと
大抵は楽勝されてしまうのでございますが・・・
3着ヒモという扱いにさせて頂く所存にございます。
評価4位 ⑤ヴェルトライゼンデ
ステイゴールドの血を受け継ぐ
ドリームジャーニー産駒という事で
レポートで取り上げた馬ではございますが・・・
母のマンデラはドイツ牝系で、
ドイツダービー馬アカテナンゴを父に持っております。
サンデー系種牡馬との組み合わせで
母系に入ったアカテナンゴの特性は
「タメて直線で切れる脚」を強化するもの。
つまり、どちらかと言えば
直線の長いコースに適性の高い血で、
半兄のワールドエース、ワールドプレミアの
重賞勝鞍はいずれも外回りコースでのもの。
そして、2頭の兄は2歳G1に実績がございませぬ。
ただ、父ドリームジャーニーは
小回りコースでも実績が有り、朝日杯の勝ち馬。
どちらの血を色濃く受け継いでおるかが
ここでの着順に大きく影響しそうでございますな。
マーフィー殿の騎乗という事で、
多少なりとも過剰人気のイメージもあり、
ここは押さえ評価と致しとうございまする。
評価5位 ⑬ラインベック
キャリア2戦以上のディープ産駒が苦戦傾向の強いレース。
ここは最も軽い印を打って、万一の好走に備える所存。
伏兵・穴馬
①ブラックホール
ステイゴールド系種牡馬の
ゴールドシップ産駒で、母父がキングカメハメハという
いかにもここで走りそうな配合馬でございます。
新馬戦では、オーソリティとタイム差無しの2着。
上り時計の掛かる洋芝コースで重賞を勝っており、
昨年の3着馬ニシノデイジーと重なるイメージ。
父は皐月賞馬で2歳重賞2着2回と早くから走る血。
祖母は桜花賞2着馬であり、牝系のスケールとしても
ここで走る下地は十分でございましょう。
④ガロアクリーク
父はPサンデー系のキンシャサノキセキで、
2000mのイメージではないものの、
過去に2頭のPサンデー系種牡馬産駒が馬券になっており、
母父キングマンボは当レースに相性のいい血統。
今回唯一のキャリア1戦馬で、
17年3着のステイフーリッシュも、キャリア1戦の
8番人気という低評価で走っておりますな。
非ノーザンファーム生産の関東馬という事で、
少々狙いは立ちにくいところではございますが、
スケベ心からヒモの一角には入れておいても。
と愚考致しておりまする。
馬券
単勝11番
馬連 ⑪-①④⑤⑦
3連単1着固定フォーメーション20点
1着:⑪
2着:①④⑤⑦
3着:①②④⑤⑦⑬
それでは佳きG1レースを(*_ _)