28日土曜日中山11Rで、令和元年最後のG1
「ホープフルステークス」が開催されます。
2017年にG2からG1に昇格されたばかりで、
G1レースとしてのデータは2年分しかございませぬ。
が、G2時代とはほとんど傾向が変わっておらず、
ここでは、中山競馬場の馬場改修後の2014年から
昨年までの5年間を対象に、傾向分析に励んで参りまする。
今年の出走登録馬
出走表はネット競馬さまより無断拝借(*_ _)
前走の東京スポーツ杯で2歳レコードを更新し、
2着馬に5馬身、3着のラインベックには9馬身と
圧倒的な強さを見せたディープ産駒コントレイルが
1番人気に支持されることはほぼ間違いなさそうですな。
レースの特殊性
ホープフルステークスは、例年非常に上り時計の掛かる
2歳馬にはかなりタフなレースでございます。
昨年の勝ち馬サートゥルナーリアを例にとりますれば、
東京のような高速馬場の上り勝負に弱く、上り時計の掛かる
ホープフルステークスや有馬記念でその本領を発揮する
パワー寄りのレースに向くタイプが強いレース。
17年の勝ち馬タイムフライヤーも、
ホープフルステークスを勝った後は、ダート重賞の
武蔵野Sで2着するまで馬券になれなかったように
パワーに傾いた適性が強いタイプで、牝系もダートの一族。
16年の勝ち馬レイデオロも、上り最速で何度も
勝利しているものの、その上り時計の大半は
34秒台後半で、上り33秒台で上り1位だったレースは
1鞍たりともない「パワータイプ」と言うのが本来の姿。
この辺りの「レース質と求められる適性」を考えますれば、
今年はコントレイルの「アタマ鉄板」とはならぬのではないかと
いつもの悪い癖が頭をもたげて参るのでございます。
コントレイル不安材料
コントレイルの不安材料は
・ディープインパクト産駒であること。
・前走レコード勝ち。
・外国人騎手の「次はボク乗らないから」
・鞍上弱化
・ディープ産駒は非常に反動が出やすく、
前走でレコード勝ちして中5週のローテ。
ただでさえ化骨(馬体の完成)が済んでいない
2歳馬の場合、メイチのレースをさせると
かなりの高確率で反動が出るものでございまする。
それをわずか中5週でG1仕様に仕上げてレースに使う。
と言うのは、将来性が見込まれていないのか?
と、拙者のような穴屋は勘ぐってしまうのでございます。
・前走はムーア殿の手綱で、今回乗らないのは
当然ムーア殿ご自身は織り込み済み。
つまり、次走騎乗予定の無い外国人騎手に「出がらし」
にされるほどの乗り方をされておると考えられますな。
後続に大差をつけながらなおも追い続け、
ようやく手を緩めたのはラスト100m位。
まるでこの馬の限界を見てみたいから追い続けた。
という乗り方に見えるのでございますな・・・
今回も自分が騎乗するつもりなら、
あのような騎乗にはならぬのでは?
と考えてしまうのでございます。
そして今回は福永殿に手綱が戻ります。
福永殿には失礼ながら、鞍上弱化と申せましょう。
血統傾向
ホープフルステークス過去5年の注目血統は
・欧州型ミスプロ系(キングマンボ系含む)
・ロベルト系
・ステイゴールド系
以上の3つの系統が猛威を振るうレースでございますな。
↓↓↓
サンデー系の血は必須で両親のどちらかに
サンデー系を持つ事が大前提ではございますが・・・
キングマンボ系を中心とした欧州型ミスプロ系を
両親のどちらかに持つ馬が6頭/15頭中。
ロベルト系の血を4L系統内に持つ馬が5頭/15頭中。
そして8番人気以下で馬券になった4頭の内
3頭がステイゴールドを両親のどちらかに持つ馬。
更に言えば、過去5年間で出走した
「両親のどちらかがステイゴールド」という馬は
馬券になった3頭しか出走しておらず、
出てくれば馬券になっている。という超高確率血統。
今年の出走予定馬の血統
今年の出走予定馬で、上記の血統傾向に合致するのは・・・
↓↓↓
サンデー系の血については全頭が該当。
種牡馬名が赤文字になっておるのが「ステイゴールド系」
オーソリティ
ステイゴールド系オルフェーブル産駒で
母父にロベルト系シンボリクリスエスという、
スペシャルな配合でございますな。
ただ、上位人気が予想され、穴馬探しの目的からは
外れてしまうのが残念なところではございます。
オーソリティの牝系ファミリーは非常に優秀な一族で、
伯父には・・・
・エピファネイア
皐月賞2着馬であり、ホープフルSの
前身である2歳重賞ラジオニッケイ勝ち。
・サートゥルナーリア
昨年のホープフルSの勝ち馬。
・リオンディーズ
2歳G1朝日FS勝ち馬で、同舞台の弥生賞2着馬。
・グローブシアター
16年ホープフルSの3着馬
2歳重賞に強く、中山2000m適性も高い一族でございますな。
ブラックホール
ステイゴールド系種牡馬の
ゴールドシップ産駒で、母父がキングカメハメハという
こちらもスペシャルな配合馬でございます。
新馬戦では、オーソリティとタイム差無しの2着。
上り時計の掛かる洋芝コースで重賞を勝っており、
昨年の3着馬ニシノデイジーと重なるイメージ。
父は皐月賞馬で2歳重賞2着2回と早くから走る血。
祖母は桜花賞2着馬であり、牝系のスケールとしても
ここで走る下地は十分でございましょう。
ディアマンミノルは回避。
クリノブレーヴ
有馬記念2着馬のステイゴールド系種牡馬
オーシャンブルー産駒でございますな。
ヴェルトライゼンデ
オルフェーブルの全兄
ドリームジャーニー産駒でこちらもステイゴールド系。
母のマンデラはドイツオークス3着馬。
菊花賞馬で、先日の有馬記念3着馬
ワールドプレミアは半兄でございますな。
同じく半兄にワールドエース(皐月賞2着馬)もおり、
血筋は一流と申せましょう。
ただ、2歳G1で走る血か?
と考えた場合、微妙なところでございますなぁ・・・
明日は、血統以外の視点から
さらに分析を進めて参ります。
本日はこの辺で(*_ _)御免!
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