今週は牡馬のクラシック1冠目
「G1皐月賞2021」が、
日曜中山競馬場で開催されます。
ここでは、
中山競馬場の馬場改修工事が終わった2014年以降の
過去7年データをもとに、今年の皐月賞の人気馬の不安材料と、
好走が期待出来そうな注目穴馬をあぶりだして参ります。
皐月賞2021の注目穴馬は
のちのG1馬を一蹴したこの馬。
母系は中距離G1血統で、
距離が延びるのは歓迎材料。
馬名はこちらから
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回収率2位のTARO氏の著作
「騎手の取扱説明書」
買ってみましたが、正直に申しまと・・・
目からウロコ。
これまでにこんな切り口で
騎手を分析・理解できている著作は
初めてお目にかかりました。
むろん、拙者自身の今後の予想に
大きな影響を受けることになりそうです。
これを読むと・・・
この馬にはこう乗ってもらいたい。
と願う、こちらの思惑通りに
乗ってくれる騎手が乗っているかどうか?
これを知る事が出来ます。
つまり・・・
「コヤツ!なんちゅう乗り方を(# ゚Д゚)!」
等と苛立つことなく、
たとえ馬券に届かなくても
「まぁこれはしやぁないな」
と、納得できるようになります。
騎手の上手・下手ではなく
個性を理解することで、
無用な苛立ちや、はずれ馬券をつかむ
という悲しい出来事から解放されます。
↓↓↓
TAROの「騎手の取扱説明書」
皐月賞2021登録馬と予想人気
皐月賞の血統傾向
中山芝2000mの種牡馬別成績(♂限定)
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 20- 14- 11- 64/109 | 18.3% | 31.2% | 41.3% |
ハーツクライ | 11- 9- 6- 62/ 88 | 12.5% | 22.7% | 29.5% |
ロードカナロア | 8- 3- 3- 22/ 36 | 22.2% | 30.6% | 38.9% |
オルフェーヴル | 6- 7- 5- 46/ 64 | 9.4% | 20.3% | 28.1% |
ハービンジャー | 6- 3- 8- 50/ 67 | 9.0% | 13.4% | 25.4% |
ヴィクトワールピサ | 3- 5- 3- 38/ 49 | 6.1% | 16.3% | 22.4% |
ドゥラメンテ | 3- 0- 1- 10/ 14 | 21.4% | 21.4% | 28.6% |
エピファネイア | 2- 5- 3- 16/ 26 | 7.7% | 26.9% | 38.5% |
ジャスタウェイ | 2- 3- 1- 19/ 25 | 8.0% | 20.0% | 24.0% |
ゴールドシップ | 0- 5- 2- 31/ 38 | 0.0% | 13.2% | 18.4% |
バゴ | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
集計期間:2018. 1. 6 ~ 2021. 4.11
限定条件:牡・セン馬のみ
皐月賞過去7年
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 3- 2- 2-18/25 | 12.0% | 20.0% | 28.0% |
ロードカナロア | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
オルフェーヴル | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ハーツクライ | 0- 1- 0- 9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
ハービンジャー | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
ジャスタウェイ | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
ヴィクトワールピサ | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
バゴ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ゴールドシップ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
集計期間:2014. 4.20 ~ 2020. 4.19
ディープ産駒は過去7年で7頭が馬券絡み。
毎年1頭は馬券に絡む計算でございますな。
また、このコースでのディープ産駒は
距離短縮ローテの期待値が非常に低く、
皐月賞でも同じ傾向が見て取れます。
コース2位のハーツクライが
皐月賞では昨年のサリオス1頭のみ。
ハーツクライ自身が、
皐月賞では14着に敗れており、
やはり小回りコースよりも広く
直線の長いコースが向いておるようですな。
母父の傾向
皐月賞で複数の馬券絡みが見られるのは、
スピードの持続力血統であるミスプロ系、
米国型ナスルーラ系(ボールドルーラー系・APインディ系)
米国型ノーザンダンサー系を母父に持つ馬。
逆に、欧州型ノーザンダンサー系やロベルト系を
母父に持つ馬はほぼ全滅と言える結果になっており、
そこから見えてくる皐月賞のレース質は・・・
「スピード能力>スタミナ能力」
と言う事になりそうでございますな。
皐月賞の新顔種牡馬
・エピファネイア産駒
・ドゥラメンテ産駒
・ゴールドシップ産駒
この3種牡馬は産駒の
皐月賞挑戦は初めてとなります。
コース成績から考えますと・・・
エピファネイア産駒は優秀ですが、
意外なことに母父サンデー系と言う
配合馬はこのコースで勝てておりませぬ。
回収期待値も低い配合で、
上位人気馬が勝ち切れず2・3着。
と言う構図が浮かび上がりますな。
距離短縮ローテで3着ひもに
人気薄が紛れ込む傾向はあるものの
同距離や延長ローテでは回収期待値が
低いため、今年の登録馬3頭の中では
人気のエフフォーリアが順当に馬券に
絡んでくるのではないかと・・・
ただ、週末の天気予報は
傘マークがついており、馬場が重くなると
母にマリアライトを持つオーソクレースの
激走が見られるかも知れませぬ。
ドゥラメンテ産駒はタイトルホルダー。
母父に欧州型ノーザンダンサー系を
もつドゥラメンテ産駒はコース相性が良く、
前走の弥生賞勝ちがフロックではない
可能性も頭に置いておきたいと存じまする。
ただ、タイトルホルダーは、
やはり逃げ馬のようで、控える競馬
では力を削がれる可能性も。
鞍上が田辺殿に代わる事は
悪い事とは思いませぬが・・・
あまり逃げる競馬をしないタイプの
騎手であることが少し不安な部分で
ございましょうか。
実績と前走距離の傾向
過去7年の皐月賞で馬券に絡んだ
21頭は、2000m以下の重賞で
4着以内の実績がありました。
重賞好走経験のない馬は、
少し割り引くのもやむを得ない
データと申せましょう。
また、これはクラス不問ですが・・・
1600mで勝利実績のある馬の成績が良く
過去5年データになりますが、
複勝率35%、複勝回収率159%と好成績。
2017年は1着から3着を独占しておりました。
穴をあけるのは前走1800m以下だった馬。
過去7年で、6人気以下の馬が3勝を挙げております。
人気不問であれば、過去7年で5勝2着3回3着4回と
12頭が馬券に絡んでおります。
皐月賞の危険ローテ
前走距離が2200m以上。
この短縮ローテで馬券になった馬は
1頭も出ていない「危険なローテ」
該当するのは
・ディープモンスター
重賞経験もなく、この馬は
危険な人気馬となるかも知れませぬな。
皐月賞2021の注目穴馬は・・・
のちのG1馬を一蹴したこの馬。
母系は中距離G1血統で、
距離が延びるのは歓迎材料。
馬名はこちらから
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