阪神芝2400mの特徴
今年のG2京都大賞典は、
昨年同様阪神芝2400mで行われます。
当コース開催の京都大賞典は
昨年の1度だけでございますれば、
穴馬探しは「コースの穴血統」を
知る所から始めるべきかと存じまする。
京都コースと大きく異なるのは、
スタート直後とゴール前で「2度の急坂越え」が有る点。
外回りコースですので、
無論のこと「直線のトップスピード」は
重要な能力となりますが、京都コースよりも
タフさ、持久力も求められる事になります。
その影響で、種牡馬の系統別好走率にも
大きな変化が出て来る事になるのでございますな。
今年の特別登録馬「血統と予想人気」
今年の京都大賞典に登録しているのは、
以下の14頭になります。
「阪神 > 京都」な系統とは?
平坦コースの京都では、直線の加速力と
トップスピードがお家芸である中距離型サンデー系、
特にTサンデー系とディープ系の種牡馬が非常に優秀。
ですが、阪神2400mでは、
キングマンボ系種牡馬の回収期待値が
京都とは比較にならぬほど上昇致します。
下の表は、キングマンボ系種牡馬の
京都2400mと阪神2400mの成績一覧です。
数値が赤文字になっているのは、
京都よりも成績が上がっている事を示します。
この表から、みるべき2つのポイントは・・・
1.京都では勝ち切れなかったルーラーシップ産駒が、
阪神では10勝も挙げていると言う点。
2.ワークフォース産駒の阪神巧者ぶり。
昨年の当レースでは・・・
昨年の1度だけの事でございますので、
ただの偶然?という事も考えられるのですが・・・
昨年の3着以内馬に共通する
「血」について少々お話を。
昨年の優勝馬は、アッと驚く8歳馬
1着:マカヒキ炎の復活!(9人気)
ゴール前で「来るな来るな!やめろー!」
と絶叫していたことは記憶に生々しく
刻み込まれております・・・(*_ _)
2着:アリストテレス(1人気)
3着:キセキ(4人気)
さて、この3頭に共通するのは・・・
・マカヒキ
祖母の父:欧州型ナスルーラ系
・アリストテレス
祖母の父:欧州型ナスルーラ系
・キセキ
父の母父:欧州型ナスルーラ系
つまり、3頭とも「3代以内」に
欧州型ナスルーラ系の血を持っておりました。
今年、該当するのは
・アリストテレス
・キングオブドラゴン
・ディアスティマ
・ボッケリーニ
ボッケリーニは2400m初出走ですが、
全兄ラブリーデイは2400mで複勝率80%
と言う「最も得意」としていた距離でした。
祖母の父にトニービン(欧ナスルーラ系)を
持っており、キングマンボ×Tサンデーの配合馬。
人気になりそうな気配ですが、
馬券からは外せない1頭となりそう。
危険な人気馬?
相変わらずの過剰人気やなぁ・・・
と感じるのは、アリストテレス。
オールカマーの時にも同じような事を
このブログで書いた覚えがございますが、
エピファネイア産駒の旬は3歳~4歳。
5歳になると、一気に成績が落ち込み、
前走2桁着順から巻き返せた馬はおりません。
上位人気になりそうな馬を
馬券対象から外すならこの馬ではないかと。
(あくまで個人の感想です)
注目穴馬はこの2頭
好走血統に該当する馬から、
2頭の穴馬をピックアップして
馬名をコチラに書いております。
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