マーチS　穴馬レポート

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今週の日曜中山重賞は、

古馬のダート中距離戦

「G３マーチステークス（ダ1800ｍ）」

 

滅茶苦茶な波乱が当たり前のような

穴党必見のレースでございますな。

 

過去のマーチSで激走した

穴馬の傾向を元に今年の波乱の

立役者を探して参りまする。

 

 

G３マーチステークス　穴馬レポート

 

今年の出走馬

 

 

血統傾向

 

過去５年のマーチＳにおいて

５人気以下で馬券になったのは

１０頭で、２桁人気馬が５頭。

 

その２桁人気馬５頭に

共通するのは「スピードの血」

 

ノーザンダンサー系では

芝の高速決着に強い

ヴァイスリージェント系や、

欧州のスプリント血統。

豪州のスプリント王者

ダンチヒ系。

 

米国ダートのスピード血統

ＡＰインディ系

 

ミスプロ系の中では

芝のマイル以下重賞活躍馬を

出すようなスピード血統。

 

これらの血を持つ事が

共通点でございますな。

 

つまり欧州型のスタミナ血統は

人気上位の実力馬を負かして

好走するには、あまり役に立たない。

という事でございましょう。

 

 

 

今年の血統注目馬

 

・アシャカトブ

 

父はＡＰインディ系種牡馬

シニスターミニスター。

 

シニスターミニスターの母父は

ヴァイスリージェント系。

 

注目すべきはボールドルーラー系の

名血「セクレタリアト」のクロスを持つ点。

 

ボールドルーラーは、

シアトルスルーを通じて

ＡＰインディを生み出した

米国の名血でございますな。

 

そのボールドルーラー系で

初めて米国３冠を制したのが

セクレタリアトでございました。

 

セクレタリアトは、ＡＰインディ、

ストームキャット、ゴーンウエスト

と言った、米国の一流種牡馬の

母父でもございます。

 

前走で３勝クラスを勝ちあがった

昇級初戦となりますが、得意コースで

他に血統的なアドバンテージを持つ

メンバーが少ないここならば。

 

 

・ナムラアラシ

 

父は米国型ミスプロ系

エンパイアメーカー

 

エンパイアメーカーは、

米国の３冠レースのひとつ

ベルモントＳ（ダ2400ｍ）を制した

ダート中長距離馬でございますな。

 

エンパイアメーカーの母父は

ノーザンダンサー系種牡馬

エルグランセニョールで、

種牡馬としては非常に受胎率が悪く

産駒数が少ないものの、英愛２か国の

マイルＧ１「２０００ギニー」を

制覇したロドリゴデトリアーノを

残しておりますな。

 

ナムラアラシの母父は

米国型フォーティーナイナー系の

エンドスイープでございます。

 

エンドスイープは芝・ダートを

問わず、短距離で活躍する産駒を

数多く残しており、アドマイヤムーン、

レッドファルクス等のＧ１ホースを

輩出したスピード血統でございます。

 

過去５年のマーチＳには

母父にエンドスイープを

持つ馬は出ておりませぬ故、

傾向に合致とは申しませぬが、

血の方向性としては悪くはない

配合でございましょう。

 

また、祖母の父は

ノーザンテーストの全兄弟

サドンソーで、本馬の叔父

ナムラコクオーは、芝重賞を３勝。

 

また、半兄のナムラビクターは

Ｇ１チャンピオンズカップの２着馬。

 

２走前の当コースＯＰ特別では

距離短縮で１４人気３着と激走。

今回も短縮ローテでの臨戦で

２桁人気の出番があるならば

本馬が注目に値いたしますな。

 

 

 

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