今週はG１がひとやすみですが、
重賞が３鞍開催されます。
ここでは、
土曜新潟で行われる事になった
「G３福島牝馬S２０２１」について、
血統を中心に分析と展望、今年の
注目馬をご紹介して参りまする。
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G３福島牝馬Ｓ ２０２１
福島牝馬Ｓ２０２１は福島ではなく
新潟での代替開催となります。
過去の福島牝馬Sのデータは
分析材料として使えませんので、
新潟芝１８００ｍの血統傾向を
中心に、今年の注目馬を見繕って
参りまする。
福島牝馬Ｓ ２０２１ 登録馬と予想人気
出走表はnetkeiba.comさまより拝借(*_ _)
フルゲート１６頭に１９頭が登録。
除外対象馬
・イズジョウノキセキ
・セイウンビーナス
・ムジカ
新潟芝１８００ｍの特徴
新潟芝１８００ｍコース図
コース図は「競馬ラボ」様より拝借(*_ _)
スタートから最初のコーナーまで
およそ７５０ｍという長さで、
コーナー角度はきつく、最後の
直線が約６６０ｍもある独特の
レイアウトのコースでございます。
その為、前半のペースが上がりにくく
コーナーでもスピードが落ちるため、
６６０ｍの叩き合いとなるケースが多く
ハイペースになる事は稀でございますな。
直線が長いコースという事で
「上りの切れ味」が重要になる。
と誤解されやすいのですが・・・
馬はマシーンではなく生き物。
６６０ｍもの距離でトップスピードを
維持できるものではございませぬ。
使用されている芝が
軽くスピードの出やすい野芝
である事と、高速仕様の路盤に
硬さを調整されることが多い為
上り３Fが３３秒を切るケースも
見受けられますが、過去３年の
勝ち馬の上り３Fタイム平均は
「３４秒２」
と言うタイムとなっております。
前半の流れが緩く、長い直線、
軽い馬場、としては上りが掛かる
印象でございますな。
つまり新潟の外回りコースで
求められるのは「切れ味」ではなく
「持続力」「持久力」
なのでございますな。
母父の傾向
この事は、母系の血統傾向にも
良く表れております。
最も期待値が高い母父馬の系統は、
「欧州型ノーザンダンサー系」
であり、切れ味とトップスピードを
補完する役目を果たす「米国型」を
母父に持つ馬を、大きく凌駕しております。
父の傾向
父（種牡馬）の傾向は、
母父とは逆に「スピード能力」が
求められる傾向に有りますな。
・ディープ系種牡馬
・キングマンボ系種牡馬
これらの「主流血統」が
上位を占めております。
特に、父がサンデー系種牡馬で、
母父が欧州型ノーザンダンサー系
という配合馬は成績、回収率ともに
非常に優秀でございます。
↓↓↓
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9- 11- 11- 63/ 94 | 9.6% | 21.3% | 33.0% | 39 | 102 |
集計期間：2016. 5. 1 ～ 2021. 4.11
限定条件：牝馬のみ
実績の傾向
外回りコースや、東京・中京
といった直線の長いコースの
芝１８００ｍ以上（３勝クラス以上）
において好走歴のある馬の成績が
非常に優秀なコーズでございますな。
これが儲かる脚質
誰もが差し馬を買いたくなる
ような直線の長いコース。
ゆえに、上りの速い差し馬が
人気し、逃げ先行馬は嫌われる。
と言う構図が出来ております。
しかし、実際には
逃げ・先行馬の前残りが多発致します。
↓↓↓
逃げ・先行
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 29- 22- 28-229/308 | 9.4% | 16.6% | 25.6% | 79 | 91 |
集計期間：2016. 5. 7 ～ 2021. 4.11
差し・追込み
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 65- 62- 71-770/968 | 6.7% | 13.1% | 20.5% | 49 | 68 |
集計期間：2016. 4.30 ～ 2021. 4.11
福島牝馬Ｓ２０２１の注目馬
近走は安定して先行出来ている
・シゲルピンクダイヤ
父がサンデー系ダイワメジャー。
母父ハイチャパラルは、
欧州型サドラーズ系種牡馬ですな。
直線の長い中京２０００ｍ重賞で
先行して２着に粘っており、
実績の傾向にも合致します。
上位人気に支持される可能性も
ございますが、適正は評価出来ましょう。
・デンコウアンジュ
欧州型ノーザンダンサー系を
両親に持つ「持久力型追込み馬」ですな。
このコースで後方から届くのは
こう言った持久力を問われる場面に
強い追込み馬でございます。
既に８歳で、近走はさすがに
上り最速から遠ざかっておりますが、
警戒は必要かと。
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馬名はこちらに書いておきます
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