G3新潟2歳S 展望レポート

今週の日曜新潟メインは、

2歳重賞「G3新潟2歳S」

 

出走馬の大半がキャリア1戦という事で、

難解なレースでありますが、それゆえに血統や

牝系ファミリーの実績が重要になって参りましょう。

 

その辺りを含めた傾向を分析し、

さらに今年の「特異性」を考慮して

今年の好走馬に迫って参りとうございます。

 

御用とお急ぎでない方は、しばしのお付き合いを(*_ _)

 

展開予想

まず最初に触れておきたいのが展開でございますな。

 

例年、スローペースになる事が多いこのレースですが、

今年は、前走で初角3番手以内からレースを進めて来た

先行勢が9頭と例年よりも多く、さらにその大半が、

前走1400m以下のレースであった事が、相当に

速い流れを生み出すことを予感させますな。

 

基本的にレースのペースを作るのは逃げ馬ですが、

2番手・3番手の馬の出方も、レースのペースに

大きな影響を与えます。

 

新潟2歳SのRP指数は、

前走で初角3番手以内につけていた馬全ての、

前走レースRP指数平均値に2から3を加えた数値。

となることが殆どでございます。

 

今年の場合は、前走が1200mから1400mの

速い流れのレースを先行してきた馬が6頭と多く、

そのRP指数の平均は約51という数値。

2019
1800m 52.5
1400m 51.4
1800m 52.4
1200m 44.7
1400m 51.3
1200m 45.7
1400m 46.0
1600m 61.4
1400m 53.3
RP平均 50.97

 

過去5年で、最も速い流れとなった2014年の

前走先行馬の平均前走RP指数は52.1で、

本番のRP指数は53.4というものでございました。

 

という事は、今年は2014年以上に

レースの前半の流れが速くなりそうで、

近年に例をみないレベルのペースとなる事が

予想されまする。

 

2014年の連対馬2頭は、どちらも前走で

中団から上り3F最速かつ、33秒台の脚で差し切った馬。

 

3着には、前走1200mでRP48.9という

ハイペースを先行して上り最速で押し切った馬。

 

そして先行馬は総崩れとなり、

追込み→追込み→差し

という「ラストの切れ味勝負」という

レースとなりました。

 

展開から血統を考慮

今年は2014年を上回る速い流れが予想されるため、

前走よりも流れが速くなる事に対応出来る血をもつ

「同距離ローテ」「距離短縮ローテ」の馬と、

前走よりも流れが遅くなることに対応出来る血をもつ

「距離延長ローテ」の馬がターゲットとなって参りましょう。

 

2014年に2番人気で6着に敗れたナヴィオンを

ひとつのサンプルとして取り上げてみますと・・・

 

ナヴィオンの前走は新潟芝1600mで、

RP指数62.7のレースを後方から

上り最速32秒台の脚で差し切っておりました。

 

人気になるのは当然でしたが、

ナヴィオンの血統構成は

父  ハーツクライ

母父 欧州型ノーザンダンサー系

 

ハーツクライは、前走よりもペースが遅くなる

「距離延長ローテ」を好む産駒を多く出す種牡馬で、

逆に短縮ローテは苦手な種牡馬でもあります。

 

さらに、母父が欧州型という事が、

速い流れを苦手とする要素に輪をかける事となり、

事前に展開を読めておれば、危険な人気馬として

疑ってかかる事が出来ておったのではないかと思いまする。

 

一方、勝ち馬のミュゼスルタンも、

前走が新潟芝1600mで、RP指数62.7という

スローペースのレースを中団から上り最速の33秒2

という末脚で差し切って来ており、コチラが3番人気。

 

ミュゼスルタンはキングカメハメハ産駒で、

母父は米国型ノーザンダンサー系でございました。

 

米国型ノーザンダンサー系は、アメリカのダートで

鍛え上げられてきた「テンから流れる競馬」への対応力が

非常に高い血統でございます。

 

また、2着馬のアヴェニールマルシェは、

前走東京芝1800mで、RP指数64.2の流れを

中団から上り最速の33秒9で差し切ってきた馬。

 

父はディープインパクトで、

母父は米国型ノーザンダンサー系。

 

そして3着馬のニシノラッシュは

前走1200mでRP指数48.9と言う流れを

2番手から上り最速で押し切ってきた馬。

 

サクラバクシンオー産駒であるために、

距離を不安視され、6番人気の低評価でありましたが、

母父に欧州型ロベルト系を持つ事が、ペースダウンへの

対応と、距離延長への対応を可能にしたと考えられますな。

 

それでは続いて、今年の出走馬の

前走ペース・脚質と血統を元に、

好走確率の高い馬を探して参りましょう。

 

脚質傾向

近5年の新潟2歳Sでは、

前走の上り3F順位が2位以内であった馬しか

馬券に絡んでおりませんな。

 

そして、前走で初角4番手以内で通過していた馬以外は、

全て前走上り3F最速だった馬しか馬券になっておりません。

 

今年は、例年にも増して、

ラスト3Fの切れ味を問われるとともに、

スピードの持続力も問われる事となりましょう。

 

今年の好走候補馬

まずは、前走が1600m以上の距離だった

距離短縮と同距離ローテの馬の中から、上り最速だった

馬について見て参りましょう。

 

前走内容 コース 馬場 RP指数 ポジション 上り 補正T
ウーマンズハート 新1600 66.5 8,8 32.0 89
ウインカーネリアン 福1800 52.5 3,4,2,2 35.7 83
セツメンノトビウオ 名1600 稍重 49.9 6,7,8 35.5 83
タイムマシン 新1600 55.4 8,8 33.8 85
モーベット 東1600 59.0 7,7 33.8 85

 

・ウーマンズハート

父はハーツクライ。

レースのペースが前走よりも

速くなることは苦手な種牡馬でございますが、

母父が米国型ノーザンダンサー系で、母母父にも

スピードの持続力に優れたダンチヒ系がありますな。

 

ちなみに・・・

同じハーツクライ産駒のスワーヴリチャードは、

大阪杯2000m→安田記念1600mの短縮ローテで、

前走の前半3F36秒台から、前半3F34秒台への

ペースの変化に対応しておりました。

 

スワーヴリチャードの母父は米国型ミスプロ系で、

母母父はボールドルーラー系で、どちらもアメリカの

ダートで活躍馬を多く出している系統でございますな。

 

ウーマンズハートは近親に、

ティーハーフとサドンストームという

短距離戦のエキスパートがいるファミリーで、

ハイペースへの対応力が高い一族。

 

いずれは本馬も短距離志向にシフトして参りましょうが、

今の時期はまだ、能力だけで距離はこなせる時期で、

前走新馬戦の補正タイムも優秀。

有力候補の一角と申せましょう。

 

・ウインカーネリアン

スクリーンヒーロー産駒は、距離短縮もこなしますな。

前走のRP指数と同じような流れは得意でもあり、

今年の新潟2歳Sで想定されるRP指数のレースを

経験済みというのは強みでありましょう。

 

ただ、スクリーンヒーロー産駒のコース適性は、

「福島 > 新潟」で、その複勝率は22%:11%と、

新潟替わりは適性が半減するのは不安材料。

 

兄姉が1800mを得意とする「非根幹距離一家」というのも

今回の1600mへの距離短縮に対する不安要素ですな。

 

・セツメンノトビウオ

前走の未勝利戦では、稍重馬場の上り時計が掛かるレースを

4角最後方から前をまとめて交わすレースでございましたな。

 

補正タイム、上りタイムともに平凡で、

特に補正タイムは2戦目のものだけに、ここで

更なる上積みがあるかどうかは少々疑問でございましょう。

 

クロフネ×サンデーサイレンスという配合は、

牝馬に成功例が多い配合パターンで、牡馬は

一枚落ちるイメージでもございまする。

 

傘マークの付いた週末の予報から、

雨馬場で勝ち上がってきた強みがある事を考慮しても、

せいぜい3連馬券の3列目に押さえるかどうか?

と言ったところでございましょうか。

 

・タイムマシン

RP指数58.5の新馬戦から、

RP指数55.4の未勝利戦で、

RP指数の変化に対応し、後方から

33秒台の上り最速で勝ち上がってきた馬。

 

全兄のニューポートは、RP指数が低くなる

ペースの変化でパフォーマンスを上げており、

本馬もそのパターンを継承しておることを

既に証明済みでございますな。

 

あとは、活躍馬が皆無の牝系ファミリー出身馬が、

ここで能力的に通用するだけの上積みが期待あるか?

と言うところでございましょう。

 

・モーベット

前走の新馬戦は、7頭立ての小頭数で、

4角最後方から直線だけの競馬で勝ち上がり。

 

上り3Fは33秒8でメンバー最速。

最後は押さえる余裕を見せての完勝でございましたな。

 

父オルフェーヴルの産駒は、短縮ローテが不振で

レースのペースが速くなる変化も嫌う傾向が有りますが・・・

 

牝系ファミリーは、前走よりも速い流れになる

パターンを好む一族で、ペースアップへの対応力は

「有る」と見立てておくのが無難でございましょう。

 

ただ、レースの傾向として、

前走が小頭数だった馬の成績は振るわず、

前走が10頭立て未満だった馬の馬券絡みは、

10年遡ってもゼロでございます。

 

前走頭数別集計

前走頭数 着別度数 勝率 連対率 複勝率
6~ 8頭 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
9~11頭 2- 1- 1- 32/ 36 5.6% 8.3% 11.1%
12~14頭 4- 6- 2- 36/ 48 8.3% 20.8% 25.0%
15~ 4- 3- 7- 61/ 75 5.3% 9.3% 18.7%

集計期間:2009. 9. 6 ~ 2018. 8.26

 

 

まとめ

同距離ローテ・距離短縮ローテからは

・本命サイド:ウーマンズハート

・伏兵候補:タイムマシン

と言ったところでございましょうか。

 

次回は、距離延長ローテの馬から

有力候補を探って参りますれば、

引き続きのお立ち寄りを(*_ _)

 

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