G1菊花賞2023を予想する前に知っておきたい5つのポイント

 

菊花賞が京都に戻って参りました。

 

2013年以降に京都で行われた菊花賞データを元に、

菊花賞予想の重要なポイントについてご紹介させて頂きまする。

 

 

1.圧倒的に内枠が有利

菊花賞が行われる京都3000mは外回りコースになります。

 

スタート地点は3コーナー入り口から200mほど手前で、

高低差約4mの上り坂スタートでございます。

 

3コーナーまでの距離が短いので、外枠に入った馬は、

しょっぱなから外を回らされることになりますな。

 

3000mと言う長丁場で、

コーナーを6回も通過するこのコースでは、

内をロス無く回れる馬と、外を回り続ける馬では、

実走距離に大きな差が出るのは自明の理。

当然内が有利になるのでございます。

 

実際、2013年以降に京都で行われた8回の内

6回は1枠~3枠に入った馬が優勝しております。

 

そして、8枠に入った馬が馬券に絡んだのは、

2015年の1人気リアファル(3着)のみと言う

枠順による有利不利の極端さでございます。

 

8枠に入った馬は大幅な割引が必要。

と考えても差し支えございますまい。

 

この事は、スタート地点の構造以外にも、

コースレイアウトにも大きな原因がございます。

 

つまりそれは・・・

外回りコースの直線入り口が、内回りコースとの

合流ポイントで内側が広くなっている事に加えて、

下り坂で進入する4コーナーの角度がきついため、

外を回る馬は更に外に振られやすくなり、

内側の馬群がばらけやすくなります。

 

その為、内を捌いてショートカットする事で、

一気にポジションを上げられる内枠の馬が有利になる。

という事でございますな。

 

 

 

2.末脚の要求度がハンパないレース

 

京都開催の菊花賞は、

末脚の要求度が非常に高いレースでございます。

 

これは馬場状態や勝ち時計に関係なく、

前走で上り3位以内の末脚を使えていた馬が

3着以内馬24頭中20頭を占めております。

 

菊花賞本番でも、連対馬16頭中

14頭が上り3位以内の末脚を使った馬。

 

基本的には、上り上位の実績がある馬、

特に前走で上り3位以内の末脚を使っていた馬が

馬券の軸にふさわしい実績だと考えております。

 

 

 

 

3.穴馬は「休み明け」から選びたい

 

レース間隔にも一定の傾向が見受けられます。

 

過去8回の京都開催菊花賞3着以内馬24頭の内、

前走から4週目、5週目(中3週~中4週)が19頭。

前走から9週目(中8週)以上の休み明けが5頭。

 

叩きを使ってきた馬の成績が安定しておりますが、

休み明けの馬が穴をあける傾向もあり、軽視は禁物でございますな。

 

特に、前走で古馬を相手に

勝ち負けして来た馬には注意が必要だと考えらます。

 

 

 

4.勝ち時計でコロッと変わる血統傾向

 

京都開催の菊花賞では、勝ち時計によって

血統傾向が大きく変る傾向がございます。

 

勝ち時計が3分5秒未満の速い時計が出る馬場では

母父に米国型血統を持つ「トップスピード強化型」が、

それ以上時計の掛かる馬場では、欧州指向の配合馬が有利になります。

 

 

今年の勝ち時計は・・・?

今回開催の京都芝は、展開次第で

33秒台の上りタイムは出るものの、

全体時計の方は京都としては遅い印象でございますな。

 

良馬場でハイペースになれば、

ある程度の時計が出るかも知れませんが、

通年通りの菊花賞ペースになれば、

良馬場でも3分6秒以上掛かるのでは?

と想像しております。

 

よって、今年は父か母父に欧州型血統を持つ

「欧州指向」の血統馬や、ステイゴールドの血を

持つ馬に有利になると予想致します。

 

 

 

5.新装京都外回りコースの血統傾向

 

もともとディープインパクトの血を持つ馬が

好成績を残しておりましたが、改装後の京都外回りでも

その傾向は健在でございますな。

 

 

ディープ系種牡馬産駒が走るコースでは、

ドゥラメンテ産駒も同等以上に走ります。

 

 

 

今年の注目伏兵・爆穴馬

 

・ドゥレッツァ

ドゥラメンテと、豪州牝系の母との配合馬。

 

この配合は、先週の秋華賞で史上7頭目の

3冠牝馬に輝いたリバティアイランドと同じですな。

 

戦ってきた相手に、特別凄い馬がいた訳ではありませんが、

前走の3勝クラスでは、先行有利な馬場と展開の中、

鞍上の戸崎Jが「可哀想な競馬になって馬に申訳ない」

と言う程に絶望的なポジションから上り最速勝ち。

 

2走前は、逃げ馬が楽なペースで行き、

4角では6馬身以上離れた3番手追走で、

「あー、これは前が止まらんやろなぁ」

と思っていたら、上り32秒7と言う

とんでもない末脚であっさりと差し切り勝ち。

 

とにかく、デビュー戦を除く

4連勝は全て上り最速勝ちの実績馬。

 

関東馬がとにかく馬券にならないレースですが、

この馬の場合は、それを理由に軽視する訳には参りませぬな。

ルメール殿が乗りますし・・・

 

 

・爆穴候補

血統傾向には全くそぐわず、血統屋の拙者が

穴馬推奨するには、いささか抵抗もございますが・・・

 

父の産駒の距離適性は2000mまでで、

決して菊花賞に向く種牡馬ではございません。

 

しかしながら、牝系ファミリーから、菊花賞2着の他、

G1を7勝したテイエムオペラオーが出ている事と、

凱旋門賞馬を出したブラッシンググルーム4×4クロス

保持している事、祖母の父がダービー馬である事、

さらに、大舞台でとんでもない事をやらかしてくれる

リボーの血を4L系統内に持つ事。

父も母父も欧州型血統である事。

 

そして最大の推奨理由は、

これまで戦ってきた相手のレベルが非常に高い事。

 

以上のような理由から、

枠順次第では◎を打つかも・・・

と言うレベルで夢想しております。

 

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