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G1レポート フェブラリーステークス
今週の日曜東京メインレースは
2020年最初のG1レース
フェブラリーステークス【ダ1600m】が
開催されますな。
特別登録が24頭で、除外対象馬が8頭。
よって穴馬探しは木曜想定確認後の事と致しますが、
ここでは過去のフェブラリーSの傾向をザックリと
振り返っておきまする。
東京ダ1600m コースの特徴
まずはコースの特徴から。
芝スタートで、外の方が芝部分の距離が長い為
一般的には「外有利」と言われておりますが・・・
確かに逃げ・先行馬の場合は、
芝の方がダッシュが利きやすく有利ではありますな。
しかし実際には、直線が長いコースの
最上級グレード競走でございますれば、
中団で待機して脚を溜め、直線で弾けるタイプの
差し馬が最も成績が良く、実際のところは8枠は不利。
↓↓↓
フェブラリーS 枠番別集計
枠番 | 総数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1枠 | 19 | 5.3% | 5.3% |
2枠 | 19 | 15.8% | 36.8% |
3枠 | 20 | 0.0% | 25.0% |
4枠 | 20 | 5.0% | 10.0% |
5枠 | 19 | 0.0% | 26.3% |
6枠 | 20 | 10.0% | 15.0% |
7枠 | 20 | 10.0% | 25.0% |
8枠 | 20 | 5.0% | 10.0% |
集計期間:2010. 2.21 ~ 2019. 2.17
このように、フェブラリーSでは
2枠の勝率・複勝率がトップで、
さらにこれを「中団待機」の差し馬に
限定致しますと・・・
↓↓↓
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2枠 | 1- 1- 2- 3/ 7 | 14.3% | 28.6% | 57.1% |
集計期間:2010. 2.21 ~ 2019. 2.17
このように内で脚を溜める差し馬の成績は抜群でございます。
フェブラリーS 勝ち馬の傾向
フェブラリーステークス過去10年の勝ち馬は、
牡馬が9頭とセン馬が1頭で、牝馬は10頭が出走して
レッツゴードンキの5着が最高着順でございます。
そして牡馬の勝ち馬9頭は、全て前走馬体重が
500㌔以上だった馬で、馬格の有る牡馬♂が有利。
軸馬は馬格の有る牡馬から選ぶのがセオリー。
と申しても差し支えございませんでしょう。
血統傾向
フェブラリーステークスの好走血統は・・・
↓↓↓
フェブラリーS 種牡馬系統別集計
種牡馬系統 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
Dサンデー系 | 4- 4- 0-19/27 | 14.8% | 29.6% | 29.6% |
APインディ系 | 1- 3- 2- 9/15 | 6.7% | 26.7% | 40.0% |
フォーティーナイナー系 | 1- 1- 1-10/13 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
ストームバード系 | 1- 0- 2- 7/10 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
ミスプロ系 | 1- 0- 1-17/19 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
Tサンデー系 | 1- 0- 0- 8/ 9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
ニアークティック系 | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
ロベルト系 | 0- 1- 2-11/14 | 0.0% | 7.1% | 21.4% |
キングマンボ系 | 0- 1- 2- 8/11 | 0.0% | 9.1% | 27.3% |
集計期間:2010. 2.21 ~ 2019. 2.17
Dサンデー系が勝ち数ダントツでございますな。
その他の系統では「米国発祥の血統」
いわゆる「米国型」が2位から5位までを独占。
ニアークティック系も米国型でございます。
過去5年のフェブラリーSの勝ち馬5頭は
全て父がDサンデー系か米国型でございました。
また、さらに5頭のうち4頭は母父も米国型。
前走傾向
フェブラリーS過去5年の勝ち馬の前走は
全てJRAの重賞でございますな。
また、5年間の3着以内馬15頭のうち、
13頭は前走JRA重賞だった馬でございます。
脚質傾向
直線が長いコースであるため、
とにかく上り3F順位が上位だった馬が強く、
過去5年で馬券になった全ての馬が
近2走以内に「上がり3Fタイム4位以内」という
実績を持っておりました。
また、前走で逃げていた馬は、
近3走全てで、「逃げて上り3F順位2位以内」という
実績の有ったインティ以外に馬券になった馬はおりませぬ。
前走距離
前走が1400mだった「今回距離延長」になる馬の場合、
過去10年まで遡っても「前走根岸S組」以外は
1頭も馬券になっておりませんな。
前走が根岸S以外の1400mだった馬は
大きく割り引く必要がございましょう。
好走傾向まとめ
以上の事から、フェブラリーステークスの
好走傾向をまとめますれば、以下のような
内容になりまする。
1.馬格の有る(前走500㌔以上)牡馬♂。
2.前走がJRA重賞だった馬。
3.父がDサンデー系か米国型の馬。
特に母父も米国型がベター。
4.近走で上り3Fタイム順位4位以内。
5.1枠・4枠・8枠以外の枠。
6.前走1400mだった馬は根岸Sだった馬。
次回のG1レポート(木曜公開)では、
これらの条件を満たす馬から
今年の穴馬候補を探って参ります。
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