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今年からジャパンカップの優勝賞金が
3億円から4億円にUP致します。
それにつられて?今年は外国馬が6頭エントリー。
一方、日本勢は前走でG1を勝った馬が
1頭も出ておらず、ダービー馬ドウデュース、
天皇賞馬イクイノックスのエントリーも無く、
G1ホースが3頭しか出てこないと言う
少しばかり、淋しいメンバーとなっております。
であれば・・・
今年は外国馬に目を向けてみるべき
ではなかろうかと考えております。
※青文字は外国馬
過去20年間のジャパンカップ(東京開催)で
馬券に絡んだ馬は以下の2頭でございます。
2005年 優勝
・アルカセット
2分22秒1のレコードタイムで勝った英国調教馬。
ちなみに、この年の2着馬は、ハナ差で差し届かなかったハーツクライ。
父:キングマンボ(英・仏マイルG1を3勝)
母父:ニニスキ(ニジンスキー直仔)英国スプリンター
祖母:ネアルコ系×ハイペリオン系
父キングマンボの日本における代表産駒は・・・
NHKマイル・ダービーの変則2冠馬キングカメハメハ
NHKマイル・ジャパンカップ勝ち馬エルコンドルパサー
このように日本の王道G1に非常に適性が高く
キングマンボの孫ロードカナロアもジャパンカップを
2連覇したアーモンドアイを出しております。
2006年 3着
・ウィジャボード(英国調教馬・牝馬)
ディープインパクトの2馬身1/2差3着。
前年にも出走して、アルカセットに0秒3差5着。
G1香港ヴァース(2400m)の勝ち馬であり、
日本と馬場が近い香港や、アメリカの芝G1を
勝っているような馬は、日本でも通用する可能性が
高い事を示す良い見本でございます。
父:ケープクロス(欧州型ダンチヒ系)
母父:欧ハイペリオン系
祖母父:欧ハイペリオン系
ちなみに、ケープクロスは母父として
ダービー馬ロジユニヴァースを出しております。
展開のアヤ、不利などで、
惜しくも3着以内に届かなかった
残念賞を差し上げたい外国馬も
何頭かおりましたので、
以下にご紹介しておきます。
馬券に絡んでいても
不思議はなかった馬達に共通するのは・・・
・日本に親和性の高い系統を父や母父に持っている馬。
・米国BCターフ、香港ヴァースで優勝経験がある馬。
こう言った馬の場合は、
日本の芝に適性が高い可能性がありますので
注意が必要となってましりましょう。
・2009年 3人気4着 コンデュイット
米国のG1BCターフ(芝2400m)を2連覇。
・2004年 14人気4着 ポリシーメイカー
父:サドラーズウェルズ
母父:ロベルト系
祖母:ハビタット系×ブランドフォード系
父も母父も、日本において馴染み深い系統で、
祖母も、ニホンピロウイナー(マイルG1を3勝)を出した
ハビタット系と、種牡馬ノヴェリストなどが出ている
ブランドフォード系の配合馬。
・2013年 13人気5着 ドゥーナデン
G1香港ヴァース(2400m)の優勝馬。
JC参戦時は既に下り坂の7歳でしたが
香港ヴァースを勝った翌年6歳での参戦なら
馬券に絡んだかもしれませんな。
・2021年 8人気5着 グランドグローリー
父は日本でも馴染み深いデインヒル系(ダンチヒ系)で、
ディープインパクトの母父アルザオ(リファール系)の
3×3ニアリークロスを保持しております。
(※ニアリークロス=全兄弟姉妹同士のクロス)
リファールはノーザンダンサー系の中でも
最も日本の芝に対する適性を高める血であり、
スピードの絶対値の引き上げと、直線の加速力、
トップスピードを大幅に強化する作用を持っております。
母父のデイラミは米国のG1
BCターフ(芝2400m)の勝ち馬。
このデイラミの母父ミスワキは
日本の芝に親和性が高い欧州型ミスプロ系の種牡馬で
ジャパンカップ馬マーベラスクラウンの父でもあります。
また、ミスワキは母父としても、
サイレンススズカ(宝塚記念含む重賞5勝)
ザッツザプレンディ(菊花賞馬)、
タイキフォーチュン(NHKマイル)など
数多くの重賞活躍馬を出しております。
そして、祖母の父マキャベリアン(欧ミスプロ系)は、
母系に入ると、日本の高速馬場への適性を引き上げる血。
ジャパンカップ優勝馬シュヴァルグランと、
その姉ヴィルシーナ・妹ヴィブロスの母父で、
種牡馬ヴィクトワールピサの母父でもあります。
今年の外国馬で注目したい馬は、
コチラに書いております。
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