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宝塚記念のレポートもいよいよ大詰め。
今回は穴馬発掘編と言う事で、7人気以下が予想されている馬の中から、拙者の個人的な見解で穴馬候補をピックアップして参ります。
これを読まずに馬券を買ってはなりませぬ(ゲサ)
既に枠中が発表されておりますれば、まずは出走表から。
宝塚記念のラッキーカラーは「ピンク」でございますな。
今年は今週からのBコース替わりで、従来の前週にBコース替わりとは、微妙に傾向が替わる可能性も考えておかねばなりませぬが・・・
1枠・2枠も好走率が高く、当週にBコースに替わる今年は、内枠か、内を走り続けられる先行馬が有利になるかもしれませぬ。
それでは今年の穴馬候補を探しに参りましょう。
8人気予想
宝塚記念に非常に相性の良いステイゴールド産駒。
母父のムトトは英国のG1を3勝し、凱旋門賞でも2着に好走。
欧州年度代表馬に輝いた実績馬でございますな。
祖母の父ケープクロスはダンチヒ系種牡馬で、3頭の欧州年度代表馬を出した名種牡馬でございます。
ただ、日本での直仔には成功例がなく、日本の主流コースや高速馬場には適性が低いようですな。
母父としては、不良馬場のダービーを制したロジユニヴァースを輩出している事も、日本における「非主流」になるような条件への適性の高さを示しております。
このように、血統からはタフな馬場への適性が見込める配合ながら、スティッフィリオ自身の戦績を見ると、極端に重い馬場には適性が低く、やや重めの馬場から、軽い馬場を得意としておりますな。
ただ、レースの流れに関して言えば、タフな展開・ロングスパート戦に強く、宝塚記念のレース質には合っているラップ適性だと考えております。
今日の時点での天気予報では、阪神競馬場付近は週末に微量の降雨が予想されており、極端な重い馬場にはならぬ可能性が高まって参りました。
であれば、先行出来るこの馬にとって、Bコース替りはプラス材料で、前で粘り込むシーンも期待出来ましょう。
父のステイゴールドも、母父ムトトも5歳を過ぎてから本格化しており、前走の天皇賞で初めてG1馬券圏内を達成したことは本格化の兆しとも受け取れます。
昨年の宝塚記念7着のころとは別馬になっておる可能性は十分にございましょう。
10人気予想
キセキと同じく
父ルーラーシップ×母父サンデー系×祖母の父欧州長距離G1血統
と言う配合でございますな。
距離適性を見ても、主流コースの2400mよりも、非根幹距離2200mに高い適性を示しております。
さらに2200mのロングスパート戦に適性が高く、少し重い目の馬場を最も得意としているのも強調材料でございますな。
既に6歳でございますが、セン馬はホルモンの関係で牝馬同様に筋肉の硬化が遅くなるため旬が長く、まだ枯れていない可能性は十分にございましょう。
勝ち負けには加われずとも、3着に紛れ込む事を期待することくらいは許されましょう。
11人気予想
こちらは推し馬と言うより「切ると危険な馬」と言う評価。
母系が米国型の集合体で、宝塚記念に向く血統イメージとはかけ離れておりますが、父のディーププリランテが母父に持つ欧州型ネヴァーベンド系の血が、モズベッロの適性に強く出ておるように思えてなりませぬ。
軽い馬場には適性がなく、重い系の馬場で好走しております。
そして日経賞では6Fに及ぶロングスパート戦(RP指数50)で、直線不利を受けながらも自身の補正タイム指数最高値をマークしております。
能力的に強いメンバーが数頭いるここで通用するとは考えにくい所でございますが、4歳でようやくOPクラス入りした遅咲きタイプの4歳馬。
適性外の距離で惨敗した後の距離短縮で、大きな上積みがあっても驚けません。
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