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例年、中京ダ1800mを舞台に行われる
ダート重賞でございますが、今年はオリンピックの影響による
変則開催のため、京都ダ1800mで代替え開催となりまする。
先週の小倉で開催された愛知杯同様に、
コースが変われば、当然データも変わりますれば、
過去の東海ステークスのデータは無視致しましょう。
コースの大半が平坦部分で、3コーナー手前から高低差
約2mの上り坂となり、3コーナーから4コーナー入り口まで
上った分を一気に下り、4コーナーからゴールまで平坦。
あまり、パワーやスタミナを必要とせず、
むしろスピードとスピードを維持する能力が
強く求められるコースでございますな。
重賞では特に高いスピード能力を求められるため、
血統傾向にも大きな偏りが見受けられるコースでございますな。
ダートにおけるスピード能力が高い
APインディ系種牡馬の産駒が強いコース。
【種牡馬系統別集計(重賞)】
チェック種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
APインディ系 | 2- 2- 1- 4/ 9 | 22.2% | 44.4% | 55.6% |
ヴァイスリージェント系 | 1- 1- 0- 4/ 6 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
キングマンボ系 | 1- 0- 1- 6/ 8 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
ディープ系 | 1- 0- 0- 3/ 4 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
ダンチヒ系 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
Dサンデー系 | 0- 2- 1-18/21 | 0.0% | 9.5% | 14.3% |
ミスプロ系 | 0- 1- 1-15/17 | 0.0% | 5.9% | 11.8% |
Tサンデー系 | 0- 0- 2- 5/ 7 | 0.0% | 0.0% | 28.6% |
集計期間:2014.11. 9 ~ 2019.11. 3
APインディ系はバテると簡単にあきらめる
「根性」とは無縁の血統ではございますが、
下りでスピードに乗り、平坦の直線でスピードを維持する。
という競技は非常に得意な血統でございますな。
また、芝のレースでも高速馬場に強い
米国型ヴァイスリージェント系も人気薄の激走に要注意。
【人気薄が勝ち星を挙げる種牡馬系統】
チェック種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 |
---|---|---|---|---|---|
ストームバード系 | 14- 19- 26- 191/ 250 | 5.6% | 13.2% | 23.6% | 167 |
ヴァイスリージェント系 | 39- 42- 45- 362/ 488 | 8.0% | 16.6% | 25.8% | 116 |
Dサンデー系 | 103- 90- 97- 956/1246 | 8.3% | 15.5% | 23.3% | 110 |
APインディ系 | 35- 31- 31- 279/ 376 | 9.3% | 17.6% | 25.8% | 110 |
集計期間:2014. 1. 5 ~ 2020. 1.19(全クラス)
集計期間中に100回以上の出走が有った種牡馬系統で、
単勝回収値が100円を超す「黒字回収」になっておるのは
上記の4系統のみでございますな。
コースの血統傾向を把握するには、
人気薄で好走する血統を知る事が重要となりまする。
要するに、力上位の人気馬を負かせるほど
このコースが合っておるのが上記の4系統。
という事でございますな。
2020年 1月26日(日) 1回京都9日目 18頭
【11R】 第37回東海テレビ杯東海S
4歳以上・オープン・G2(別定)(国際)(指定) ダート1800m
馬名 | 性齢 | 斤量 | 父 | ||
---|---|---|---|---|---|
アイファーイチオー | 牡6 | 56 | シニスターミニスター | ||
アナザートゥルース | セ6 | 56 | アイルハヴアナザー | ||
アングライフェン | 牡8 | 56 | ステイゴールド | ||
インティ | 牡6 | 58 | ケイムホーム | ||
エアアルマス | 牡5 | 56 | Majestic Warrior | ||
キングズガード | 牡9 | 56 | シニスターミニスター | ||
クロスケ | 牡5 | 56 | キャプテントゥーレ | ||
コスモカナディアン | 牡7 | 56 | ロージズインメイ | ||
コマビショウ | 牡5 | 56 | エンパイアメーカー | ||
スマハマ | 牡5 | 56 | ネオユニヴァース | ||
ヒストリーメイカー | 牡6 | 56 | エンパイアメーカー | ||
ヒロブレイブ | 牡7 | 56 | カジノドライヴ | ||
ビルジキール | 牡4 | 55 | キングヘイロー | ||
マイネルクラース | 牡6 | 56 | ステイゴールド | ||
メイショウウタゲ | 牡9 | 56 | プリサイスエンド | ||
モズアトラクション | 牡6 | 56 | ジャングルポケット | ||
ロードアルペジオ | 牡7 | 56 | キングカメハメハ | ||
ヴェンジェンス | 牡7 | 56 | カジノドライヴ |
馬名が赤文字になっておるのが「コースの穴血統」該当馬
※クロスケは回避の見通し。
昨年の当コースG3「みやこS」でも
3頭しか出走していなかったAPインディ系のワンツーで
馬連198倍の万馬券決着でございました。
キングズガードとヴェンジェンスは、
昨年のG3みやこステークスで馬連198倍を演出。
キングズガードは今年9歳ではございますが、
昨年暮れのG1チャンピオンズカップで差の無い5着。
まだ見限れぬところでございましょう。
拙者が密かに期待を寄せるのは、
恐らく2桁人気となるであろうヒロブレイブ。
未だ騎手が決まっておらず、出走するかどうか?
ではございますが・・・
APインディ系カジノドライブ産駒で、
米国型ヴァイスリージェントの血をクロスで保持。
もともと京都ダ1800mは得意コースであるにもかかわらず、
何故か17年10月に3勝クラスで3着に好走して以来
15戦ぶりの得意コースへの出走登録でございまする。
「前走1400m→今回京都ダ1800m」
この距離延長ローテでは3戦して複勝率100%
指数的には現状足りない存在ながら、
その指数は得意コースを走っていない指数。
変わり身には警戒が必要でございましょう。
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