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「G1宝塚記念2022」登録馬と上位人気馬の不安材料

 

来週の開催なので、少し気が早いですが・・・

グランプリという事で、色々と楽しめればと思います。

 

 

 

 

 

まずは、ファン投票の結果からご紹介しておきまする。

 

 

宝塚記念ファン投票結果

 

 

天皇賞春の勝ち方が圧巻だった事で、

タイトルホルダーがファン投票1位となりました。

 

ちなみに・・・

過去10年間のファン投票1位馬で

優勝したのは3頭だけでございますな。

 

 

あと、ちょっと笑ってしまいましたが

マカヒキって、すたれない人気者でございますな。

 

 

 

 

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非常に精密で、昨年は全G1レースの半分以上を

評価点数順位1位馬から5位馬の5頭ボックス

10点で3連複を的中出来ております。

 

 

 

今年のダービーでも

1着 評価点数2位 ドウデュース

2着 評価点数3位 イクイノックス

3着 評価点数1位 アスクビクターモア

というように、EZWIN総合評価点数

上位3頭で決着しておりました。

 

 

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宝塚記念2022 特別登録馬

 

※出走表はnetkeiba.comさまより拝借(*_ _)

 

 

 

 

 

上位人気馬の死角

 

宝塚記念は、多頭数開催になると

波乱傾向が強くなるようでございますな。

 

その原因の最も大きなものは

「展開・ペース」

にあるものと理解しております。

 

 

出走頭数が15頭以上になると、

必ずと言っても差し支えない程に、

レースは「持続ラップ~消耗戦ラップ」で

流れるために、持久力を問われる事になります。

 

 

そうなりますと、

「道中で脚を温存して長い直線で末脚比べ」

という日本の主流条件に強い上位人気馬が、

能力を発揮出来ずに直線で伸びあぐねる事となり、

非主流条件に向く血統と適性を持つ

人気薄の馬達にチャンスが訪れます。

 

 

ちなみに、過去10年間で、

出走頭数が15頭を超えたのは5回。

 

その5回の人気傾向が下の表でございます。

 

 

 

15頭立て~18頭立ての人気別成績表

 

 

ご覧の通り、3着以内馬の2/3にあたる10頭が

6人気以下で、その半分を2桁人気馬が占めております。

 

 

今年は20頭が特別登録しており、

恐らくはフルゲート(18頭立て)での開催となりそう。

 

さらに、メンバーにハイペースで逃げる

「パンサラッサ」の名前がございますので、

ハイペースの消耗戦を想定すべきでございましょう。

 

 

となれば、波乱を前提に予想を組み立てるのが

合理的であり、何より楽しみな事でございます。

 

 

という事で・・・

本日は上位人気馬の不安材料について、

少々お話をして参りまする。

 

 

 

ファン投票1位 タイトルホルダーの不安材料

 

本馬は血統的には死角らしい死角は見受けられませぬ。

 

父ドゥラメンテの産駒は、

勝率33%、複勝率67%の

阪神芝2200m巧者でございます。

 

また、母父にサドラーズウェルズの血を持っており、

これは持久力を問われるレースに非常に向く血統。

 

 

ドゥラメンテの父であるキングカメハメハは、

宝塚記念の好走種牡馬でもございますれば、

血統からは「買うべし」となってしまいます。

 

 

しかし、重大な問題は

「タイトルホルダーの個性」にございます。

 

 

本馬は典型的な逃げ馬気質で、

最初から最終コーナーまで先頭を走れたレースは

全て勝っており、前走の天皇賞春も初角から先頭で

レースを運び、2着ディープボンドに大差勝ちを

収めるほどの強さを見せてくれました。

 

 

しかし、道中で1度も先頭に立てなかったレースでは

全て馬券圏外に消えておるのでございます。

 

 

そして今年は、タイトルホルダーよりも

テン3Fタイムが速い逃げ馬のパンサラッサと

アフリカンゴールドの存在がございます。

 

 

この2頭を相手に逃げるのは、

相当にハードルが高いものと考えられ、

今回は黄色信号が点滅しておるように

拙者には映るのでございます。

 

 

 

 

ファン投票2位 エフフォーリアの不安材料

 

父のエピファネイアは、

阪神芝2200mにおいて未勝利の種牡馬でございます。

 

産駒は当コースに、のべ20頭が出走して

2着2回、3着2回と複勝率は20%と

意外なレベルの低さを見せております。

 

とは言え、非根幹距離の有馬記念を勝っており、

エピファネイア産駒だから。と言うだけで

不安材料とは申せません。

 

 

本馬の場合、馬に走る気があるかどうか?

 

これに尽きるのだと、

大阪杯を見て以来考えております。

 

 

拙者の悪友に馬喰(ばくろう=プロ馬券師)が

一人おりまして、彼は調教映像だけで

馬券を購入する馬を決めるという手法で

飯を食っている不届き千万な男でございます。

 

その彼が、大阪杯の時に

「エフフォーリアは今回一銭もいらんで」

と申しておりました。

(拙者は重い印を打ちましたが・・・(;・∀・))

 

 

そして、宝塚記念の

2週前追切り映像を見た彼は・・・

「あちゃ~」と申しておりました。

 

1週前追い切りと、最終追い切りで

どこまで馬の「走る気持ち」が高まるか?

 

 

馬喰のエフフォーリア調教判定は、

レース当日のEZWIN予想でお伝え致します。

 

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3人気想定 ディープボンドの不安材料

 

ちまたでは、

「キズナ産駒は非根幹距離が得意」

と言われておりますが、阪神芝2200mにおいては、

牡馬と牝馬でその成績に雲泥の差がございます。

↓↓↓

 

 

だからと言って、父の適性だけで

不安材料とまでは申しませぬが・・・

 

 

拙者が感じる不安は、本馬の距離適性でございます。

 

3歳春までは、2200mでも勝てておりましたが、

古馬になり、充実期を迎えると、長距離適性に

磨きがかかり、2200m以下は短い可能性が

考えられるのではないかと感じております。

 

下の表は、ディープボンド3歳秋以降の

距離別着度数表でございます。

↓↓↓

 

サンプル数は少ないものの、

距離は延びるほどプラスになる

イメージの成績となっております。

 

 

これは、加齢とともに出て来る

「ズブさ」によるものと考えられます。

 

つまり、ゆったりした追走ペースなら、

置いてけぼりを食わずについて行けるのですが、

流れが速くなるとついて行けずに

本来のポジションからの競馬が出来なくなる。

という事でございますな。

 

 

レースを見ていても、

鞍上が押しても押しても反応が遅く、

仕掛けどころに難しさが出て来ている

と言うように映ります。

 

 

その上、ズブさが出て来た彼にとって

今回の距離短縮による最大の難関は、

前半3F(600m)のペースの差でございます。

 

2走前に経験した「阪神大賞典」の前半3Fタイムは37秒6。

前走の「天皇賞春」は前半3Fタイムが36秒5。

 

どちらもゆったりした流れでありますが・・・

 

前半の流れが、わずか1秒1速く流れるだけでも、

思う様には仕掛けられず、決して能力的に大きな差が

ある訳ではないタイトルホルダーに大差で負けておりました。

 

 

そして今回の宝塚記念では、

恐らく前半3Fタイムが35秒未満となりましょう。

 

という事は、天皇賞よりも更に前半3Fタイムが

2秒前後は速くなるものと考えられます。

 

古馬になってから、国内で勝ったレースは

2鞍とも「前半3F37秒台」のレースだった彼の

最大の敵は、「前走比5F(1000m)の距離短縮」

なのではないかと愚考致しております。

 

 

 

 

 

上位人気馬に席を譲られるのはこんな馬

 

宝塚記念で好走するという事は、

日本の「非主流条件」で力を出せる

という事でもあります。

 

 

つまり、日本とは馬場の造りも

レース運びも全く異なる「海外のG1」で

好走実績が有る馬は、日本の非主流条件にも

高い適性を持つ可能性が高いという事になります。

 

 

実際、近年の宝塚記念では、ドバイ帰りの

帰国初戦組が良く馬券になっております。

 

 

また、2018年に10人気で2着に激走した

香港馬のワーザーなども、香港の2000mG1で

活躍していた馬でございました。

 

 

拙者が楽しみにしている馬は

コチラに馬名を書いております。

↓↓↓


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