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G1優駿牝馬(オークス)2021上位人気想定馬の血統評価

前回のG1優駿牝馬(オークス)レポートでは、

馬場状態と血統の関連性/前走距離による好走率の傾向

についてお話をして参りました。

前回のレポートはコチラ

↓↓↓

G1優駿牝馬(オークス)2021レポート/馬場と血統/前走傾向

今回のレポートでは優駿牝馬2021で、

上位人気に支持されそうな馬について、

血統診断をして参りまする。

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12番トゥラヴェスーラ(10人気)が2着に激走。

3着には、ブログ内のレポート推奨穴馬

カイザーミノル(8人気)が入線しておりました。

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G1優駿牝馬(オークス)出走登録馬と予想人気

出走表はnetkeiba .comさまより拝借(*_ _)

「☑」が付いている馬は、

除外又は抽選対象になる

可能性が高い馬です。

1人気想定 ソダシ

父が米国型ヴァイスリージェント系クロフネ。

母父はダービー馬のキングカメハメハ(欧キングマンボ系)

祖母の父はサンデーサイレンスという配合。

クロフネの血は、芝の高速馬場を好む傾向が有り、

ソダシ自身2度のレコード勝ちの実績馬でございますな。

牝系はダート実績の目立つファミリーですが、

母の全弟にあたるシロニイは、今年のG2阪神大賞典

(3000m)で4着に好走し、アリストテレスに

先着しておりました。

また、東京芝2400mの準OP(3勝クラス)

六社特別(稍重)では、グロンディオーズに

0秒1差の2着に好走しておりますな。

そしてさらに、ファミリーにはG2チューリップ賞勝ち馬で、

G3ファンタジーSをレコード勝ちしたメイケイエールもおり、

芝でのスピード能力も、しっかりと受け継がれている

ファミリーであることが見て取れます。

ソダシは、血統と牝系から考えますと、

高速馬場の方がより高いパフォーマンスを期待出来そうですが、

水田のような馬場にならなければ、2400mを

走れるスタミナも持っている可能性は高いと思われます。

近年のオークス優勝馬の傾向として、

3連勝以上の連勝経験がある馬が5年連続で

優勝しております。

また、過去10年の優勝馬10頭中、

7頭が「前走桜花賞」だった馬で、

2016年以降1人気が5連勝中という

データもソダシを軽視してはいけないと

拙者にささやいて参るのでございます( ̄▽ ̄;

2人気想定 アカイトリノムスメ

父のディープインパクトは、過去10年のオークスで

4勝を含む8頭の連対馬を送り出す「オークスのリーディングサイアー」

母のアパパネは、3冠牝馬でございますな。

前走の桜花賞は、初めての関西遠征で、

桜花賞で消える関東馬の典型的なパターンに

該当しておりました。

そこで4着なら、地力の高さを証明したと申せましょう。

ただ・・・

オークスで馬券に絡んだディープインパクト産駒の

母父馬は、殆どが大系統ノーザンダンサー系でございました。

優勝馬に限れば4頭全てが母父ノーザンダンサー系で、

2着馬4頭の内、3頭についても母父が大系統

ノーザンダンサー系でございました。

それに比べて、母父が大系統ミスプロ系の

ディープインパクト産駒は成績不振でございますな。

↓↓↓

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
0- 1- 1-12/14 0.0% 7.1% 14.3% 0 21

集計期間:2011. 5.22 ~ 2020. 5.24

さらにもう一つ、ネガティブなデータがございます・・・

↓↓↓

ディープインパクト産駒/前走桜花賞着順別集計

桜花賞着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1着 1- 1- 0- 2/ 4 25.0% 50.0% 50.0%
前走2着 1- 1- 1- 1/ 4 25.0% 50.0% 75.0%
前走3着 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
前走4着 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
前走5着 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9着 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0%
前走10着~ 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0%

集計期間:2011. 5.22 ~ 2020. 5.24

ご覧の通り、桜花賞で3着以下に負けていた

ディープインパクト産駒は、過去10年のオークスにおいて

1頭も馬券になっておらぬのでございます。

母父の系統が、オークスに相性の悪い

「大系統ミスプロ系」で、桜花賞4着・・・

3冠牝馬である母アパパネの「七光り」で、過剰人気はほぼ確実。

であるならば「軽視して妙」と拙者は考えておりまする。

3人気想定 ユーバーレーベン

父ゴールドシップの現役時代は、非根幹距離や小回りコースに

高い適性を示しており、東京2400mとは真逆の適性という

イメージでございますが・・・

産駒は以外にも東京2400m巧者でございます。

↓↓↓

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1- 4- 5- 17/ 27 3.7% 18.5% 37.0% 8 139

集計期間:2018. 1.27 ~ 2021. 5.16

これをさらに牝馬に限定致しますと・・・

↓↓↓

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1- 1- 2- 4/ 8 12.5% 25.0% 50.0% 30 163

集計期間:2018. 1.27 ~ 2021. 5.16
限定条件:牝馬のみ

このようになかなかのコース巧者ぶりでございます。

昨年のオークスでも同産駒の13人気

ウインマイティが3着に激走しておりました。

前回のレポートでもお伝え致しましたが、

オークスの好走血統傾向は、超高速馬場以外では

欧州指向の血統構成であることが必須とも言える

強固な血統傾向でございます。

父のゴールドシップは、欧州馬場に適性の高い

ステイゴールドと、欧州のスタミナ血統である

トゥルビヨン系メジロマックイーンの配合でございます。

そして、ユーバーレーベンは祖母の父である

欧州ロベルト系ブライアンズタイムからも

スタミナの補完を受けておると考えられますな。

その観点から申しますれば、距離は延びるほど良い血統構成であり、

前走が2000mと言うのもオークスにおける好走ローテでございます。

キャリア6戦中3戦で上り最速をマークしており、

上り2位が2戦、上り3位が1戦という末脚自慢でもあり、

雨の影響が残るような馬場になれば、先行馬は脚が続かず、

差し・追込み決着も十分に考えられます。

近3走は3着続きですが、距離が延びる事が

本領発揮の起爆剤になるやも知れませんな。

鞍上が継続騎乗と言うのも、オークスでは強みですな。

↓↓↓

前走騎手 総数 データ数 1着数 3内数
◆同騎手 115 64.6% 90.0% 80.0%

前走騎手 総数 データ数 1着数 3内数
◆乗替り 63 35.4% 10.0% 20.0%

集計期間:2011. 5.22 ~ 2020. 5.24

このように、継続騎乗ではデータ数を大きく上回る

成績を残しており、乗り替りは多少なりとも割引材料と

考えてもよろしかろうと存じまする。

ただ・・・

オークスはレース間隔が中4週から中7週のローテが強く、

中3週以内のローテからは勝ち馬は出ておりません。

単穴▲か、連下△筆頭のいずれか。

といったところでしょうか。

優駿牝馬2021本命候補

ディープの血と大系統ノーザンダンサー系の血を両親に持つ

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馬名はコチラから確認出来ます。

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前回のレポートはコチラ

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G1優駿牝馬(オークス)2021レポート/馬場と血統/前走傾向

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