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先週の新馬戦を振り返り、
どの馬が最も強い競馬をしたのか?
について検証を進めて参りたく存じまする。
この日の新馬戦は、芝1鞍・ダ2鞍の計3鞍。
ダートの新馬戦は今年初めてとなりますな。
函館芝1000mは、新馬戦専用コース。
一連の禁止薬物騒動で、3頭が除外され9頭立て開催。
勝ち馬の⑧ブルーパピヨンの血統
父 マツリダゴッホ(Pサンデー系)
母父 ヘクタープロテクター(米ミスプロ系)
母母父 欧州ノーザンD系(ニジンスキー系)
レースは1000mという短距離ながら、
1F(200m)ごとのラップタイム(区間タイム)が
11秒台を割り込む事のないスローペースで、
ブルーパピヨンは、2番手追走からの押し切り勝ち。
時計は、クラス平均±0で良馬場とすればさほど
速いタイムではございませんでしたな。
今週より、馬場状態や芝・ダートに関わりなく
共通の物差しとして使える「新加速指数」を採用します。
下の表がそれを一覧にしたものでございます。
↓↓↓
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
15函館5R | 1着 | ブルーパピヨン | 53.3 | 95.3 | 81.9 |
芝1000 | 2着 | アーマーバローズ | 95.6 | 80.3 | |
良 | 3着 | アポロセイラン | 95.6 | 79.3 |
展開指数というのは、レース全体としての流れを示すもので、
完全な平坦ラップのミドルペースの場合「50.0」という
数値になり、前半より後半のラップタイムが速いレースでは
この展開指数の数値が大きくなります。
例えば、ドスローから、ラスト3Fで
ドッカンターボの加速勝負となったようなレースの場合
展開指数は60を超えて参ります。
また逆に、超ハイペースで流れ、ラスト3Fで
全馬がバテバテになっていたようなレースでは、
展開指数は40に限りなく近づいて参ります。
これを記録する事で、どんな展開・流れのレースで
高いパフォーマンスが発揮出来ていたのかがひと目で
判断できるようになります。
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
15函館5R | 1着 | ブルーパピヨン | 53.3 | 95.3 | 81.9 |
芝1000 | 2着 | アーマーバローズ | 95.6 | 80.3 | |
良 | 3着 | アポロセイラン | 95.6 | 79.3 |
加速指数は、決着タイムのレベルを無視した
単純な加速力を示す指数で、勝負所でどれだけ
頑張れていたかを示す指標となります。
言い換えますと「底力指数」とも申せましょう。
また、共通指数は、レースの決着タイムに
ペースや馬場状態を考慮して補正をかけた決着タイムを
基準に、算定しなおした加速指数で、クラス間の格差が
この指数には反映されて参ります。
つまり、昇級戦や格上げ戦で通用するかどうか?
というような判定をする際に参考になるように
考えて算出した「加速指数」という事になります。
勿論、今週のG1宝塚記念でも、この共通指数を
公開致しますれば、どうぞお見逃しなく。
今年最初のダート新馬戦。
この時期は、ダートに適性が有りそうな馬だけでなく、
脚元に不安があって、芝に使いたくない陣営が、
経験値を稼がせるために使ってくるケースも多く、
予想は困難かつ面白いものでございますなぁ。
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勝ったジェネティクスは、
近親にG3ユニコーンS(東京ダ1600)を勝った
ユビキタスが居る牝系出身の馬でございますな。
父評価・配合評価ともにBランクと高く、母も祖母も
新馬戦を勝っておる新馬戦向きの母系。
さらに、調教も「併せ先着」+「加速ラップ」
+「1週前好時計」という出来上がった状態で、
鞍上に新馬戦のプロフェッショナル「川田殿」
勝つためのお膳立てが完璧に整っておりました。
また能力も高く、やや速い流れのペースで逃げ、
それでも上り最速で押し切ってしまいましたな。
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
15阪神5R | 1着 | ジェネティクス | 48.9 | 101.6 | 92.4 |
ダ1200 | 2着 | アウトウッズ | 99.7 | 86.7 | |
重 | 3着 | フルデプスリーダー | 99.6 | 84.7 |
このレースは非常にレベルが高く、
3着馬が普通に新馬戦を勝てるだけの共通指数をマーク。
ジェネティクスは、昇級戦でも壁は無し。
アウトウッズとフルデプスリーダーの2頭は、
次は余程の相手が来ない限り、勝ち負けになりましょう。
勝った③ヴィンカマヨールは、
伯父に米国の大種牡馬Tapitが居る
物凄い家系のお坊ちゃまでございますな。
血統は、
父 Dサンデー系ゴールドアリュール
母父 APインディ系
母母父 米ミスプロ・ファピアノ系
というダートに特化したような配合で、
母系の底には持続力強化血統のニジンスキー系。
スタートひと息で、後方2番手からの競馬ながらも、
4角では8番手まで浮上し、大外ブン回しでも
上り最速で2着に2馬身差の完勝でございましたな。
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
15東京5R | 1着 | ヴィンカマヨール | 48.9 | 104.1 | 90.6 |
ダ1400 | 2着 | エストラード | 102.1 | 85.7 | |
不良 | 3着 | フジヤマテソーロ | 103.8 | 84.1 |
ヴィンカマヨールは、次走昇級戦でも期待出来ますな。
不良馬場と言う特殊な馬場での結果だけに、
良馬場でのレースになると果たしてどうか?
ではございますが、2・3着馬も次走は楽勝では。
日曜日の新馬戦は全て芝のレースで、
3場合わせて4鞍が開催されました。
新種牡馬ワールドエース産駒のオータムレッドが1着。
キズナ産駒のビアンフェが2着と言う結果でございました。
ワールドエース自身はG1未勝利の種牡馬。
母はドイツオークス3着馬で、伯父にはヨーロッパの
G1で3勝2着2回というマンデュロがいる牝系。
ドイツ牝系は貴重な血統でもあり、
質の高さも評価されての種牡馬入りではないかと
拙者は勝手に思い込んどりますが・・・
やはり種牡馬は牝系が産駒成績に大きな影響を
及ぼすものなのだと、改めて認識させられる結果でございました。
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
16函館5R | 1着 | オータムレッド | 51.4 | 98.9 | 85 |
芝1200 | 2着 | ビアンフェ | 98.5 | 84.7 | |
稍重 | 3着 | ヴァクストゥーム | 97.4 | 81.8 |
勝ったのは、近親も血統も若干地味系の
タートルボウル産駒⑪エールヴィオレ。
新馬戦注目馬のコーナーで「一発に警戒」
と評価しましたが、勝つとまでは思いませなんだ。
単勝買っとかなアカンやん・・・( ̄▽ ̄;
拙者、やはり馬券ダメですな・・・
地味系が勝つだけあって、稍重を差し引いても
勝ち時計も若干地味系でございました。
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
16阪神5R | 1着 | エールヴィオレ | 50.6 | 100.2 | 85.2 |
芝1600外 | 2着 | ベッラヴォルタ | 98.4 | 80.7 | |
稍重 | 3着 | チェルヴィーノ | 99.2 | 79.4 |
クルーガー(G2マイラーズC)の全弟サクセッションが、
単勝1.9倍に応えて完勝でございましたが・・・
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
16東京5R | 1着 | サクセッション | 53.9 | 96.4 | 81.9 |
芝1600 | 2着 | グレイトホーン | 94.5 | 78.4 | |
重 | 3着 | ゴールデンエポック | 94.7 | 73.9 |
このように、加速指数的には少々
レベルの低いレースでございましたな。
勝ち馬トライフォーリアルは
新種牡馬リアルインパクト産駒で、母の全妹は
ステファノスのお母さんですな。
加速指数・共通指数ともに水準以上で、
血統背景からも重賞で通用しそうな印象でございますな。
開催 | 着順 | 馬名 | 展開指数 | 加速指数 | 共通指数 |
16東京6R | 1着 | トライフォーリアル | 49.9 | 102.9 | 87.4 |
芝1400 | 2着 | ルドラクシャ | 99.8 | 82.8 | |
重 | 3着 | ロードファビュラス | 101.5 | 82.2 |
先週行われた芝の新馬戦では、
トライフォーリアルの加速指数が最高値。
新馬戦でタイトな流れのレースを経験し、
優勝できたことは大きな収穫でありましょう。
血統からは、重馬場よりも
軽い高速馬場でこその配合と考えられますれば、
次走以降どれ程の加速指数を出してくれるのか
今から大いに楽しみでございますな。
さて、明日の夜は、今週土曜日の新馬戦を
分析して参りますれば、またのお越しを(*_ _)
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