先週の重賞予想は、人気薄の本命が勝って
消した馬に来られるキルクルの法則炸裂!
特に、京王杯2歳Sでは、3連複10万馬券が
指の間をすり抜ける悶絶もののレースとなりました。
それでは、先週の重賞回顧と
次走注目馬についてお話を進めて参りまする。
多頭数開催の京王杯2歳Sでは、
先行力が非常に重要となります。
また、揉まれにくい外枠有利の傾向が強く、
狙いの中心は、真ん中より外の枠に入った前走先行馬
というのが予想のセオリーとなるのではないかと考えます。
もうひとつ、重要だと考えられるデータが、
牡馬と牝馬の成績格差が非常に大きく、
過去10年の勝ち馬は全て牡馬で、2着馬も
8頭が牡馬でございました。
評価点数1位・2位の18番と16番は、
どちらも牝系が短距離指向が強く、距離延長がどうか?
特に16番のスピードオブライトは、
全姉のサラドリームが新潟千直が主戦場と言う
「超スプリンター」で、牝馬である事と、
距離延長である事の2点から無印と致します。
◎10番オオバンブルマイ
父:ディクストリーキャット(米国型ND系)
母父:ディープインパクト
ディクストリーキャット産駒は、ダートの方が良く走りますが、
母父にディープインパクトを持たせると完全な芝馬になります。
特に米国型ノーザンダンサー系の種牡馬産駒は、
2歳から3歳春の芝短距離戦(1600m以下)で
穴をあける傾向もあります。
京王杯ニックス配合ではありませんが、
米国型とサンデー系の配合と言う点では、
今年の牡馬の中で次善の配合であると考えます。
また、本馬の牝系ファミリーは2歳重賞に強く、
叔父のビアンフェは函館2歳Sを勝ち、このレースで連対。
母の全姉ブランボヌールは函館2歳Sを勝ち、
当レースと同時期開催の2歳重賞ファンタジーSで
3着しておりました。
▲4番ペースセッティング
母ジェットセッティングはアイルランドの桜花賞
G1愛1000ギニーの優勝馬。
父の産駒は日本には3頭しか登録が無く、
既走馬は本馬しかおりませんので、データは皆無ですが、
父の父オアシスドリームは、英国のスプリントG1を3勝。
父も母父もダンチヒ系という配合で、持続力とタフさ、
早熟性をとことん強調された配合を持つ逃げ馬(多分)
このメンバーでは、テンの持ち時計が群を抜いており、
他馬が切れ味を活かす事が出来ない消耗戦に
持ち込むような競馬をさせればアタマまであっても。
前半3F:34秒6
後半3F:34秒5
前後半3Fのラップタイム差が
「-0秒1」というミドルペースで展開し、
逃げた11人気が2着に残るような
前残りの競馬となりました。
▲4番ペースセッティングは、今回逃げずに
抑える競馬を覚えさせようとしていたのか、
向こう正面で、行きたがる馬と鞍上が喧嘩状態。
この馬は、直線のトップスピード争いで
サンデー系を持つ馬に勝てるような
配合では無く、ハイペースで逃げて
後続に脚を溜めさせない競馬でこその配合。
次走以降、マイル以下のレースで、
陣営のコメントに逃げる事を匂わせる
ような機会があれば、改めて狙いたいと思います。
・エナジーチャイム
今回は距離短縮によるペースの早さに戸惑ったのか、
後方2番目からの競馬となり、上り3F最速をマークしつつ
完全に脚を余した負け方になりました。
エピファネイア×キングマンボ系の配合馬は、
同距離ローテで安定して走り、距離延長で
穴をあける傾向がございます。
今回の敗戦によって、次走の重賞では
おそらく人気にならぬと思われますので、
阪神JFか、年明けのフェアリーSあたりに
出走が叶うようなら狙ってみたいと思いまする。
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相当スカタンな予想となりました(*_ _)
評価点数2位の5番ブトンドールは、
牝系ファミリーがダートの短距離戦専門の一族。
さらに、父がスプリント種牡馬のビッグアーサーで、
今回の距離延長ローテは、非常に買いたくない材料。
よってここでは恐れながらの無印です。
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2着に来ました(*_ _)
10人気の低評価をあざ笑うかのような
鮮やかな逃げ切り完勝を収めたリバーラ。
キンシャサノキセキ産駒はコースの要注意血統。
母父のストーミーアトランティックは
米国のストームキャット後継種牡馬の1頭で、
小倉2歳SやファルコンSで活躍した
アサクサゲンキの父であります。
そして、祖母の父は
欧州型ブラッシンググルーム系ラーイで、
これは1600m以下の消耗戦への耐性を
強化する血でございますな。
つまり、母系からスピードの持続力と
タフな流れの短距離戦に対する持久力を
補完された配合の馬という事になります。
で、何で無印やったん?・・・
それは、持続力や持久力が活きるような
消耗戦にはならなさそうなメンバーだと
思い込んでいたからでございます(*_ _)
決して「全く見てなかった」
ということではございませぬ(*_ _)ほんとに
◎7番ブレークアップ
父:ノヴェリスト(ドイツのダービー血統)
母父:クロフネ(米ヴァイスリージェント系)
アルゼンチン共和国杯は、前走3勝クラスを
上り3位以内で勝ち上がってきた馬の複勝率が
71%もある「上り馬レース」でございます。
また、本馬は中山2500mで4着以下に負けた事が無く、
父がドイツの血統であることを考えれば、広く直線が長い
東京2500mの方が、はるかに向いておりましょう。
そして、今の高速上りが出る馬場なら、
母父クロフネの高速馬場適性が、
存分に生きるであろうと考えます。
前半3F:35秒9
後半3F:34秒9
後半の5Fからペースが上がり
ラスト1Fまで11秒台後半のラップタイムが続く
持続型のスローペースと言った展開でありました。
3連複フォーメーションで
点数を削ろうとして、事もあろうに
▲ヒートオンビートを3列目に入れてしまったので
みすみす万馬券を取り逃がすと言う間抜けぶり(*_ _)
・カントル
ダービー馬ワグネリアンの全弟で、
基本的には直線が長いコースの根幹距離が合っていそう。
短距離馬だったブロードアピールの牝系なので、
距離ローテは短縮ローテが理想的ではないかと思います。
と言う事で、来月の中京で行われる
G3中日新聞杯(芝2000m)あたりに
出てくれば、相手次第でアタマまでありそうですな。
メイショウフンジンが逃げて消耗戦になる。
と言う前提で予想しましたが・・・
逃げたのはウィリアムバローズで、
ペースはミドルペース・・・
メイショウフンジンが番手に控えた時点で
今年のみやこSは終わっておりました(*_ _)
前半3F:37秒3
後半3F:37秒4
前後半のラップタイム差がほぼ0の
ミドルペースとなり、差し追込み馬が
遺憾なく末脚を発揮できるレースとなりました。
・ウィリアムバローズ
今回はハンパなペースで逃げて、
番手からは終始つつかれ並ばれ、
挙句に脚をしっかりと溜める事が出来た
後続の餌食と相成りました。
この敗戦は明らかに鞍上の乗りヘグリで、
次走以降、この馬をよく理解できている
三浦騎手に乗り替われば、巻き返してくれましょう。
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今週は拙者が大好きな非根幹距離G1
エリザベス女王杯が行われます。
今年も阪神内回りコースでの開催なので、
外回りの京都開催よりも、非根幹・非主流条件への
適性が強く求められる事になりましょう。
今から週末が待ち遠しいですなぁ。
今週の土曜日(12日)23:59までに
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G1エリザベス女王杯「最終結論ezwin予想」を
プレゼントさせて頂きます。
※予想の配信はレース当日の午前9時頃の予定です
牡馬と牝馬で血統傾向がコロッと変わるのも
このコースで行われるG1の醍醐味でございます。
また、日曜の阪神競馬場は、
雨の予報が出ておりますので、
「より非主流」の血統馬である事が
大きなポイントとなるやも知れませぬ。
そして・・・
極めてオカルトチックなお話で
誠に恐縮ではございますが・・・
英国のエリザベス女王がお隠れになった
この年に、英国馬が1頭参戦して参ります。
・マジカルラグーン
まぁ、あながち
オカルト根拠が全てと言う訳でもなく
雨が降れば侮れない血統構成を持つ馬ですな。
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父:欧州サドラーズ系ガリレオ
母父:欧州ニジンスキー系
祖母の父:欧州型ノーザンダンサー系ナイトシフト
このように、コッテコテの欧州血統馬ですが、
日本でも実績のある種牡馬ノヴェリストの
半妹にあたる良血馬でございます。
ちなみに・・・
先週のアルゼンチン共和国杯勝ち馬の
父はノヴェリストでございました。
内回りの非根幹距離で雨馬場・・・
そしてエリザベス女王ゆかりの国から
エリザベス女王杯に参戦・・・
舞台設定としては完ぺきではございませぬか?w
今回は牝馬限定戦でございますので、
阪神2200mで期待すべき血統は、
「ディープインパクト」の血を持つ馬。
中でも、父か母父が「欧州血統」
である馬に注目したいと思います。
昨年は、
父:キズナ / 母父:欧州血統
という配合馬が2頭しか出ておりませんでしたが
その2頭の1着(10人気)・2着(7人気)
と言う結果となり、馬連が5万馬券、
3連複は28万馬券の大波乱でした。
(3連単は340万馬券)
その昨年の勝ち馬アカイイトが
今年も出走して参りますので、
当然ながら馬券対象候補上位となりますが・・・
もう一頭注目しているのは、
非根幹距離を得意とする牝系ファミリーの
一員であるこの馬です。
馬名はコチラからご確認を(*_ _)
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