G1レースは「究極の適性比べ」でございます。
そのレースで求められる能力・適性が
どのようなものかを見抜く事が出来れば、
血統構成から好走確率が高い馬を抽出する
事が可能になります。
今年から発行しております
「G1レース全頭診断書」は、読まれた方から・・・
『血統初心者の私にも分かりやすいです』
『的確な診断に感心しました』
『これが無ければ馬券取りこぼしてました』
『血統って大事なんですね』
などなど、多くの読者様から、
お褒めの言葉を頂いております。
何よりも、全頭診断書を作成する事で、
拙者自身が予想に際して「見落し」が無くなりました。
血統と言うと・・・
サラブレッドの始祖ダーレーアラビアンがどうのこうの
とか、「生物学?」的なイメージを持たれるかと思いますが、
そんな知識は馬券には全く必要有りません。
大事なことは・・・
こういう血統は競走馬にこんな能力を伝え、
与えるのかという「遺伝する能力の方向性」を知る事です。
要するに、この血統はどんな風に役に立つのか?
という事を知って頂くために書いているのが
「全頭診断書」になります。
全頭診断書の入手方法は
コチラのページからご確認頂けます。
↓↓↓
「全頭診断書」入手方法
https://kmax-jp.net/13695.html
まずは、ヴィクトリアマイルが、
どのようなレース質なのか?
についてお話をさせて下さい。
※ラップパターンって何?
↓↓↓
先週のNHKマイルCは、
例年通りに持続力を問われる
前傾ラップの持続戦となりました。
レース結果は、母父に持続力強化血統を持つ
1着:× 11番シャンパンカラー(9人気)
2着:◎ 3番ウンブライル(8人気)
父が持続型血統の
○10番オオバンブルマイ(3人気)が3着で
3連複2万7690円的中🎯
さて、NHKマイルと同じコースで行われる
G1ヴィクトリアマイルですが・・・
このレースは牝馬限定戦としては、
比較的穏やかな流れになりやすい傾向がございますな。
過去10年のヴィクトリアマイルの
ラップパターンを下の表にまとめてみました。
↓↓↓
このように、前半の方が後半よりも
流れが速い「前傾ラップ」になったのは3回。
他の7回は「後傾ラップ」のレースとなりました。
今年の登録メンバーを見渡しますと・・・
今年は近3走以内に逃げ経験がある馬は不在。
短距離路線からの参戦馬は差し脚質馬でもあり、
前傾ラップの消耗戦になる可能性は低いと考えられます。
これは拙者個人の想定でありますが、
近年のヴィクトリアマイルが後傾ラップの
瞬発戦になりやすい傾向にあり、
恐らく今年もそうなるのではないかと
考えております。
下の表は「後傾瞬発戦」になった年に
馬券に絡んだ馬の距離実績をまとめたものです。
過去5回の3着以内馬15頭中、
11頭に上級条件(2勝クラス以上)の
1800m以上のレースに好走実績が有りました。
この事から考えますと、
後傾瞬発ラップのヴィクトリアマイルは
「中距離適性が重要なマイルG1」
という事になります。
瞬発力が重要になるレースでは、
やはりディープインパクトの血が重要になります。
まずは下の血統一覧表をご覧ください。
↓↓↓
後傾瞬発ラップになった過去5回の3着以内馬15頭の内、
半数を超える8頭が、父にディープインパクトの血を持っておりました。
また、短距離血統を父に持つ馬は
ソダシ、レシステンシア、アーモンドアイの3頭のみで、
他の12頭は中長距離血統の父を持っておりました。
母系に目を向けますと、
ナスルーラ系の影響を受けた
血統を持つ馬が多い事に気付きます。
上の血統一覧表で、目に見える形で
母系にナスルーラ系を持つのは6頭ですが・・・
母父に「母父にナスルーラ系を持つ種牡馬」を
持っている馬が、のべ6頭混じっておるのですな。
レシステンシアの母父リザードアイランドは
ダンチヒ系×ボールドルーラー系の配合馬。
ランブリングアレーとマジックキャッスルの
母父シンボリクリスエスは、ロベルト系と
ボールドルーラー系の配合馬。
2度馬券に絡んだジュールポレールの母父エリシオは
欧フェアリーキング系とボールドルーラー系の配合馬。
デンコウアンジュの母父マリエンバードは
欧ニジンスキー系とネヴァーベンド系の配合馬。
このように、ナスルーラ系が伝える
スピードと持続力・持久力が、後傾瞬発ラップの
ヴィクトリアマイルで非常に役に立つと考えられます。
中距離型の父と、持続力血統の母父、
母系にはナスルーラ系の血を2ライン保持。
中距離重賞実績と、マイル重賞実績を
併せ持つドイツ牝系の出身馬でございます。
週末の東京は雨予報。
ドイツ血統は、時計が掛かる馬場の
長い直線コースを本領としております。
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