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今週は香港G1が4鞍、G1阪神JF、
他にもG3が2鞍と、重賞が7鞍行われます。
今日は香港G1の中で、
日本馬が最も弱い「香港スプリント」を
取り上げて参りましょう。
簡単に言ってしまえば、
香港とオーストラリアが「スプリント大国」であり、
日本の場合はスプリントG1が年に2鞍しかない
「スプリント後進国」だからであります。
しかも香港のシャティン競馬場は
洋芝であり、雨の多いお国柄であるため、
慢性的に路盤が緩く、日本馬の軽いスピードが
活かしづらいコースである事。
さらに、シャティンの1200mは、
小回り平坦コースではありますが
最後の直線コースが430mもあるのですな。
これは、日本馬が普段経験する直線の
距離より100mほど長い距離となり、
馬の経験から「もうゴールやろ?」
となる所からが、最後の勝負所となります。
そんな場合、あなたならどう感じるでしょう?
「え~!まだ走るの~?」
となりますよね。
つまり、重い路盤と洋芝で体力を奪われた上に、
さらにいつも走るコースよりゴールが100m遠くなる。
要するに、
日本の小回り芝1200mよりも、
ゴール前でのスピードの持続力を
はるかに強く求められるから
日本馬がなかなか勝てない。
という事でございます。
「G1香港スプリント」が、
シャティン競馬場で行われるようになって
6年が経ちますが、日本馬が勝てたのは
2度目の挑戦となったダノンスマッシュのみ。
そのダノンスマッシュも、
初参戦の年は8着に惨敗しております。
同一年度の高松宮・スプリンターズを連覇した
ファインニードルでさえ、8着に惨敗。
1人気に推されたビッグアーサーが
よもやの10着敗退・・・
CBC賞→スプリンターズSを連勝した
余勢を駆って挑んだレッドファルクスも
12着に惨敗しております。
従いまして、日本で馬券を買う場合、
判官びいきで過剰人気になりやすい
日本馬からではなく、日本の競馬ファンが
見落としがちな「人気薄の外国馬」を中心に
馬券を買う事が、香港スプリント馬券術だと
拙者は考えております。
それでは・・・
血統傾向と実績傾向(馬柱)から、
日本では人気になりにくそうな
外国馬を何頭かピックアップして参ります。
香港スプリントで好走する馬の
血統傾向は、ザックリこのようなイメージです。
ダンチヒ系
トライマイベスト系(ラストタイクーン)
サドラーズ系・フェアリーキング系
ミスプロクロス持ち
サーゲイロード系
ヘイルトゥリーズン系
ハビタット系
マイバブー
・同一年度にシャティン1200mG1で3着以内
・シャティン1200mの重賞を1分8秒台前半以下で勝利実績
・前年以降にシャティン1000m重賞で連対
・香港競馬場の1200m重賞で惜敗
・同年のシャティン1200mG2で3着以内
・日本のスプリントG1で5着以内実績
ラッキースワイニーズ
父:サーゲイロード系(父の母父サドラーズ系)
母父:ロベルト系(ヘイルトゥリーズン系)
祖母父:デインヒル(ダンチヒ系)
シャティン競馬場では、
5戦4勝2着1回のパーフェクト連対。
前走の「G2ジョッキーCスプリント」は
香港スプリントに直結しやすいレース。
そのレースで破った相手は、
昨年の香港スプリントで3人気に支持されながら
4頭が絡んだ落馬事故で競走中止となった
ラッキーパッチでございました。
老化の遅い「セン馬」が出走馬の大半を占める
アジア・オセアニアならではのレースで、
9歳馬が大穴をあけたりも致しますが、
やはり、馬券の中心は4歳馬~6歳馬。
G1は初挑戦になりますが、
だからこそ、日本では人気になりにくく
日本馬4頭が目一杯人気を吸ってくれれば、
お買い得感大盛りになりそうですな。
オセアニアの超主流血統である
デインヒル系を父と母系の両方に持ち、
さらにサーゲイロード系も母系に
持っております。
前走の時計が優秀で、
そろそろ復活~本格化の気配が
漂って参ります。
この馬の馬名は
コチラからご確認頂けます(*_ _)
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