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中山競馬場の馬場改修工事が終わった
2015年以降のオールカマー他、
当コース(中山芝2200m)で行われた
重賞レースのデータを元に、今年の登録馬の
分析を致しました。
今年のメンバーで、
「この馬は馬券に入れた方がええんちゃうかな」
と、拙者が妄想した馬達の分析内容を、
以下にレポートとしてまとめましたので
提出させて頂きまする(*_ _)
父:ステイゴールド系ゴールドシップ
母父:(米)ボールドルーラー系ボストンハーバー
祖母父:(米)レイズアネイティヴ系マジェスティックライト
中山2200mでは、ステイゴールドの血が力を発揮します。
また、スピードの持続力を強化するボールドルーラー系との
相性が非常に良く、「ゴールドシップ×ボストンハーバー」の
配合馬は、当コースで7戦7連対と「連対率100%」を継続中。
そして、祖母の父であるレイズアネイティヴは米国のダービー血統で、
直仔、孫から18頭の米国ダービー馬を出す優秀な血であり、
スピードの持続性や底力を強化する血として知られております。
また、母のイクスキューズは、スピードの持続力を問われやすい
福島の非根幹距離である芝1800mを得意にしておりました。
さらに、「ウイン」や「コスモ」の冠名で知られる
コスモビューファームと、ビッグレッドファームは、
このような「非根幹距離で持続力が活きる条件」を
得意とする牝系出身の繁殖牝馬を多く抱えており、
中山・福島の非根幹距離では目が離せない生産牧場ですな。
ただ、中山の馬場改修工事後(2015年以降)のオールカマーでは、
同レースで複数回数馬券に絡む「リピーター」が1頭も出ていない事が、
若干の不安材料でございます・・・
が、どんなデータも、いつかはブレイクするものでござれば、
さほど気にする必要は無いのではないかと考えておりまする。
父:Tサンデー系ハーツクライ
母父:(米)フォーティナイナー系Coronado’s Quest
祖母父:(欧)フェアウェイ系
ハーツクライは、秋開催の当コース(3歳以上)で、
ベスト3に入る上位種牡馬でございますな。
母父のコロナドズクエストは、短距離タイプの持続力血統で、
祖母の父であるフェアウェイ系は欧州のステイヤー血統でございます。
そして、母父であるフォーティナイナーの血は、
配合相手の特徴を強調する傾向のある血で、本馬の場合は
父ハーツクライの個性が強く出ているようでございますな。
そのため、距離延長ローテに非常に高い適性を持ち、
距離延長での複勝率は75%に達しており、複回率も196%と
期待値の高さが大きな魅力でございます。
また、祖母に欧州のマイナーなステイヤー血統を持つことで、
非根幹距離「2200m」への適性が強化されたようで、
本馬は2200m戦で8戦して6度の馬券絡みを果たしております。
さらに、父と祖母父の「晩成傾向」も引き継いでおり、
4歳以降の2200m戦では連対率100%を継続中でございますな。
今回は、距離延長+得意距離という条件で、
ハナにこだわらなければ、上位争いに加わる場面も。
父:ステイゴールド系オルフェーヴル
母父:(欧)ロベルト系シンボリクリスエス
祖母父:(欧)ノーザンダンサー系フェアリーキング
コース実績は十分で、ここで適性をうんぬんする必要はございませぬ。
ただ、「10ケ月ぶりのレースと言う点を割り引くか否か?」
という事でございましょう。
これにつきましては、
母父がシンボリクリスエスであることが
その答えを与えてくれそうですな。
母父にシンボリクリスエスを持つ馬の
芝2000m以上における半年以上の休養明け成績は・・・
↓↓↓
この数字を見る限り、「割り引くのは危険」
と言うのが答えとなりましょうか。
父:(欧)キングマンボ系リオンディーズ
母父:Tサンデー系マンハッタンカフェ
祖母父:(欧)ロベルト系クリスエス
リオンディーズ産駒の距離適性は
1200mから1800mが本領でございますが・・・
キングマンボ系は、配合相手の特性を強調する傾向が
ある血統であるため、母系の血統次第で距離適性が変化し、
母系がダート血統であれば、ダート馬になるケースも多く見られますな。
本馬の場合、母父が非根幹距離に強いマンハッタンカフェ、
祖母の父クリスエスも芝の長距離戦への適性が高い血で、
3000m級のレースでも走れるような適性を持っております。
ちなみに・・・
「キングマンボ系×マンハッタンカフェ」と言う配合馬の
芝2200m成績は以下の通り回収期待値が高いデータとなっております。
↓↓↓
今回の不安材料は一気に5F(1000m)の距離短縮となる事。
2000m以下のレースでもろさを見せているタイプだけに、
前半の流れが速くなるようだと、能力を出し切れない
可能性は考慮しておいた方が良いかも知れませぬ。
父:(欧)ロベルト系エピファネイア
母父:(欧)キングマンボ系キングカメハメハ
祖母父:サンデーサイレンス
エピファネイアの産駒は、1600mから2000mが本領ですな。
特に、母父にキングカメハメハが入ると、その傾向が強まります。
また、4歳の秋をピークに成長に陰りが出るところもあり、
本馬の場合、そのピークに休養せざるを得なかったのは
痛恨の極みであると申せましょう。
今後は、1戦毎に能力が下降する可能性も考慮すべきで、
血統からも、もともと得意とは言えない条件である事も含め、
勝ち切るシーンはイメージしづらい所であると感じております。
父:(欧)ロベルト系スクリーンヒーロー
母父:(欧)ロベルト系シンボリクリスエス
祖母父:ノーザンテースト
スクリーンヒーロー産駒は、2200m・2500mの
非根幹距離で期待値が上昇する傾向がございます。
当コースのG2で、以下のような優秀な勝率と回収率を
マークしているように、この条件のレースでは、
無視するのは少々危険な血統でございますな。
↓↓↓
ただ、本馬を含めた兄弟姉妹は、距離延長ローテを
得意としており、短縮ローテで信頼度が下がるのが難点でございます。
父:ステイゴールド系ドリームジャーニー
母父:(欧)ハンプトン系アカテナンゴ
祖母父:(欧)ノーザンダンサー系
ドリームジャーニー産駒は、
ステイゴールド系種牡馬の中で
当コース成績ナンバーワンでございますな。
また、母父に欧州のエクリプス系に属する血統を
入れる事で、当コースにおける勝率は、驚異の42.9%!!
複勝率も71.4%と言う堅実さでございますな。
本馬の母父であるハンプトン系も
エクリプス系から派生した血統でございます。
更に言えば、兄弟姉妹は「非根幹距離」で
パフォーマンスを上げる傾向もございますな。
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以上の事より、血統的な側面からは
ヴェルトライゼンテが、連軸候補に
最適なのではないかと考えておりまする。
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