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重賞レポート G2金鯱賞

今週日曜日の重賞は2鞍。

 

中京メインの金鯱賞と、

阪神メインのフィリーズレビューが行われます。

 

「G2フィリーズレビュー」の方は、

無料メルマガ限定配信重賞となりますので、

ここでは金鯱賞の出走登録馬について、

左回り適性を含めコース適性を、

実績・血統・牝系ファミリーの実績から

分析して参ります。

 

金鯱賞の予想・馬券検討の

ご参考になりましたら光栄の至り(*_ _)

 

出走予定馬分析

・アルアイン

左回りの経験はダービー5着と天皇賞秋の4着。

 

牝系ファミリーの実績は、

右・左に大きな差はないものの、

東京コースは超の付く苦手でございますな。

 

ただし同じ左回りでも、中京コースは

中山に次いで得意コースでございまする。

 

距離については、重賞における戦績を見ると、

この馬の本領は「非根幹距離」にありそうで、

根幹距離のここでは「ヒモで必ず押さえるイメージ」

ではなかろうかと存じまする。

 

・エアウインザー

中京コースでの牝系ファミリー実績は、

複勝率40%を超えておりますが、

最も得意な阪神コースと比較致しますと、

勝ちきれないイメージでございますな。

 

2000mという距離については

非常に適性が高いファミリーで、

右回り・左回りについても、ほぼ同等の

戦績でございます。

 

阪神から中京と言うコース替わりは、

割引材料とまでは申しませぬが・・・

メンバー強化とコース適性ダウンを考えますれば、

勝ち切るイメージは湧いてこず、あくまでも

2・3着候補と言う評価でございます。

 

・ギベオン

牝系ファミリーは全兄のサトノルーラーくらいで、

データ的には少のうございますが、左回りの

勝率が50%と高く、同距離ローテは2戦2勝。

 

「母系のスケール」

母はアメリカのダートG1を2勝。

母父のアーチは、アメリカの2冠馬

アイルハヴアナザー
(現在は日本で種牡馬として供用されています)

の母父でもあり、G1で通用するレベルの

スケールと申せましょう。

 

当然、」ここでも勝ち負けを

期待してもよろしかろうと存じまする。

 

・サトノワルキューレ

データ不足で分かりませぬ(*_ _)

が、このメンバーを相手に勝負けできるほど

能力の高い馬ではございますまい。

 

・ショウナンバッハ

キタサンブラックの半兄でございますな。

 

一族のコース適性は極めて平凡なもので、

距離適性も、もう少し長い距離に本領の有る一族。

 

3走前の中日新聞杯では、ギベオンを

ハナ差まで追い詰める末脚を見せておりましたが、

あの時はマイスタイルの暴走気味の逃げにより、

前半1000m通過タイムが58秒台という

ハイペースに恵まれた結果とも申せましょう。

 

今回は恐らくタニノフランケルの逃げで、

フランケルの鞍上はテン乗りの吉田隼人殿。

中京2000mで吉田殿が逃げると、

ほぼスローペースになりまする。

 

この馬の出番は、望み薄ではございますまいか。

 

・スズカデヴィアス

中京2000mは、一族が3番目に得意なコース。

本馬自身が一昨年の3着馬でございますな。

 

5か月の休み明けではございますが、

坂路の追い切りで刻んだラップは、

ラスト1Fが最速になる綺麗な加速ラップ。

 

一応の警戒は必要とも思えますが、

鞍上が、佑介⇒康太のスイッチで、

これは大きなマイナス材料でございますな。

 

余裕が有れば3連系馬券の3列目押え。

的な存在かと存じまする。

 

・タニノフランケル

母ウオッカは左回り複勝率92%でございました。

ただ、ファミリーの傾向としては、右回りの方が

若干得意なイメージでございますな。

 

距離適性はマイルから2000mが本領。

短縮ローテが大得意で、延長ローテは最も

パフォーマンスが落ちる一族でございます。

 

中京2000mで馬券になった馬がおらず、

コース適性は意外と低いのかも知れませぬなぁ。

 

ただし、開幕週で、他に逃げ馬がおらず、

馬場・展開には恵まれる可能性が高いので

押さえは必要でございましょう。

 

・ダノンプレミアム

2歳G1を勝ったディープ産駒の4歳馬。

そろそろ賞味期限が近いかも知れませぬ。

 

そして一族は「右利き」。

さらに10ケ月の休み明け・・・

出来れば消してしまいたい存在ですなぁ。

 

しかし・・・

中内田厩舎の半年以上の休み明け実績は

6戦6勝の「勝率100%」

 

こ、これはちょっと消せませぬな。

 

・ペルシアンナイト

一族は右利きの傾向が有り、

ベストコースは京都でございますな。

 

距離はマイルがベストで、

2000mは少し成績が落ちまする。

 

休み明けは苦手な一族で、

本場自身もその傾向を受け継いでおりますな。

 

今回、パフォーマンスを上げて来る要素は薄く、

ここは静観して妙味ではございますまいか。

 

・ムイトオブリガード

芝への路線変更後は、長い所ばかり使われておりますが、

2000mから2200mへの適性が最も高い一族。

 

距離短縮ローテも適性が高い一族であり、

本馬の母も祖母シンコウラブリーもマイル辺りが

ベストの馬でしたので、今回の距離短縮は、

恐らくプラスに作用しそうでございます。

 

ここに入ると、能力的に足りるかどうか

微妙なラインではございますが、調教で刻んだラップは

文句のつけようのないスーパーラップで出来は最高。

距離短縮でパフォーマンスが上がるようなら要注意の1頭。

 

・メートルダール

一昨年の中日新聞杯の優勝馬でございますな。

コース適性は拙者がうんぬんするまでもございますまい。

 

ただ、このメンバーに入って、能力的に

足りるかどうかの問題でございましょう。

 

得意の距離短縮ローテでパフォーマンスを上げても

3着に入れれば上出来ではないかと存じまする。

 

・モズカッチャン

中京コースは初参戦でございますな。

 

牝系のファミリーは、2000mと言う距離には

非常に適性の高い一族ではございますが、中京が苦手。

 

距離ローテは、同距離ローテが最適で、

短縮も延長も「こなす」というレベル。

 

ただ調教の動きは、ようやく本来の姿に戻って来た

と思わせるだけの内容で、元値の高さを考えると

上位争いに加わって来る可能性は十分でございましょう。

 

・リスグラシュー

中京コースは初参戦。

ファミリーの一族の中京実績は、

阪神・東京に次いで好相性のコース。

 

距離はマイルから2200mが好走レンジで

延長は苦手でございますが、同距離・短縮は

得意な距離ローテでございます。

 

レース間隔も6か月以内ならば休み明けを

苦にせずに走る傾向が強い一族でございますな。

 

最終追い切りのラップは絶好調を思わせる内容で、

ハーツクライの牝駒のコース相性も併せ考えれば、

ここで馬券圏外に消える事は非常に考えづらいところ。

 

鞍上がテン乗りのシュタルケ殿と言うのが

唯一の気がかりでございますが、シュタルケ殿は

中京芝コースは2戦2勝と今のところ「勝ちっぱなし」

でございますれば、杞憂に終わる事でございましょうなぁ。

 

以上、金鯱賞出走予定馬の全頭適性チェックでございました。

 

拙者の最終結論は、レース当日の13時頃に

ブログ内でEZWIN予想を公開予定でございますれば、

そちらにてご確認下さいませ(*_ _)

 

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