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G1大阪杯2021 2強の取捨選択について思ふ処。

 

先週の高松宮記念に続き、

今週は古馬の中距離G1大阪杯2021が行われます。

 

 

天気予報では若干の降雨が報じられておる阪神競馬場。

 

レースの結果は果たして人気通りの2強決着となるや否や?

 

 

2強と目されるコントレイルとグランアレグリアについて、

拙者の思うところを書かせて頂きまする。

 

信じるか否かは自己責任でお願い申し上げる(*_ _)

 

 

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コントレイル

 

 

これまでにも何度も書かせて頂いたことながら・・・

 

春のクラシックで活躍したディープ産駒♂は

非常に賞味期限が短いと言うのが特徴ですな。

 

 

その理由は、

ディープインパクトと言う種馬の

「母系を反映する」という特徴に

ございます。

 

藤沢和調教師がおっしゃるように

ディープ産駒は本来は晩成型。

 

それを春のクラシックに間に合わせるためには、

カンフル剤が必要になります。

 

 

そのカンフル剤とは・・・

 

2歳からお金をくわえて帰って来る馬が良い馬。

 

と言う風土がある米国競馬で育まれた

スピード強化血統を母系に詰め込む。

 

という配合を行う事になります。

 

 

実際、ダービーで活躍するような

ディープ産駒は、母系に欧州血統を

色濃く持つ配合馬はおらず、

2歳戦から活躍する米国型や

ダンチヒ系を母系に持つ馬ばかり。

 

 

要するに、スピード能力を大きく強化しつつ

早熟化させる「カンフル剤」が米国血統でございます。

 

 

そして、米国型血統は、若駒の間は

芝でも活躍する馬が多いのですが、

加齢とともに「マッチョなパワータイプ」に

変身を遂げて参ります。

 

その結果、芝でのスピード勝負に

ついて行けなくなり、ダート路線に

転向することになります。

 

 

春のクラシックで活躍した

数々のディープ産駒♂の中で、古馬になって

G1を勝った例はアルアインしかおらず、

みんな復活を期待されながら引退を迎えます。

 

 

さて、コントレイルですが・・・

 

母父は米国型ミスプロ系の中でも

特にスピードを強化するファピアノ系。

 

 

祖母の父も米国血統の

超スピード強化血統インリアリティ系。

 

 

曾祖母も米国型ストームバード系。

 

 

これでもか!

と言う程に、米国のスピード強化血統を

詰め込まれた母系で、菊花賞を勝てたのが

不思議なほどの配合でございます。

 

 

そして、

休みを挟んで馬体が成長して逞しくなった。

と、ちまたで報じられております。

 

 

それを見聞きして拙者が感じた事は

「彼にもその時が来てしもたのか・・・」

でございます。

 

 

彼のフォトパドックを見てみますと

クビから肩にかけての筋肉が大きく

パンプアップしており、文字通り

「マッチョ化」しておりました。

 

大阪杯2021「4歳馬の馬体変化」

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栗東坂路で一番時計を出したことは

非常に素晴らしいのですが・・・

パワーが伴わなければ上がれないのが

栗東坂路の急斜面でございます。

 

 

ジャパンカップで負けたのは、

3000mを全力で戦った反動も

あるはずですが、3歳馬で斤量の

恩恵があったのも事実。

 

 

単勝1倍台でこの馬の単勝を買いたいとは

とても思えぬのが拙者の本音でございます。

 

 

 

グランアレグリア

 

今回最大の焦点は距離延長がどう出るか?

という点でしょうが、まず母系の血統から見ますと・・・

 

母父タピット

タピット産駒は距離延長よりも

短縮でパフォーマンスが上がる。

という傾向が強い種牡馬でございます。

 

 

祖母父ニジンスキー

ニジンスキー産駒は、

距離延長→同距離→距離短縮の順で

パフォーマンスをさげる傾向がありました。

 

 

グランアレグリアの距離ローテ特性

グランアレグリア自身のパフォーマンスを

指数で図りますと、延長で大きく指数を上げております。

 

これはつまり・・・

祖母父ニジンスキーの影響が濃く出ている。

と考えられます。

 

 

 

藤沢和厩舎のディープ産駒

 

続きまして、よく亀谷師が仰っておられる

「血をはぐくむのは人」

の格言に従いまして、

藤沢和厩舎のディープ産駒について。

 

調べてみて驚きましたのは・・・

2000m以上の重賞では1頭も馬券になっていない

のでございますな・・・(;・∀・)まじすか?

まじです。

 

G1に限らず、全ての重賞で

3着以内すらないのですな・・・

 

1人気2人気に限定しても

【0・0・0・4】

という結果に終わっております。

 

1600m以下の重賞では、

人気不問で複勝率5割以上

無論のこと、複勝回収率も黒字になります。

 

別にレシピを作ろうと

考えていたわけではありませぬが・・・

 

『藤沢和厩舎のディープ産駒+重賞+1600m以下』

 

賞味期限は藤沢先生引退の

来年2月でございますが・・・

これは複勝全買いでも儲かるレシピになります。

 

 

話を戻しますと・・・

 

馬自身は、血統と個性から

今回の延長ローテに耐えられる。

しかし、それを人が邪魔する。

 

と言う事になりましょうか。

 

 

要するに・・・

藤沢和厩舎のディープ産駒は、

スタミナを犠牲にして、スピード能力を

最大に引き出されている。

と言う傾向がはっきりと出ております。

 

 

今の日本にグランアレグリアの

スピード能力を上回る馬はおりませんでしょう。

 

マイル戦ではアーモンドアイすらも

鎧袖一触に屠るほどの超スピード馬。

 

ただ、スピード能力が最上級でも

勝てない条件があるのが競馬の面白いところ。

 

餅屋は餅屋。

その条件に適った「最高の才能」を持ち、

そして不利なく競馬が出来る事。

 

これがG1を勝つために必要な

要件だと拙者は考えております。

 

もし今回グランアレグリアが勝つようなら、

正に最強の競走馬として、全身全霊で喝采を

送りたいと考えております。

 

 

 

大阪杯2021本命候補と注目馬

 

馬名はこちらに書いております。

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