G３フラワーカップ２０２１　穴馬傾向分析レポート

 

 

今週の土曜中山では、

３歳牝馬限定重賞

【G３フラワーカップ２０２１（芝1800ｍ）】

が行われます。

 

 

上位人気馬が順当に馬券に

絡む一方で、単勝９０倍台の

２桁人気馬が馬券になる事もある

ヒモ荒れ傾向のあるレースでございますな。

 

 

ここでは中山競馬場の

改修工事後に行われた過去７年に

５人気以下で馬券になった馬から

「穴馬傾向」を探って参りまする。

 

 

と、その前に・・・

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フラワーカップの好走傾向

 

過去７年間のフラワーカップで

３着以内に入線した２１頭の内

２０頭に共通するのは・・・

 

 

「前向きさ」

 

でございますな。

 

 

初角５番手以内で通過。

もしくは

４角３番手以内。

と言う位置取りで競馬して

勝利実績が有った。

 

ということでございます。

 

 

直線が短い内回りコースで

行われるレースでございますれば

やはり極端な追込みは届きにくく

ある程度のポジションで競馬が出来る

「前抜きさ」が重要になって参りまする。

 

 

 

 

近親馬の「非根幹距離重賞」実績

 

内回りコースの１８００ｍ戦は

非根幹距離適性が重要な条件でございます。

 

キャリアが浅い３歳牝馬重賞

でござれば、自身に距離経験が

無い馬が多く存在致します。

 

そこで非根幹距離適性の

「物差し」となるのが

兄弟姉妹や従兄弟、叔父叔母の

非根幹距離重賞における

好走実績でございます。

 

 

２０１４年以降におこなわれた

フラワーカップにおいて、

５人気以下で馬券になった馬

７頭の内６頭は、近親馬に

非根幹距離の重賞で好走した

馬の存在がございました。

 

 

また例外の１頭は

父が非根幹距離に特化した

種牡馬マンハッタンカフェ

でございました。

 

 

 

人気薄の血統傾向

 

能力が高く、良血で人気になる馬を、

人気薄の馬が負かす。という事には

それなりの理由があり、その理由を

追求する事で、そのレースで有利となる

「傾向」が見えて参ります。

 

つまり、人気薄で好走した馬達の

血統を分析する事で、その傾向が

浮き彫りになる。という事でございますな。

 

 

基本的には

欧州血統の持久力

 

これが非常に重要で、

かつ、サンデー系種牡馬を

父か母父に持っている事。

 

 

具体的には・・・

 

・欧州型ロベルト系

・欧州型グレイソヴリン系

・欧州型ダンチヒ系

・欧州型サドラーズ系

・欧州型ニジンスキー系

・欧州型リファール系

・その他欧州のスタミナ血統

 

 

軽めの良馬場開催では

これらの血を持つ馬が非常に

恵まれやすい傾向がございます。

 

 

一方、良馬場でも時計の掛かる

重い馬場では、米国型血統を色濃く

持つ「先行馬」がスピードの持続力

を活かして押し切る。

というケースも出て参ります。

 

 

今週の中山競馬場の天気予報は

土曜日までは降雨はなさそう。

 

となれば、やや軽い目の良馬場

となる可能性が高いのでは

なかろうかと想定致しまする。

 

 

つまり・・・

今年のフラワーカップでは

欧州的な持久力を問われる

のではないかと考えまする。

 

 

 

 

フラワーカップ２０２１の注目穴馬

 

フラワーカップ２０２１の

特別登録馬は、現時点で２１頭。

 

その内、抽選対象馬が１６頭。

 

フルゲートが１６頭ですから、

１１/１６の当選確率になりますな。

 

 

なので・・・

 

「推奨馬が出てませんやん！」

 

的な事もございましょうが、

そこはお許しを(*_ _)

 

 

フラワーカップ２０２１登録馬

出走表はnetkeiba.comさまより拝借(*_ _)

 

 

 

今年の注目馬

 

・コウソクカレン

 

父ロードカナロア（欧キングマンボ系）

母父シンボリクリスエス（欧ロベルト系）

祖母父サンデーサイレンス

曾祖母父サドラーズウエルズ

 

サンデー系の血が少し薄めですが・・・

 

４角２番手での勝利経験馬。

 

近親には・・・

 

・今年のＡＪＣＣ勝ち馬アリストテレス。

 

・非根幹距離で強かった種牡馬リンカーン

 

・スプリングＳ勝ち馬アンライバルド

 

と言った非根幹距離重賞活躍馬を

複数出している牝系の出身ですな。

 

 

 

・テーオーラフィット

 

勝鞍はダート戦でしたが、

芝の新馬戦でも僅差の３着。

 

４角２番手での勝利経験馬

でございます。

 

父はリオンディオーズ（欧キングマンボ系）

母父は非根幹距離種牡馬マンハッタンカフェ。

 

近親には１８００ｍダート重賞で

複数回馬券になっている

タマモブリュネットがおりますな。

 

本馬は芝志向の血統構成で

ここでやれても驚きませぬ。

 

 

 

・※※※※※※※※

 

両親共にサンデー系ではありませぬが、

サンデーサイレンスの４×３クロスを保持。

前に行っての勝利経験もあり、

牝系からは、非根幹距離重賞活躍馬も

複数出ております。

 

この馬の名前は

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