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中山記念 穴馬レポート

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G2中山記念 穴馬レポート

 

今週から開催が替わり、

中山・京都・中京の3場開催

となりまする。

 

重賞は2鞍が行われ、

日曜中山では古馬中距離路線の

G2中山記念、京都では短距離路線の

G3阪急杯がそれぞれ開催されますな。

 

本日はG2中山記念の

穴馬探しをして参りまする。

 

 

中山記念の過去傾向

 

中山競馬場の馬場改修工事後

2014年以降に開催された

中山記念過去6年のデータを元に

好走傾向を探って参りましょう。

 

中山記念は、1800mと言う

「非根幹距離」の重賞でございますれば、

マイルや2000mではワンパンチ足りない

少し「ズレた」適性を持つ馬が走る距離の

重賞でございます。

 

特に中山芝1800mは、

1800mの中でも、ゴール前の

急坂を2度通過するタフなコースで

最後の直線では全馬がバテており

切れ味よりも粘る根性が求められる

独特なコースでございますな。

 

それゆえに「コース巧者」が幅を利かせ

力上位の人気馬達を蹴散らすシーンも多発。

 

また、中山のみならず

「1800m」における実績も重要で、

過去6年間で馬券になった18頭の内、

1800m重賞で馬券になった経験を

持っていなかった馬は、ラッキーライラックと

サクラアンプルールの2頭だけでございます。

 

ラッキーライラックは、

牝系をたどると、米国のG1を4勝した

「ステラマドリッド」からの牝系で、

この牝系からは、中山記念2着を始め

1800重賞2勝4連対のアエロリット。

 

1800重賞を4連対した

ダイヤモンドピコーが出ておる牝系で、

他にはミッキーアイルもこの牝系出身馬。

 

若駒時代の彼女は、

マイル戦で非常に強かったものの、

3歳秋以降は根幹距離のマイルや

2000mでは馬券になれず、

非根幹距離で馬券に絡むようになり、

ついには非根幹距離2200mの

G1エリザベス女王杯で優勝。

 

古馬になって、牝系本来の適性である

【非根幹距離】の方向に、

適性が大きくシフトして参りました。

 

 

また、もう1頭の例外馬

「サクラアンプルール」は、

条件戦ながら、準オープン(3勝クラス)を

含む3勝を、中山1800mで挙げていた

コース巧者でございました。

 

このように、

1800m重賞に実績が有るか、

中山1800m巧者であるか。

あるいは血統的な適性を秘めておるか。

 

これが、中山記念の最大のポイントである。

と申し上げても差し支えございますまい。

 

 

今年の出走登録馬

 

出走表はnetkeiba.com様より強奪コピー(*_ _)

 

コースの王者ウインブライト

今年もエントリーしておりますな。

 

 

 

中山記念 全頭診断

 

インディチャンプ

 

父 ステイゴールド

 

種牡馬 総数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ステイゴールド 66 15.2% 33.3% 65 75

集計期間:2014. 1.11 ~ 2020. 1.26
限定条件:牡・セン馬のみ

今年の出走予定馬の種牡馬の中では、

コース実績2位のステイゴールド産駒。

 

1800m重賞では、3歳春の

G3毎日杯3着と、4歳秋のG2毎日王冠

3着という実績がございますな。

 

半兄のネオリアリズムが、

中山記念を勝っておりますが、

この牝系はスプリント指向が強く、

ネオリアリズムは牝系ファミリーの中では

異端児とも言える存在で、2000mの

G2札幌記念で、世界のモーリスを倒して

優勝している上に、海外の2000m

G1の「Qエリザベス2世C」まで優勝。

 

これはファミリーの重賞実績としては

最長距離で、他に1800m以上の

重賞を勝った馬は出ておりませんな。

 

半兄のリアルインパクトは

インディチャンプ同様に安田記念の勝ち馬。

でございますが、1800m重賞では

2着・3着・8着・12着と言う戦績で

歳を重ねるほどに短距離志向へと

移行しておりました。

 

インディチャンプも既に5歳。

これから本来の適性へとシフトしていく

という可能性を考えますれば・・・

 

昨年のG2毎日王冠(1800m)3着から

更なる前進が見込めるかどうかは

少々疑問に感じるところでございまする。

 

 

ウインブライト

 

父 ステイゴールド

種牡馬 総数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ステイゴールド 66 15.2% 33.3% 65 75

集計期間:2014. 1.11 ~ 2020. 1.26
限定条件:牡・セン馬のみ

今年の出走予定馬の種牡馬の中では、

コース実績2位のステイゴールド産駒。

 

中山内回りコースで連を外したのは

皐月賞の1度だけで、他は全て連対。

 

究極のコース巧者でございますな。

 

しかしながら・・・

今回は、香港からの帰国初戦で休み明け。

 

今朝の最終追切りは、

関東圏での出走時の追切りとしては

「凡走パターン」にあてはまる

南Wコースでの「5F」追切り。

 

【南Wコース6F追切り】

と言うのが本馬の好走パターンで、

追切り時計も目立ったものでは無く

動きも、やや重苦しい印象。

 

香港からの帰国初戦のローテでは

前走が「香港マイル」だった馬以外、

香港カップ組・香港V組は全滅しておる

鬼門のローテでもございますれば、

今回に限っては、やや疑いの目を

向けてみる事も必要ではないかと、

拙者は愚考致しておりまする。

 

 

 

エンジニア

 

父 シーザスターズ

 

種牡馬 総数 勝率 複勝率 単回値 複回値
Sea The Stars 7 28.6% 57.1% 140 107

集計期間:2014. 1.11 ~ 2020. 1.26
限定条件:牡・セン馬のみ

 

 

シーザスターズ産駒のコース実績は

目を見張るものがございますなぁ。

 

ただ、これはほぼ下級条件戦の実績。

 

本馬自身、中山1800mは

4戦して2勝クラスの1勝が唯一の

馬券絡みでございまして、とても

サクラアンプルールのような

コース巧者とは申せませんな。

 

牝系ファミリーには活躍馬はおらず

本馬がファミリーの出世頭でございます。

 

要らぬわ( `ー´)ノポイッ

で良いのではございませぬか?

 

 

 

ゴールドサーベラス

 

父 スクリーンヒーロー

 

種牡馬 総数 勝率 複勝率 単回値 複回値
スクリーンヒーロー 17 5.9% 23.5% 8 76

集計期間:2014. 1.11 ~ 2020. 1.26
限定条件:牡・セン馬のみ

単勝回収値8円て・・・(*^。^*)

要するに穴をあける血統では無い。

という事でございますな。

 

特に、上級条件以上では

1番人気以外は馬券になっておりませぬ。

 

重賞実績どころか、本馬は

OPクラスに昇級後は1度も

馬券になっておりませぬ。

 

距離も1600mが上限のようで、

1800m以上では馬券絡みゼロ。

 

牝系ファミリーの中央勝ち上がり率は

正に最悪で、本馬がファミリーの

スーパーエリートでございますな。

 

( `ー´)ノポイッ

 

 

 

ソウルスターリング

 

父 フランケル

 

フランケル産駒自体が

当コースに初参戦の為データなし。

 

母のスタセリタは、

G16勝の仏国の名牝でございますな。

 

2000m・2400mが

好走レースの大半を占めておりますが、

1900mと2200mの非根幹距離の

G1にも実績がございます。

 

父のフランケル自身は1400mから

2000mのG1を10勝した14戦無敗の

スーパーホースでございました。

 

産駒のモズアスコットが、1400mを

得意にしておりますように、非根幹適性も

秘めた種牡馬でございましょう。

 

ソウルスターリングの1800m実績は

東京のOP1勝と札幌のG3クイーンS3着。

 

近走の内容から、少々手を出しにくい

印象がございますが・・・

 

加齢とともに、芝での切れ味、

直線のトップスピードに陰りが出て来たのは

モズアスコットと共通するところ。

 

モズアスコットの場合は、

母系がダートの名牝系であり

ダートへの路線転換が見事にはまり

先週のフェブラリーSで優勝。

 

ソウルスターリングの母系は

欧州の芝の名牝系でございますれば、

直線スピードを問われないような、

欧州的な「バテてから伸びる」スタミナと

底力を問われるレースでなら、思わぬ変わり身を

見せる可能性は十分にございましょう。

 

また、ソウルスターリングの母父

「モンズン」を母父に持つ馬の

当コース実績は・・・

↓↓↓

 

母父馬 総数 勝率 複勝率 単回値 複回値
Monsun 7 0.0% 57.1% 0 191

集計期間:2014.12.21 ~ 2019.12.28

 

ご覧の通り見事な成績でございますな。

 

ソウルスターリングは2走続けて

出走を取り消しており、今回は

10か月ぶりの出走となりますが、

1週前追いきり、最終追いきりともに

坂路で「B評価」となる加速ラップを

踏んでの好時計をマークしており、

前向きさを感じさせる動きにも

好感が持てましたなぁ。

 

これが引退レースになるようで、

「引退の決まった牝馬は買うな」

という格言もございますが・・・

 

今年のメンバーで期待を掛けれそうな

下位人気馬は本馬しか見当たらず、

何とか頑張って馬券圏内を確保して

頂きたいところでございまする。

 

 

さて、分析対象はあと4頭残っておりますが、

夜も更けて参りましたれば、続きは明日の事と

させて頂きとう存じまする(*_ _)←明日は朝が早いヤツ

 

明日も是非お立ち寄りを。

 

 

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