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G1秋華賞 分析レポート

G1秋華賞 2019 分析レポート

今週は牝馬クラシックの最終戦

G1秋華賞(京都芝2000m内)が、

日曜京都11Rで開催されます。

 

台風の影響で雨が心配されましたが、

土日ともに「時々雨」の予報で、馬場への

大きな影響は無さそうでございますな。

 

本日は過去の秋華賞3着以内馬と、

3着馬まで0秒1差以内だった好走馬について、

血統・距離ローテ・近走脚質等を分析し、

今年の好走率の高い馬に迫って参りまする。

 

今年の出走予定馬と予想人気

例によって、netkeiba.comさまより無断拝借(*_ _)

 

血統傾向

2015年から2018年の過去4年の3着以内馬12頭に、

3着に僅差で馬券圏外に散った7頭を加えた、計19頭について

血統傾向を分析して参りました。

 

レースの「ニックス配合」

その結果、父または母父に「中距離型サンデー系」と、

父または母父に「欧州型血統」という配合馬が19頭中14頭。

その出現率は74%で、全好走馬の3/4が該当しとりました。

 

この配合を、ここでは

「秋華賞のニックス配合」

と定めたく存じまする。

 

今年の該当馬 リスト(9頭) エスポワール
コントラチェック
サトノダムゼル
シェーングランツ
シゲルピンクダイヤ
シャドウディーヴァ
シングフォーユー
フェアリーポルカ
メイショウショウブ

※訂正です(*_ _)

シゲルピンクダイヤとメイショウショウブ

この2頭はダイワメジャー産駒で、

中距離型サンデー系ではありません。

本来、該当馬リストには入らぬ馬でございました。

お詫びして訂正させて頂きます<(_ _)>

 

その他、

スパイス的な意味も含めた「血」の傾向には、

以下のようなものが発見できました。

 

大系統ミスプロ系の血

キングマンボ系を含めたすべてのミスプロ系を

大系統ミスプロ系と呼んでおりますが、

この大系統ミスプロ系の血を、4L系統内に

持っていた馬は19頭中10頭で、好走馬の

半分以上に該当する重要な「血」だと考えられますな。

 

またミスプロ系の源流でもあるネイティヴダンサー系の血も

含めると過去4年の好走馬19頭中12頭が該当致しまする。

 

今年の該当馬  リスト (6頭) コントラチェック
パッシングスルー
フェアリーポルカ
ブランノワール
メイショウショウブ
ローズテソーロ

※赤文字は秋華賞の「ニックス配合馬」

 

ダンチヒ系の血

ミスプロ補で多くはございませぬが、

4L系統に「ダンチヒ系」の血を持っておった

好走馬は、19頭中6頭おりました。

 

今年は、多少なりとも雨の影響を受けた馬場に

なる可能性も十分ありそうでございますれば、

尚の事重要性を増すことも考えられましょう。

 

【京都芝2000m】

稍重馬場に強い種牡馬 出走数 勝率 複勝率
ダイワメジャー 5 60.0% 80.0%
ハービンジャー 15 40.0% 60.0%
ブラックタイド 10 10.0% 50.0%
ハーツクライ 11 9.1% 45.5%

※ハービンジャーはダンチヒ系種牡馬でございます。

 

重馬場開催となった17年は、

ハービンジャー産駒のディアドラが1着。

ハーツクライ産駒のリスグラシューが2着。

ハービンジャー産駒のモズカッチャンが3着。

 

 

今年は残念ながら、コパカティの回避により

ハービンジャー産駒は「該当なし」となりましたが、

「父ハーツクライ×母父ダンチヒ系(欧州)」

という配合の「シャドウディーヴァ」

今年の唯一のダンチヒ持ちとなりますな。

そして、雨馬場得意のニックス配合該当馬でもございます。

予報以上の降雨量があれば、楽しみでございますなぁ。

 

ちなみに・・・

17年重馬場開催の3着馬モズカッチャンは

サンデー系の血を持ちませぬが、

父がダンチヒ系で、母父が大系統ミスプロ系

というスパイス血統を併せ持っておりましたな。

 

脚質傾向

これは今年の出走予定馬18頭中17頭が該当するので、

絞り込みの材料としては、悲しいほどに役に立ちませぬが・・・

 

過去4年の秋華賞で好走した19頭の

近3走の脚質分析の結果、見出された傾向でございます。

 

・近3走以内に上り2位以内経験馬は15頭(出現率79%)

・近3走以内に上り3位以内経験馬は16頭(出現率84%)

・上記に該当しなかった3頭の内、

 2頭は先行して上り4位以内を経験していた。

 

これに該当しなかった例外としては、

15年2着馬のクイーンズリングのみで、

彼女は「Tサンデー系×ダンチヒ系」の

ニックス配合馬でございました。

 

距離ローテ

前走よりも距離短縮になる「短縮ローテ」が

壊滅的に不振で、過去10年でも馬券になったのは2頭。

 

そのうちの1頭はアーモンドアイで、これはもう別格。

データにならぬ1頭でございましょう。

 

つまるところ、前走オークス組で好走したのは

アーモンドアイだけで、過去10年で見ても

他の前走オークス組の9頭は全滅でございました。

 

ちなみに、距離短縮で馬券になった2頭は、

どちらも父がキングマンボ系で、前走上り1位。

という共通点がございました。

 

距離延長ローテ組が最も優秀でございますが、

これは前走ローズステークス組が強い事とも

無関係ではないのでございましょう。

 

ただ、ローズSは、ゴール前に急坂の有る

阪神の、ワンターンの外回りコース。

 

一方、京都芝2000mは、直線が短い

内回りコースで、ゴール前は平坦コースでございます。

 

問われる適性が全く異なるコースながら、

前走のローズSで、凡走した馬よりも、

好走した馬の方が馬券に絡みやすい。

と言うのは、やはり距離延長ローテの優位性を

物語っておるのではないかと、拙者などは

ついぞ愚考してしまうのでございますよ。

 

【過去4年の好走馬19頭の距離ローテ内訳】

↓↓↓

延長ローテ 13頭 68%
同距離ローテ 4頭 21%
短縮ローテ 2頭 10%

 

過去10年で見ても、3着以内馬30頭中、

前走1800mだった馬22頭が馬券になっておりますな。

 

ただ、トライアルのG3紫苑S(2000m)が

重賞に昇格してからは、同距離ローテも勢いが

増してきておりますれば、前走紫苑S組には

十分な注意が必要と申せましょう。

 

ちなみに、前走が「G3紫苑S」だった馬で

馬券になったのは、今のところ紫苑Sで3番人気以内に

支持されていた馬のみでございますな。

 

該当するのは

・カレンブーケドール

・パッシングスルー

この2頭でございます。

 

ただ、紫苑Sが重賞に昇格していまだ3年と日が浅く、

人気の傾向だけを妄信するのは、少々危険やも知れませぬなぁ。

 

・フェアリーポルカ(紫苑S/6人気/2着)

・ローズテソーロ(紫苑S/10人気/6着)

 

この2頭についての取捨には、

慎重に臨むべきかとも存じまする。

 

まとめ

ここまでの傾向に合致している馬の一覧でござる。

↓↓↓

シングフォーユーは、ジャスタウェイ産駒でございますが、

父の父がハーツクライという事で、一応「雨」マークを

付けておきました。

 

※補足

シゲルピンクダイヤは母母父がダンチヒ系です。

*印の記載漏れです。重ね重ね申訳ありませぬ<(_ _)>

 

今年の注目馬

 

延長ローテの中からは

・シャドウディーヴァ

 

稍重から重馬場が理想ではございますが、

今年唯一の「親に」ダンチヒ系を持つ馬。

 

1800mから2000mへの延長ローテで

フローラSで連対しておる実績も評価致しまする。

 

あえて大穴で推奨しておきたいと存じまする。

 

同距離ローテからは

・フェアリーポルカ

 

前走G3紫苑Sでは6番人気2着。

少々データとしては気になるところではございますが、

分母の小さなデータでござれば、ここはデータブレイクに期待。

 

また、京都芝2000mの血統馬券レシピにも該当し、

さらに、格上げ戦にも強いのがルーラーシップ産駒。

 

 

最終結論は、レース当日13時頃に

公開予定のEZ-WIN予想で。

 

それではG1予想をお楽しみ下され(*_ _)

 

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