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G1天皇賞春の血統傾向はどう変わる?マイラーズCの結果から検証

 

今週は3年ぶりの京都開催となる「G1天皇賞春」が行われます。

 

リニューアルされた京都競馬場の外回りコースで、

少ないサンプルから気付いた、旧京都コースとの

「大きな違い」とは何か?

 

そして、それを元に「G1天皇賞春2023」の

好走確率が高いと予測される血統構成を分析して参ります。

 

 

 

 

 

G2マイラーズCで気付いた「新京都外回り特性」

 

グランドオープンの京都コースの馬場は、

土曜日には若干時計が掛かるイメージでした。

 

しかし・・・

日曜の後半から徐々に時計が出やすい状態となり、

メインのG2マイラーズCでは、勝ち時計が1分31秒5、

上り3F最速タイムは32秒9という時計が出る

旧コースと変わらない速い時計が出ておりました。

 

 

今週に日曜日には、

先週よりもさらに路盤が踏み固められて、

雨が降らなければ、かなりの高速馬場が

出来上がっていそうでございますな。

 

 

時計面ではリニューアル後も

旧コースと変わらないようですが・・・

 

刻まれるラップパターンに大きな違いがあるようでございます。

 

 

具体的に変化したのは次のポイントになります。

 

 

ロングスパート化

 

従来は最後の2F目(残り400m~200m)の

区間タイムが最も速くなるのが一般的なラップの推移でしたが、

先週行われた外回りコースのレースでは、

残り3F目(600m~400m区間)のラップタイムが

レース後半の最速ラップとなるケースが目立ちました。

 

【マイラーズC2023 ラップタイム】

 

 

このような現象は、外回りコースで行われた

他のレースにも共通してみられれており、

サンプル数は少ないものの、重要な現象だと考えております。

 

これらの現象の原因はやはり、

コーナー角度が緩くなったことで、

4角手前で減速する必要がなくなった為だと

考えるのが正しいのではないかと考えます。

 

 

つまり・・・

京都外回りコースは、加速地点が早めになる

「ロングスパート戦」になりやすくなった。

という事になるかと存じまする。

 

 

 

ロングスパート戦の天皇賞春

 

さて、それではメインテーマにお話を進めて参ります。

 

京都開催のG1天皇賞春がロングスパート戦

になったのは以下の5回でございました。

 

この時の3着以内馬の血統構成を

一覧表にまとめましたので、まずはご覧下さいませ。

 

 

これは余談ですが・・・

ロングスパート戦の天皇賞春は

2桁人気の激走に要注意!!

 

 

 

ロングスパート戦のスパイス血統

 

人気薄で馬券に絡んだ馬達が共通して持っていた「血」の中で、

最も多いのがグレイソヴリン系(トニービン系)でございます。

 

ちなみに・・・

トニービンは、直線が非常に長く

ロングスパートが当たり前のG1凱旋門賞

勝った馬である事が大きく影響しているものと考えられます。

 

 

その他では、ステイゴールドの血と、

母系に欧州血統を併せ持つ馬。

 

ステイゴールド産駒オルフェーヴルナカヤマフェスタ

どちらもG1凱旋門賞で僅差の2着という実績を残しておりました。

 

 

また、持久力や底力を強化する

欧州型ノーザンダンサー系の

ニジンスキーの血・ノーザンテーストの血も

隠し味的なスパイス血統と言えそうでございますな。

 

 

あとは、母系に持続力強化型ナスルーラ系の

ボールドルーラー系(APインディ系含む)や、

プリンスリーギフト系の血を持つ事もプラスに

作用するように見受けられます。

 

 

 

 

G1天皇賞春2023 登録馬の血統一覧

 

 

 

天皇賞春2023の注目血統馬

 

トニービン持ち

・サンレイポケット

・シルヴァーソニック

・マテンロウレオ

 

 

ステイゴールド持ち

・アイアンバローズ

・アフリカンゴールド

・シルヴァーソニック

・ヒュミドール

・メロディーレーン

 

 

ラップパターンからの注目穴馬

 

ロングスパート戦となった長距離重賞で、

複数回好走した実績を持つこの馬は、

直線の長いコースでこそ本領を発揮致します。

 

血統表にスパイス血統は見当たりませんが、

祖母の父がG1凱旋門賞馬を輩出している種牡馬でございます。

 

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