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Ｇ３エルムＳ　展望

今週の日曜札幌メインレースは、

ダート重賞「Ｇ３エルムＳ（ダ１７００ｍ）」

新潟開催だった２００９年と、

函館開催だった２０１３年を除く

２０１０年から２０１８年の８回の結果から、

好走馬の血統傾向や脚質傾向を探って参りまする。

エルムＳ予想の参考になりますれば

誠にもって光栄の至り(*_ _)

御用とお急ぎでない方は、しばしお付き合いを。

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血統傾向

過去８回のエルムステークスの血統傾向

種牡馬系統	着別度数	勝率	連対率	複勝率	賞金合計	賞ｼｪｱ
Ｔサンデー系	2- 1- 3- 7/13	15.4%	23.1%	46.2%	12090万円	22.1%

種牡馬系統	着別度数	勝率	連対率	複勝率	賞金合計	賞ｼｪｱ
Ｄサンデー系	1- 5- 1-12/19	5.3%	31.6%	36.8%	13150万円	24.0%

集計期間：2010. 9.20 ～ 2018. 8.12

Ｔサンデー系とＤサンデー系の２系統で、

連対馬１６頭中９頭。賞金シェアが４６％

と言うハイアベレージ。

今年の出走登録馬で該当するのは７頭

・グリム

・グレンツェント

・タイムフライヤー

・テーオーエナジー

・メイショウスミトモ

・リーゼントロック

・リアンヴェリテ

ラップと脚質

過去８回のレースのペースは、

ＲＰ指数で表すと以下の通りでございます。

開催年	ＲＰ指数
18年	47.1
17年	48.8
16年	51.0
15年	46.5
14年	48.6
12年	49.0
11年	49.5
10年	50.5
ＡＶ	48.9

ＲＰ指数とは、レースの前半と後半の流れと、

ラスト３Ｆで、どれだけ加速したか？あるいは

どれだけ減速したか？を総合して指数化したものでございます。

「ＲＰ指数５０」が前後半のラップタイム差が無い

ミドルペースのレースで、ラスト３Ｆでも加速も減速も

していなかったような「平坦ラップ」であった事を示します。

ＲＰ指数の数値が小さくなるほど、

前半が速い「前傾ラップ」で、ラスト３Ｆで

減速する「消耗戦ラップ」のレースであった事を

示しております。

逆に、ＲＰ指数の数値が大きくなるほど

スローな展開から、ラスト３Ｆの加速勝負という

レース質であった事を示します。

８回の平均ＲＰ指数が４８.９という事は、

ミドルペースに近いハイペースになりやすい

レース傾向があると考えられましょう。

ここでは、準ＯＰ以上の１６００ｍ以上、

なおかつＲＰ指数が「４８以上５０未満」だったレースで

好走歴のある馬をピックアップして参ります。

・グリム（Ｔサンデー系）

・グレンツェント（Ｄサンデー系）

・サトノティターン

・タイムフライヤー（Ｔサンデー系）【Ｇ１ホープフルＳ】

・ドリームキラリ

・メイショウスミトモ（Ｄサンデー系）

・モズアトラクション

・モルトベーネ（Ｄサンデー系）

・リーゼントロック

・リアンヴェリテ（Ｄサンデー系）

・レッドアトゥ

続きまして、レースのペース（ＲＰ指数）とは別に、

その馬自身が、前走で刻んだペース指数（Ｐ指数）と

前走脚質との関係から、好走率の高いパターンを探って参りまする。

前走のＰ指数で、最も賞金シェアが高いのは

Ｐ指数４５以上５２未満だった馬で、そのシェアは６０％

前走Ｐ指数が45～52だった馬（賞シェア60％）の前走脚質別成績
前走脚質	着別度数	勝率	連対率	複勝率	賞金シェア
逃げ	0- 1- 1- 2/ 4	0.0%	25.0%	50.0%	8.7%
先行	3- 2- 2-11/18	16.7%	27.8%	38.9%	50.9%
中団	0- 2- 0-18/20	0.0%	10.0%	10.0%	16.4%
後方	0- 0- 0-14/14	0.0%	0.0%	0.0%	2.1%
ﾏｸﾘ	2- 0- 0- 0/ 2	100.0%	100.0%	100.0%	21.9%