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波乱の「G3函館2歳S」過去傾向から探る『危険な人気馬と穴馬予想』

 

今週は函館で重賞が2鞍行われます。

 

ここでは、土曜重賞「G3函館2歳ステークス」についてお話を。

 

 

過去10年の函館2歳Sは、

3連複配当が万馬券になる事がほとんどでした。

 

最低配当は9610円で、最高配当は4万9250円。

10年間の平均配当は2万3498円でございました。

 

 

 

危険な人気馬の特徴

 

これだけ波乱が起きるのは、1人気が消えやすいからに他なりません。

 

過去10年で馬券に絡んだ1人気は4頭。

6頭が馬券圏外に消えております。

 

過去データによりますと、馬券に絡んだ4頭は、

前走で逃げるか先行して上り3Fタイム順位1位だった馬。

 

一方、前走で上り2位以下だった1人気は全て馬券圏外に消えております。

 

あとは、牝系ファミリーの函館適性が低い1人気もよく消えております。

 

 

 

今年危険な1人気になりそうな馬は・・・

 

 

予想人気1人気はバスターコール

 

新馬戦は東京芝1400mに出走し、

逃げて「上り7位」でかろうじて残りました。

 

牝系ファミリーは1400mと1800mが本領で、

距離短縮での1200m戦は「複勝率8.3%」の苦手条件です。

 

また、函館に限らず札幌も含め洋芝に適性がないファミリーでもあり、

消えた1人気の特徴にピタリと当てはまっております。

 

母が小倉2歳ステークスの勝ち馬であり、

ファミリーからは京王杯2歳S(東京1400m)

の好走馬が2頭出ている事から、

2歳重賞で走る早熟牝系だと判断され、

ルメール殿騎乗が人気に拍車を掛けそうです。

 

 

 

好走を期待したい穴馬傾向

 

函館2歳ステークスの好走馬で最も多いのは

このレースを最後に燃え尽きる「超早熟馬」です。

 

このレースでは、牝系ファミリーの格の高さにほとんど意味はなく、

2歳の夏に完成して、秋にはピークアウトする超早熟牝系の出身馬が激走します。

 

 

函館2歳Sの好走血統

 

父か母父にPサンデー系種牡馬を持つ馬が、

過去10年で16頭(過半数)の馬券絡み。

 

しかも回収率が非常に高いのが特徴です。

 

 

そこで今年の函館2歳Sで注目したいのは・・・

 

牝系ファミリーの2歳夏成績が

【5・2・1・5/13】で

勝率38.5%:単回率497%

複勝率61.5%:複回率147%

 

洋芝適性が高い父と、母父にPサンデー系を持つ

好走率が高い配合馬です。

 

前走では先行して上り最速で勝っており

時計的にも基準タイムより0秒2速い好時計でした。

 

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