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（中央競馬カテゴリー１５位前後）
（血統理論カテゴリー １位）
今週の土曜福島重賞は
【Ｇ３福島牝馬Ｓ 芝1800ｍ】
近年は小波乱程度に収まっておりますが、
本来は無茶苦茶な大波乱が
普通に見られるような面白いレース。
今年は血統傾向、前走傾向共に
好走条件に当てはまる人気サイドの
エスポワールやフェアリーポルカの
存在が少し邪魔でございますが・・・
諦める事無く、血統を頼りに
穴馬候補を探って参りまする。
１８００ｍというクラシックが
行われない「非根幹距離」の
小回りローカルという事で、
血統もダービーには縁の薄い
非主流血統がバンバン穴をあける
独特なコースでございますな。
平坦コースと言う訳ではなく
高低差２ｍ程度の起伏がある
コースで、ゴール前にも高低差
２ｍ弱の登り坂がございます。
４コーナー通過からゴールまで
直線の距離は３００ｍ弱と短く、
コーナー角度の小さい小回りで、
コーナーを４度回る事で息を
入れやすいレイアウトである為に
基本的には逃げ・先行馬が有利。
しかし、比較的タイトな流れに
なりやすいコースでもあり、
前で残るには、スピードの
持続力に優れた米国型ミスプロの血、
米国型ノーザンダンサー系である
ヴァイスリージェント系の血や
ストームバード系の血。あるいは
スタミナ豊富な欧州血統を母系に
抱えることが重要ですな。
過去１０年間９回の開催で
フルゲート（１６頭立て）だったのは
６回でございます。
その６回の人気の傾向は
↓↓↓
【福島牝馬Ｓ 16頭立 人気別集計】
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| １番人気 | 1- 1- 1- 3/ 6 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
| ２番人気 | 0- 1- 1- 4/ 6 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
| ３番人気 | 2- 0- 1- 3/ 6 | 33.3% | 33.3% | 50.0% |
| ４番人気 | 0- 3- 0- 3/ 6 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
| ５番人気 | 2- 0- 0- 4/ 6 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
| ６番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| ７番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| ８番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| ９番人気 | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
| 10番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 11番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 12番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 13番人気 | 0- 0- 2- 4/ 6 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
| 14番人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 15番人気 | 1- 0- 0- 5/ 6 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
| 16番人気 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
集計期間：2010. 4.24 ～ 2017. 4.22
１人気が１勝しか出来ておらず
２桁人気が４頭馬券になっております。
【福島芝1800 4人気以下 種牡馬系統別集計】
| チェック種牡馬 | 総数 | ﾃﾞｰﾀ数 | １着数 | ３内数 |
|---|---|---|---|---|
| Ｔサンデー系 | 411 | 22.1% | 14.8% | 20.7% |
| Ｐサンデー系 | 145 | 7.8% | 18.0% | 8.8% |
| ノーザンダンサー系 | 121 | 6.5% | 11.5% | 8.8% |
| ディープ系 | 137 | 7.4% | 11.5% | 8.4% |
| ロベルト系 | 140 | 7.5% | 4.9% | 8.0% |
| キングマンボ系 | 207 | 11.1% | 3.3% | 8.0% |
| ダンチヒ系 | 89 | 4.8% | 6.6% | 6.0% |
| ミスプロ系 | 88 | 4.7% | 4.9% | 6.0% |
| Ｄサンデー系 | 112 | 6.0% | 4.9% | 5.2% |
| Lサンデー系 | 109 | 5.9% | 3.3% | 4.8% |
| グレイソヴリン系 | 70 | 3.8% | 4.9% | 4.0% |
| ヘイロー系 | 48 | 2.6% | 4.9% | 3.2% |
| フォーティーナイナー系 | 51 | 2.7% | 1.6% | 2.0% |
| ストームバード系 | 24 | 1.3% | 1.6% | 1.2% |
| ネヴァーベンド系 | 27 | 1.4% | 0.0% | 1.2% |
| レッドゴット系 | 18 | 1.0% | 0.0% | 1.2% |
集計期間：2015. 4.11 ～ 2020. 4.18
出走数が多いので、当然と言えば
当然のことながら、Ｔサンデー系が
群を抜く「３着以内数」を誇りますな。
後は【データ数＜３着以内数】
に該当する系統も要注意でございます。
父がＴサンデー系の場合、
母父馬の系統は・・・
↓↓↓
4人気以下／種牡馬系統：Ｔサンデー系 母父馬系統別集計
| チェック母父馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| レッドゴット系 | 0- 2- 2- 6/10 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
| リボー系 | 0- 1- 1- 3/ 5 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
| ボールドルーラー系 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
| ネヴァーベンド系 | 2- 0- 0- 5/ 7 | 28.6% | 28.6% | 28.6% |
| ストームバード系 | 0- 2- 2-12/16 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
| トゥルビヨン系 | 0- 1- 2- 9/12 | 0.0% | 8.3% | 25.0% |
| フォーティーナイナー系 | 1- 1- 1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
| ヘイロー系 | 0- 2- 1-12/15 | 0.0% | 13.3% | 20.0% |
| ダンチヒ系 | 1- 1- 4-28/34 | 2.9% | 5.9% | 17.6% |
| レイズアネイティヴ系 | 1- 0- 0- 5/ 6 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
| ヴァイスリージェント系 | 1- 0- 4-27/32 | 3.1% | 3.1% | 15.6% |
| ミスプロ系 | 1- 3- 2-50/56 | 1.8% | 7.1% | 10.7% |
| ノーザンダンサー系 | 2- 2- 3-60/67 | 3.0% | 6.0% | 10.4% |
| グレイソヴリン系 | 0- 1- 1-23/25 | 0.0% | 4.0% | 8.0% |
| ロベルト系 | 0- 2- 1-40/43 | 0.0% | 4.7% | 7.0% |
集計期間：2015. 4.11 ～ 2020. 4.18
ソート：複勝率順
・ハーレムライン
父がＴサンデー系種牡馬で
非根幹距離の権化
マンハッタンカフェでございますな。
そして母父にはＴサンデー系と
好相性の母父馬レッドゴッド系の
ブラッシンググルーム系種牡馬。
本馬は未勝利時代に２度だけ
1800ｍに使われておりますが、
その後は何故かマイルにこだわって
使われてきております。
父がマンハッタンカフェで、
母父が欧州ブラッシンググルーム。
祖母の父がノーザンテースト。
普通に考えれば、
スピードと切れ味を
求められるマイル戦には
あまり向かぬ配合ですな。
福島1800ｍは、
非根幹距離適性に加え、
前向きさと持久力を強く
求められるコースでございます。
無論、展開次第では
後方から鋭く伸びる
追込みが決まる事も
ございますが、極端な
人気薄は先行粘り込みが
好走条件でございますな。
母父のブラッシンググルームは
タフな競馬に強い血で、
ノーザンテーストは持久力を
勝負根性という形で産駒に
伝える血でございます。
そして父が非根幹距離の
代表種牡馬マンハッタンカフェ。
長らくの間馬券絡みが無い
本馬でございますが・・・
適性の低い距離に
使い続けられておる割には、
大敗はしておらず、スピード
が求められる良馬場のマイル
重賞以外は、着順はともかく
着差はさほど開いておりません。
求められる能力の方向性が、
血統構成にマッチすれば、
変わり身を見せる可能性は
決して低くはないと存じまする。
さらにもう１点押し材料が。
近親にもこのレースで
２桁人気をあざ笑うかのように
激走した馬がおりますな。
2016年に13人気で3着した
「オツウ」
また従兄弟には
中山記念・カブトヤマ記念
2つの１８００ｍ重賞で連対した
「トウカイポイント」
牝系の一族郎党が最も稼ぐ距離が
芝１８００ｍという非根幹距離一族。
本来の適性距離に替わるここは
爆走に要警戒でございましょう。
前走中山牝馬Ｓ組が強いレース
・モルフェオルフェ
母が当レースの勝ち馬。
実績と血統からは
・ダノングレース
昨年の3着馬でございますな。
母と、その姉妹は全員海外の重賞馬。
ニジンスキー系を持つ馬が強いコースで、
本馬は母母父がニジンスキー系。
ディープ×ダンチヒ系と言う
配合馬のコース成績は、複勝率50％
その他、人気サイドの取捨と
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