G1スプリンターズS EZ-WIN予想

秋のG1シリーズ開幕戦

G1スプリンターズステークスが

日曜中山11R(15時40分)で開催されます。

 

ここでは、スプリンターズステークスの出走各馬の

適性について適性総合評価シートEZ-WINで予想します。

 

主に血統傾向・調教・近走脚質・ラップ適性・スピード指数

についてそれぞれを採点対象にして総合評価点数を算出。

 

特に今年のスプリンターズSは、

例年にないハイペースが予想されますれば、

ラップ適性を重視した採点となっております。

 

スプリンターズS EZ-WIN予想

見やすいPDF版EZ-WINは

↓↓↓クリックで見られます(無料)

2019.9.29 スプリンターズS 2019

 

血統評価欄の*印について

血統評価欄に*印がついているのは、

当コースにおける「ニックス配合馬」となっとります。

 

ニックス配合とは、父と母父の系統が

非常に相性が良く、配合の成功パターンにあてはまる

配合の事をさします。

 

究極の適性比べとなりやすいG1レースでは、

血統の後押しの有無も、勝ち負けに大きく関わって参ります。

 

ラップについて

RP指数とは、レースの流れ(ラップパターン)を

数値化したもので、数値が小さいほど前半が速い

ハイペースで、後半に全馬がバテて時計が掛かる流れ。

ということになります。(詳しい説明はココをクリック

 

RP指数好走レンジ欄が赤文字表記になっている馬は、

今回予測されるハイペース耐性が非常に高い馬でございまする。

 

なお、⑮イベリスについては、RP指数46.9が

これまで参戦してきたレースの最低RP指数であり、

これより低い数値のRP指数への適性は未知数ですな。

 

また、⑯ファンタジストは2走前の北九州記念(RP42.1)で

大敗しておりますが、休み明けで久々の1200m戦という事もあり

これは参考外とした方が良いかもしれませぬ。

 

小倉2歳Sでは、RP指数44.1のラップで圧勝しており、

更なるハイペース耐性を持っておる可能性は否定できませぬ。

 

この2頭は評価点数は低いものの、

完全無視はいささか危険であるやも知れませぬなぁ。

 

近走脚質について

直近のコースの脚質傾向としても、

スプリンターズステークスのレース傾向としても、

好走馬の近走脚質は、以下の2パターンでございまする。

 

1.前走で先行(初角5番手以内)していた馬。

2.前走で先行していなかった馬は

  近2走以内に上り3F3位以内の実績馬。

 

 

EZ-WINの評価1位

EZ-WINの評価1位は3歳牝馬⑨ディアンドル

 

スプリンターズSは、牝馬が穴をあける傾向が有るレース。

特に3歳牝馬は、古馬の牡馬♂に比べて斤量4キロの恩恵があり、

また、3歳馬は一般的にスピード指数が低く算出される傾向があるため

人気になりにくいという側面もあるのでございましょう。

 

展望レポートにも書きましたが、

スプリンターズステークスは「ニジンスキー系」を

持つ馬が良く走るレースで、本馬も母父母にニジンスキー。

 

不安材料は時計的な実績が無い点でございましょうか。

 

前走の北九州記念は良馬場のハイペースながら、

1分8秒台の決着時計で、時計が掛かる馬場。

 

対して、今の中山はレコードタイムが更新されるような

高速馬場で、ペースも落ち着きようがないメンバー構成。

 

2012年のスプリンターズステークスで、

ロードカナロアが打ち立てた「1分6秒7」の

コースレコードを更新する可能性もございましょう。

 

そう言う馬場でどこまでやれるか?

母系の底に眠る高速スプリント血統「カロ」の血に

期待をかけてみたいところでございますなぁ。

 

EZ-WIN2位評価

 

1位と僅差の評価2位は

⑧タワーオブロンドン

こちらは高速馬場が大好きなタイプで、

前走のセントウルステークスでは、阪神芝1200mの

コースレコードを更新しての圧勝でございました。

 

不安材料は、レース間隔が詰まっている事と、

前走のレコード駆けの反動が出ないかどうか?

 

EZ-WIN評価3位

 

⑦モズスーパーフレア

今回唯一の「血統馬券レシピ」該当馬。

 

前走は、内のイエローマリンバを交わせず、

ハナを奪えず控えるカタチをとってしまった事で、

松若殿は師匠から大目玉を食ったそうですな。

 

他馬に影を踏ませぬカタチの競馬でこその馬。

 

今回は、自分より内に速い逃げ馬がおらず、

外のラブカンプーが執拗に絡んでこなければ、

自分のカタチで運べそうですな。

 

時計面にも実績が有り、控える競馬で負けた次走に

逃げた場合は全て勝っておる馬でございますれば、

今回は必ずハナを叩きに出る事でございましょう。

 

母系がダンチヒ系×インリアリティ系と

高速馬場のスプリント戦にピッタリの配合を持ち、

今の中山芝はうってつけの舞台でございましょうな。

 

最大の不安材料は、

鞍上がG1でビビった騎乗にならないか?と言う点。

 

あとは太目残りの有無と、

前走北九州記念だった馬が1度も馬券になっていない

というジンクスめいたデータでございますな。

 

余談ながら・・・

この馬と、タワーオブロンドンの単勝馬券には、

土曜の夜に200万から300万の大量投票が

複数回にわたり行われております。

 

恐らくは、内部事情に詳しい者の仕業でございましょうから、

2頭とも勝ち負け出来る状態に仕上がっておるのでしょう。

 

EZ-WIN評価4位

 

⑤レッツゴードンキ

 

一昨年のスプリンターズステークス僅差2着馬が、

7歳にして4度目の挑戦でございますな。

 

仕上がりは非常に良さそうでございます。

また、今回は得意の距離短縮ローテという事で、

もう一花咲かせられるかどうか?

 

ただ、この馬には少し流れが速すぎるかも知れませぬな。

 

ハイペースでも脚は溜まるタイプで、

メンバー上位の上り脚は繰り出せるでしょうが、

物理的に届かないというパターンもありそうで、

ギリッギリ届いて3着まで。

というイメージでございましょうか。

 

EZ-WIN評価5位

②ダノンスマッシュ

スプリンターズステークスをコースレコードで勝った

ロードカナロアの産駒ということで、父子制覇に期待が

かかっておるようでございますなぁ。

 

そのロードカナロア産駒では、

トロワゼトワルが先だっての京成杯AHでレコード勝ち。

アーモンドアイがジャパンカップで世界レコード勝ち。

 

高速決着に非常に強いイメージがありますが・・・

 

こと1200m戦に限って言えば、

速い時計を出した産駒が皆無であるという事実。

 

もしや産駒にスプリント適性を受け継げておらぬのでは?

と考えさせられるほどに、1200m戦に限っては、

時計の壁を感じておるのは拙者だけでございましょうか。

 

馬場に影響が出るほどの雨があれば本命候補ですが、

高速馬場のG1では通用しない。と言う方に1000点!

 

その他の注目馬

今の中山芝コースでは、

「欧州型ノーザンダンサー系×サンデー系」

人気薄のこの配合馬が大暴れしとりますな。

 

該当するのは⑫ダイメイプリンセス

 

昨年の4着馬でございます。

 

母系にニジンスキーを持ち、ヘイローのクロスと

ヘイルトゥリーズンのクロスも併せ持つ血統構成。

 

高速馬場適性を問えば、答えは「イエス」ですな。

 

昨年のアイビスサマーダッシュの勝ち時計

「53秒8」は2002年以来カルストンライトオが

死守するレコードタイム「53秒7」にコンマ1秒差。

 

この馬は「夏から初秋のハイペース特化型」で、

ゆるいペースからの末脚比べと寒い時期は超苦手のクチ。

 

夏場のハイペースで他馬がみんなバテてるのを尻目に

自分はちゃっかりと脚を伸ばすタイプでございます。

 

昨年はRP指数43.5でクビ差4着。

 

今年は昨年よりRP指数が下がる可能性が高く、

3着入線の大チャンスでございましょう。

穴をあける牝馬はこの馬かも知れませぬなぁ。

 

ちなみに、この馬が拙者の本命でございます。

 

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