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G3小倉記念 展望

サマー2000シリーズ第3戦

G3小倉記念について、血統・ラップ、その他の

好走傾向から、今年の有力候補を絞り込んで参りまする。

 

御用とお急ぎでない方は、しばしお付き合いを(*_ _)

 

コースの血統傾向

小倉芝2000m過去10年間の種牡馬成績

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 賞金合計 賞シェア
ディープインパクト 40- 44- 21-205/310 12.9% 27.1% 33.9% 72548万円 11.0%
ハーツクライ 19- 30- 22-134/205 9.3% 23.9% 34.6% 35169万円 5.3%
マンハッタンカフェ 18- 16- 16-124/174 10.3% 19.5% 28.7% 32662万円 5.0%
ジャングルポケット 13- 11- 17-144/185 7.0% 13.0% 22.2% 20458万円 3.1%
ルーラーシップ 9- 5- 3- 50/ 67 13.4% 20.9% 25.4% 9250万円 1.4%
ヴィクトワールピサ 2- 1- 4- 29/ 36 5.6% 8.3% 19.4% 3997万円 0.6%
ストーミングホーム 1- 0- 1- 13/ 15 6.7% 6.7% 13.3% 1415万円 0.2%
Regal Ransom 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3% 1500万円 0.2%
カンパニー 0- 2- 0- 16/ 18 0.0% 11.1% 11.1% 850万円 0.1%
Frankel 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0万円 0.0%

集計期間:2009. 2. 7 ~ 2019. 7.28

※上記データは、今回の出走登録馬の父のみを抜粋。

 

 

ディープインパクト産駒が

他を圧倒するシェアを誇っておりますが、

注目すべきは、グレイソヴリン系の種牡馬である

「ジャングルポケット産駒」の健闘ぶりでございましょう。

 

小倉記念は、ナスルーラ系の血を

4L系統内に持つ馬がよく穴をあけるレースでもあり、

特にグレイソヴリン系の血を持つ馬が好相性でございますな。

 

上の種牡馬成績一覧にある

ハーツクライ・ルーラーシップ・カンパニーも

グレイソヴリン系を持つ種牡馬でありますな。

 

今年のナスルーラ系所持該当馬

・アドマイヤアルバ(ハーツクライ産駒)

・カフェブリッツ(母母父グレイソヴリン系)

・カデナ(母母父ボールドルーラー系)

・クリノヤマトノオー(ジャングルポケット産駒)

・シャイニービーム(カンパニー産駒)

・タニノフランケル(母母父ネヴァーベンド系)

・ノーブルマーズ(ジャングルポケット産駒)

・メールドグラース(ルーラーシップ産駒)

 

 

ラップ的考察

血統傾向に続きまして、

小倉記念のラップ傾向についてウンチクして参りましょう。

 

小倉記念は、2000mという距離としては、

かなり前半が速くなりやすいレースでございますな。

 

過去10年の小倉記念のラップパターンを

RP指数で表示致しますと、以下のような数値になります。

開催 RP指数
2018 56.7
2017 47.5
2016 49.6
2015 46.5
2014 50.6
2013 50.5
2012 51.2
2011 45.3
2010 50.7
2009 48.8
平均 49.7

 

RP指数とは、レースの前半と後半の流れと、

ラスト3Fで、どれだけ加速したか?あるいは

どれだけ減速したか?を総合して指数化したものでございます。

 

「RP指数50」が前後半のラップタイム差が無い

ミドルペースのレースで、ラスト3Fでも加速も減速も

していなかったような「平坦ラップ」であった事を示します。

 

RP指数の数値が小さくなるほど、

前半が速い「前傾ラップ」で、ラスト3Fで

減速する「消耗戦ラップ」のレースであった事を

示しております。

 

逆に、RP指数の数値が大きくなるほど

スローな展開から、ラスト3Fの加速勝負という

レース質であった事を示します。

 

過去10年の平均RP指数が「49.7」という事で、

ミドルペースでラスト3Fが若干減速するような

ラップパターンになりやすい。と言う傾向がございまする。

 

さて、今年のラップ予測でございますが・・・

逃げ馬と呼べる存在がおらず、近3走以内に

逃げた馬は「タニノフランケル」のみでございますな。

 

そのタニノフランケルは今回テン乗りとなる松若殿騎乗。

 

松若殿は近5年間に小倉芝2000mで騎乗したのは79鞍。

その中で逃げたのはわずかに9鞍で、今回逃げるかどうかは

枠順や陣営の作戦・指示にもよりましょうが・・・

 

ここでは、話を進めるために「逃げる」と仮定致しましょう。

 

タニノフランケルが、逃げて馬券に

絡んだレースのRP指数は以下の通り。

 

・中山金杯(中山芝2000) 3着 RP指数51.0

・西部スポニチ(小倉1800)1着 RP指数53.6

・500万(阪神2000)  1着 RP指数54.4

・未勝利(阪神2000)   1着 RP指数59.0

 

一方、松若殿が小倉芝2000で逃げて馬券になった

レースのRP指数は「50.4」と「53.6」の2鞍。

 

また、2・3番手が濃厚な、

カフェブリッツ・シャイニービームの2頭は、

芝のレースでは極端な前傾ラップよりもむしろ

スローペース寄りのレース質を好む傾向があり、

前をつついてペースアップを強要する事は考えづらいところ。

 

これらの事から想定致しますれば、

今年の小倉記念のRP指数は53前後。

という事でよろしかろうかと存じまする。

 

 

RP指数51~55が得意な馬

それでは、ラップ想定を元に、

好走確率の高い馬をピックアップして参りましょう。

 

・アイスバブル

・シャイニービーム

・タニノフランケル

・ノーブルマーズ

・メールドグラース

 

RP51~55未経験馬

・カフェブリッツ

 

 

距離ローテの傾向

過去10年で8勝を挙げている

「前走同距離」ローテだった馬。

 

今年、同距離ローテで参戦するのは

・アウトライアーズ

・カフェブリッツ

・クリノヤマトノオー

・ストロングタイタン

・タニノフランケル

・メールドグラース

以上の6頭でございますな。

 

まとめ

血統・ラップ・ローテの傾向全てに該当したのは2頭。

 

・タニノフランケル

・メールドグラース

 

注目はタニノフランケル。

「前走逃げれなかった逃げ馬は買い」

という格言もございますな。

 

 

明日は、3歳馬限定ダート重賞

G3レパードステークス(新潟ダ1800)

について分析を進めて参りますれば、

またのお立ち寄りを(*_ _)

 

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