新馬戦「血統、調教」注目馬

先週から始まった2歳新馬戦。

今週は土日合わせて4鞍が行われますな。

 

土曜日の2鞍には、ディープ系新種牡馬

キズナの産駒と、リアルインパクトの産駒が、

また、エピファネイアの産駒が、先週の

レッドブロンクス(2着)に続き今週も登場。

 

全ての出走馬が初めてのレースとなる新馬戦は、

血統が非常に重要なファクターとなりまする。

 

このコーナーでは、新馬戦に出走する各馬の血統を、

1.父が新馬戦向きの血かどうか?

2.母または祖母の新馬戦での着順は?

3.調教で加速ラップを踏めているか?

以上の3点に的を絞って抽出した注目馬をご紹介します。

 

そして今週は雨模様。

特に土曜阪神の前半戦は恐らく重馬場開催となりましょう。

 

そこで、上記の3点に加え、牝系ファミリー(近親)の

重馬場適性と、ついでに近親の新馬戦適性も付け加えて

注目馬をピックアップして参ります。

 

また、これは先週も同じ事を書きましたが、

調教の加速ラップは、鞍上の指示に従うように

しつけが行き届いているか?という部分を判断する

材料として非常に重要なファクター。

 

その理由は・・・

調教で前半から行きたがって、

暴走するようなペースで走る馬は、

たとえ全体時計が速く、良血馬であっても

ゴールまで体力がもたないリスクが大きいタイプ。

というように考える事が出来るのでございますな。

 

ちなみに新馬戦での馬券は、ボックス買いがおススメ。

まぁ、拙者のような馬券ベタは、新馬戦に限らず

常にボックスで買うべきでございますが・・・(-_-;)

 

それでは、未来のG1ホースを探しに参りましょうぞ。

 

本日は土曜阪神5R芝1200mから、

注目馬をお届けしましょう。

 

牝系一族に、超有名な種牡馬が居る馬も出ておりますぞ。

 

阪神5R芝1200m内回り

まずは表の見方を。

「母系初戦」:母・祖母の新馬戦着順

「血統父」 :父の産駒の当コース成績で、赤文字は新馬戦向き。

「配合」  :父(小系統)×母父(小系統)の組合せの

       当コース成績で、父のデータが豊富な場合は

       父の種牡馬データを採用しております。

       ?が付いているのは、過去に前例のない組合せです。

「騎手」  :背景色は、当コースの新馬戦成績評価。

       赤→黄→橙の順で好成績であると言う意味です。

「調教」  :*印は最終追い切り、⊛印は1週前追い切りの

       調教偏差値が高かった馬です。

「LAP」 :加速ラップを踏めていた馬に*印を入れています。

       太文字や赤文字は、全体の時計が速く、さらに

       加速ラップを踏めていた「好仕上がり」の馬です。

「併せ」  :併せ調教をされていた場合、併走馬に対して

       先着・併入・遅れといった結果を記載しています。

「近新」  :牝系ファミリー(近親)の新馬戦適性を評価します。

「近雨」  :牝系ファミリー(近親)の重馬場適性を評価します。

 

キズナ産駒が1頭出ておりますな。

レジェーロ

基本的にディープ系は1200mへの適性は低め。

牝系の短距離適性を考慮してここに使ってきたのでしょう。

 

このコースは、ダンチヒ系の血を持つ馬、

米国型ノーザンダンサー系の血を持つ馬が強く、

レジェ―ロの母父はダンチヒ系。

 

母方が色濃く出ているようなら、

調教・近親の新馬戦・重馬場適性の高さを

キチンと評価すべきかも知れませぬな。

 

ミーアシャムの近親には、

短距離ダートのリーディングサイアー

「サウスヴィグラス」の存在がございます。

 

近親の重馬場適性はCランクですが、

配合評価が高く、近親の新馬戦適性もズバ抜けており、

全兄2頭は共に新馬勝ちという事を考えれば、

馬券になって然るべきやも知れませぬな。

 

ロードクラージュの全兄は、

重馬場の芝1200m新馬戦で2着。

 

牝系ファミリーの芝・ダートの賞金シェアは

55:45と拮抗しており、こういう一族は

芝の道悪巧者が出やすい傾向がございますな。

 

人気でも蹴る要素の極めて少ない1頭と申せましょう。

 

トリプルエースの父シャマルダルは、

ストームバード系ですが、英国の馬でございますな。

仏ダービー・仏2000ギニーの勝ち馬で欧州タイプ。

 

米国型ではありませぬが、

芝1200m適性の高い種牡馬。

 

牝系は完全なダートファミリーで、

芝の新馬戦で馬券になった馬はおりませぬ。

 

芝血統の父にダートファミリーの母。

 

この馬はどちらに似ておるのか?

レースが楽しみでございますな。

 

②メイショウユリシスの父評価はAですが、

メイショウサムソン産駒は、新馬戦はからっきし。

牝系の新馬戦適性も低く、ちょっと狙いづらいところ。

 

③エアリーフローラは

叔母にマイル重賞2勝のマジックタイム。

配合評価は?ですが、母父ディープに

1200mのイメージが持てませぬなぁ。

 

母は2000m以上にしか勝鞍が無く、

母の特性を引き出しやすいロードカナロアとの

配合で、1200mに適性の有る産駒が出るのか否か。

 

⑧ミラクルライトは父が魅力。

ロージスインメイ産駒は、当コース新馬戦では

2頭に1頭が馬券になっとります。

 

トリガミ覚悟の5頭BOX4番~8番

8番がくれば嬉しいですなぁ( ̄▽ ̄)ノ”

 

それでは良い新馬戦を。

 

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