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G3エプソムカップレポート

今週末は降水確率80%で、土日共に雨予報。

高速馬場も2日続けて雨が降れば、さすがに時計は掛かりそう。

 

そして出走メンバーを見渡してみると、

タイトな流れを創り出すタイプの先行馬はおらず、

逃げ馬ダノンキングダムは、前走で控える競馬で

非常にインパクトの有る勝ち方をしており、

今回もハナにはこだわらぬやも知れませぬなぁ。

 

という事は、先週までのG1とは真逆の

「スローペースで時計の掛かる馬場」

という事になりましょうか。

 

となると、拙者のラップ指数は、能力の物差しではなく

各馬の得意なラップパターンを知るための物差し。

という事になってまいりまする。

 

今年はメンバーに飛び抜けた馬がおらず、

唯一有力かなぁ・・・

と考えていたミッキースワローですが、

彼は雨馬場が非常に苦手。

 

これは波乱の香りがプンプンでございますぞ。

 

という事で、本日は予想人気上位馬について、

その得意なラップパターンと、雨馬場への適性を

分析して参りますれば、しばしのお付き合いを(*_ _)

 

ミッキースワロー

1番人気予想。

良馬場の非根幹距離ならペースは不問で馬券になるタイプ。

今回は1800m戦で非根幹距離。

良馬場なら普通に勝ち負けでございましょうが・・・

 

プロディガルサン

2番人気予想。

ディープインパクト×ストームキャットの配合は

2015年の1・2着馬のエイシンヒカリと

サトノアラジンの配合と同じ。

プロディガルサン自身、東京1800mは

3戦して全て馬券になっているコース巧者で、

雨馬場も問題なし。

 

ただ血統からは、そろそろ衰えが気になり始めるお年頃。

前走で、3年ぶりの勝ち星を挙げましたが、

そのレースはマイル戦としては異常なハイペース。

 

まるでスプリント戦のようなイメージのラップで、

これで勝ったとなると、加齢により距離適性が

短距離にシフトしてきている可能性は無視できますまい。

 

元々が、ミドルペース以上の速めの流れを好むタイプで、

スローペースからの終いの切れ味勝負は不向きなタイプ。

 

鞍上のレーン殿が、母国の豪州スプリント戦的な、

テンからガーッ!!と行くような乗り方をすれば、

怖い1頭でございましょうな。

 

ダノンキングダム

3番人気予想。

 

雨馬場は、牝系ファミリー含め可もなく不可もなし。

 

この馬は東京と新潟に良績が集中しており、

ゴール前に急坂の無い左回り巧者という事でございましょう。

 

ラップ的には、ミドルペースからハイペースは苦手。

スローペースかそれに近いミドルペースが好み。

 

自身が逃げる可能性も含めて、

今回はラップ的には向きそうな感じですな。

 

父ステイゴールドと母父欧州ノーザンダンサー系の

組合せのコース相性は悪くなく、配合評価は「Bランク」

 

適性的には合格ながら、この馬自身もそうですが

昇級突破力に欠ける面の有る一族で、能力的に通用するかどうか?

というのが最大の課題でございましょう。

 

明日は4番人気以下が予想される

伏兵・穴馬の適性を検分して参りたいと存じます。

 

それでは良い夜を(*_ _)

 

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