昨年は函館開催でしたが、今年は例年通りに札幌開催に戻ります。
ここでは、札幌ダート1700mの血統傾向と、
過去のエルムSの血統傾向、そして今年の札幌開催の
ダート1700mに限定した傾向を参考にして、
今年のエルムSの注目馬をピックアップして参りまする。
御用とお急ぎでなければ、しばしお付き合い下さいませ(*_ _)
2021年6月12日~2022年7月31日のデータ
データ数が少ない場合に、非常に重要になるのが「別馬率」。
この「別馬率」と言うのは拙者の造語なので、
恐らくご存知の方はいないと思いますが、
データの信憑性を図るために、拙者が常に意識している
非常に重要な項目になります。
例えば、ある種牡馬産駒のデータ総数が「10」しかなく、
コース複勝率が60%と表示されていた場合に・・・
「お!スゲーやん」
と思いつつ、内容を確認してみると・・・
実は特定の1頭のみが6回馬券になっていて、他の4頭は全滅していた。
と言った事はよくある事でございます。
このような場合、
「その種牡馬のコース相性がいい」と考えるのは危険で、
たまたま6回も馬券になった馬個体が「コースの鬼」
であったと考える方が自然でございましょう。
そこで、同じ馬が何度も馬券になる事で複勝率を引き上げている種牡馬よりも、
出走した産駒の数に対して、より多くの別馬が馬券になって複勝率が高い種牡馬の方が、
よりコース適性が高い血統であると考えるべきだと拙者は考えております。
以上の事をふまえて、もう一度データをご覧ください。
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別馬率の欄に記載しているのは、
集計期間中に出走した同一種牡馬の産駒数と、
馬券に絡んだ産駒の数を示したものです。
例えば、上のデータ表において別馬率が最も高いのが「ヘニーヒューズ」になります。
17頭のヘニーヒューズ産駒(全て別馬)が出走して、
「7頭の別馬」が馬券に絡んでおり、
特定の個体が何度も馬券になっている血統よりも、
コースへの適性が高い血統であると考えられます。
ただ、残念なことに、回収率は御世辞にも高いとは言えず、
穴党の皆様には、少々物足りないかも知れませぬなぁ。
そこで、今年のエルムS出走登録馬の中では、
・ハーツクライ産駒
・アメリカンファラオ産駒
この2系統が期待値の高い血統であると考えられます。
2010年~2020年のデータ
※出走登録馬に該当がない系統のデータは除外してあります
今年の出走登録馬の中では、Tサンデー系が最有力と判断できそうですな。
他では、データ数は少ないものの、複勝回収率が高いAPインディ系と、
フォーティナイナー系には警戒が必要になると考えております。
特にAPインディ系とミスプロ系は、直近2週間(4日間)の
開催データで非常に優秀な結果を残しており、注意が必要でございましょう。
以上のデータから、今年のエルムS注目血統馬は・・・
・ウェルドーン
・フルデプスリーダー
・スワーヴアラミス
・ロードレガリス
・アメリカンシード
・ブラッティーキッド
ハーツクライ産駒の本馬にとって、
前走の距離短縮ローテは不利なローテでした。
それでも重賞で0秒2差の4着なら立派なもの。
短縮失敗後の同距離ローテで好走に期待します。
1700ダートで崩れたのは、距離延長ローテだった1戦のみ。
血統に裏打ちされたコース適性と、メンバー上位の能力で
重賞初挑戦でも好走に期待したいと思いまする。
この馬の名前はコチラに書いております。
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