今週の日曜はジャパンカップ。

昨年は「2分20秒6」という

とんでもない世界レコードが飛び出す決着で

アーモンドアイの強さばかりが引き立つ内容。

 

一転今年は混戦ムードで、1番人気がどの馬になるのか?

締め切りまで分からぬようなメンバー構成でございますな。

 

その上更に、ジャパンカップで猛威を振るう

牝馬のエントリーが、ラヴズオンリーユーの回避で

カレンブーケドールのみと相成りました。

 

今年の出走登録馬と予想人気

 


netkeiba.comさまより無断拝借(*_ _)

 

スワーブリチャードが3番人気・・・

もっと評価が低くなると思い、穴候補の1頭

とか考えておりましたが、やや驚きでございまする。

 

ジャパンカップ血統傾向

 

【過去10年のジャパンカップの種牡馬別成績】

 

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 3- 2- 1-14/20 15.0% 25.0% 30.0%
ハーツクライ 1- 1- 2- 9/13 7.7% 15.4% 30.8%
キングカメハメハ 1- 1- 2- 8/12 8.3% 16.7% 33.3%
ステイゴールド 0- 1- 0-10/11 0.0% 9.1% 9.1%
ルーラーシップ 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
カンパニー 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

※今年の出走馬限定のデータでございます※

東京2400mと言えばディープ産駒。

そのイメージそのままのデータでございますが

これを牡馬に限定しますと・・・

↓↓↓

 

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 0- 1- 1- 8/10 0.0% 10.0% 20.0%

このような変わり果てた姿になるのでございますな。

この僅か2頭の馬券絡みを果たした馬は

・ラストインパクト

・スピルバーグ

この2頭の共通点は、

「3歳春に完成できなかった遅咲きディープ」

という事でございますな。

 

ラストインパクトは、ダービーに出走すら叶わず。

スピルバーグはダービー14着と大惨敗した馬。

 

つまりは、ダービーの時期に完成したディープの牡馬は

全滅しておるという事でございますな。

 

今年はディープ産駒が4頭エントリーしておりますが、

1頭は牝馬のカレンブーケドール。

残り3頭の牡馬の内、ダービーに無縁だったのは

・ジナンボー

この馬だけでございまする。

 

今回ジナンボーの手綱を取るムーア殿は、

同じくダービー無縁のディープ産駒

ラストインパクトをJCで2着に導いた騎手。

 

母のアパパネは3冠牝馬。

アパパネは「キンカメ×ソルトレイク」という配合で、

ソルトレイクは、米国の短距離G1馬でございました。

 

血統馬券的には、延長が向かないと言うジャッジに

なるような配合でございますが・・・

 

ソルトレイクの父デピュティミニスターは代表産駒として

BCクラシック(米国ダ2000m)を制した中距離馬

オーサムアゲインを出し、そのオーサムアゲインも

BCクラシック(米国ダ2000m)を制したゴーストザッパーを

出している「中距離適性の非常に高い種牡馬」でございます。

 

またオーサムアゲインは母父に入ってルージュバックを出し

ローマンレジェンドとミラクルレジェンドの兄弟を出している

中距離血統馬でもあるのでございますな。

 

隔世遺伝、大隔世遺伝の可能性まで考えれば、

「高速馬場の得意な中距離得意型」で、

2400mは守備範囲の可能性もあるのではなかろうかと。

 

さらに、この馬に注目する理由として

休み明け2戦目というローテで東京2400mで負けている事。

 

本馬は叩き2走目はコケるローテで、休み明けが本領となる

非常に反動の出やすい「虚弱な」タイプ。

 

その「反動ローテ」で2400mを負けてくれたことが

今回の低評価を招く要因の一つとなっている事が理由でございます。

 

前走の新潟記念では、天皇賞秋で僅差の4着に健闘した

ユーキャンスマイルと壮絶な叩き合いの結果、僅差の2着。

 

近2走で連続して急激に補正タイム指数を上げてきており

キャリアはいまだ僅かに7戦。という事を考えると、

今まさに成長期と申せましょう。

 

血統は、「ディープ×キンカメ」の配合で、

これはワグネリアンと同じ配合でございますな。

 

そのワグネリアンがダービーを制したのはキャリア6戦目で、

その時の補正タイム指数が「116」と言う数値でございます。

 

一方、ジナンボ―の前走はキャリア7戦目。

そして、前走の補正タイム指数は「116」

 

つまり、ダービーを勝った直後のワグネリアンが

今のジナンボーとも言える訳でございますな。

 

どちらもノーザンファームの生産馬で、

間違いなく「同じコンセプト」で生産された馬。

 

つまり・・・

「ダービーを勝った直後のワグネリアンが

ジャパンカップに出走する。」

そのように考えると、ジナンボーが

非常に美味しい存在に見えて来るのでございます。

 

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View Comments

  • 無料メルマガ読者の山ちゃんです。サンデームーティエ、日曜京都11R一着のヤマニンも共に今月引退する調教師の馬でしたね。不思議と引退する調教師の馬はよく来ますね~サンデームーティエは三着で厚く購入してたので悶絶です最終週はあまり絡みませんが注意は必要かと。

    • 山ちゃんさん♪コメントありがとうございます。そういうカラクリだったんですね~( ;∀;)。。。カフェブリッツにもう少し甲斐性が有れば、山ちゃんさんウハウハでしたね(*_ _)無念です。こうして、コメントを頂けると物凄い勢いで嬉しいものですね。本当に有難うございます♪

  • 先週からお世話になりました。先週は馬券の買い方がわからない状態でした。今回はなんとなくわかって来ました。土曜日の推奨馬

    は凄いの一言です。馬券は買ってなかったですが本当に凄いですこれからもよろしくお願いいたします。

  • お世話になっております。
    くじ引きで当たりましたマーチステークスの三連複予想にまるのりし、自身初めての万馬券を頂きました!
    ありがとうございました!

    しかし、疑問があり、コメントさせていただきました。
    何故三連複の買い目は◎の1番からではなく、○の4番からのフォーメーションだったのでしょうか?

    また、私も血統の勉強をしようと思っているのですが、現在は有料会員の募集は行っていないのでしょうか?

    • いつも有難うございまする(*_ _)

      初万馬券おめでとうございます!(*^^)v

      さて、お問い合わせの3連複の軸馬の件でございますが、

      馬連の軸には足りないと考えていた事と

      大きな馬券を狙うには、人気薄の自信がある馬から

      3連複で3列目を手広く買目に入れて

      万馬券になる買目だけ、あるいは200倍以上の

      好配当になる買目だけを購入する。

      と言うのが拙者のスタイルでございます。

      なお、有料コースの血統馬券倶楽部の方は

      明日のメルマガで募集をさせて頂きます。

      よろしければご参加を(*_ _)

      くまもん

  • いつも貴重な情報をありがとうございます。 大変参考になります。
    オークスにおいてのロベルト系の取り扱いですが、データ上は非常に合わないとおもってます。 ましてや今の高速馬場の東京では、スピードを強化する血統ではないので、より厳しいのでは?  可能であればお考えをお聞かせください。

    • そうじろうさん、こんにちは。くまもんです。

      コメントの投稿有難うございまする(*_ _)

      さて、ロベルト系と高速馬場の東京2400・・・

      ロベルト系のスクリーンヒーローが

      ジャパンCを勝っておりますが、勝ち時計は

      2分25秒5というタイムで、近年の時計から考えれば、

      非常に時計の掛かる馬場だったと思います。

      ロベルト系は基本的には欧州型血統。

      サンデーサイレンスが登場するまでは

      ヘイルトゥリーズン系の代表的な

      血統で、3冠馬ナリタブライアンを出すなど

      一世を風靡致しましたが・・・

      馬場の高速化が進むにつれ衰退を始めた血でございますな。

      つまり同じヘイルトゥリーズン系でも

      サンデーはヘイローを経由しており、

      このヘイローの血が、高速場での直線スピードに

      大きく貢献しておるのだと思いまする。

      勝ち時計が2分24秒0だった2016ダービーで

      馬券圏内をディープ産駒が占めましたが、

      ロベルトを母父に持つディーマジェスティが

      3着に敗れたのも、血統の影響ではなかったかと。

      勝ち馬マカヒキは母父ヴァイスリージェント系。

      落鉄しながらもタイム差無しの2着に頑張った

      サトノダイヤモンドは母父ダンチヒで、

      祖母の父はヘイロー系。

      ヘイローの3×4クロスを保持しておりました。

      それを考えますと、高速馬場の

      東京2400mにおいて、決してプラス材料ではないと

      拙者は愚考致しておりまする。

      くまもん。

  • お忙しい中ありがとうございます。
    この20年で父or母系にロベルト持ちは2馬くらいしか馬券に絡んでないのは極端ですよね。 エピファ&スクリーンは父ロベルト系、母系サンデーと似たような血統背景なので同じくくりに考えてます。デアリングタクトの桜花賞快勝は馬場の恩恵かも?と。
    やはりポイントは高速馬場への適正ですね。 
    ありがとうございました。
    お身体ご自愛ください。

  • くまもんさん おはようございます。
    オークスはくまもんさん推奨の岡田BOXでなんとか3連複を拾えました。
    が、ロベルト系のワンツーで自分の馬券本線は壊滅…。
    気持ちを切り替えてダービー!
    現時点で、ビターエンダー・ディープボンドの父ダービー馬
    シンボリクリスエスが相性○で母父ダービー馬のコルテジア
    以上の3頭を人気馬に絡めたいと考えております。
    人気馬では、サリオスの扱いで思案中。
    朝日杯FSで馬券対象になった馬で、ダービーで馬券になったのはローズキングダムのみ。
    勝馬を探すとナリタブライアンまでさかのぼることに。
    朝日杯勝馬にはディープ産駒やキンカメ産駒がいるにもかかわらずこの結果。
    ダービーと朝日杯は結びつきにくいのだと思います。
    これを踏まえ、くまもんさんのお考えを参考に ダービーは本線でgetしたいと思います!

    • そうじろうさん こんばんは くまもんです(*_ _)

      コメントを頂戴致し誠に有難き幸せ。

      確かにロベルト系は不気味でございますな。

      ダービーでは、母父ロベルト系の馬が

      過去5年で4頭が馬券になっております。

      そのうち3頭は、2人気・1人気・1人気で、

      1着・3着・3着と言う成績でございましたな。

      1人気に支持された2頭がともに3着。

      と言うところに、相性がさほどでもない

      と拙者は理解致しておりまする。

      Bコース最終日開催のオークスと、

      Cコース2日目開催のダービーでは、血統傾向に

      わりと相違が出る年の方が多く、共通点は

      ディープ最強。という事でございましょうか。

      朝日杯に関して言えば、サリオスは勝っていますので

      勝ち馬のダービー成績を見るのも良いかと・・・

      とは言え、阪神に開催が移って以降は、朝日杯の勝ち馬は

      2頭しかダービーにでておりませぬが・・・

      リオンディーズは母母父にダービーの鬼門血統

      サドラーズ系を持っており、ダノンプレミアムは

      母父がロベルト系で、血統的な側面から見れば

      飛ぶのが普通。というイメージでございますな。

      サリオスの血統評価は、次回のG1レポートで

      触れる予定でございますれば、そちらをご覧頂ければ

      と存じまする。

      以上、拙者の妄想と独りよがりでございます(*_ _)

      くまもん

  • くまもんさん こんばんは そうじろうです。
    またまたお忙しい中ありがとうございます

    ダービーは様々な人の思惑があり、多方面からのファクターが必要とされるので、予想するのも楽しいですね♪
    ディープインパクト初の3冠馬への夢は繋がるのか?
    皐月パスしてルメール確保してダービーに挑むノーザンの本気度は?
    ディープインパクト記念を勝ったディープの子供が武豊と挑むダービードラマは?

    毎年、ダービーより目黒記念で真剣勝負してしまう自分…

    ともあれ
    サリオスの血統評価 楽しみにしてます♪

  • くまもんさん こんばんは
    そうじろうです。

    川田Jについてですが、レクセランスでもアルジャンナでも 戻ろうと思えば戻れたと思うのですが、やはり…ノーザンFとの大人の事情があるのでしょうか…?
    また、ルメールJはワーケアが皐月パスした時からダービーは確約だったのでしょうか?
    例えサトノが皐月でいい勝負しても…。

    血統構成の話しではないので大変恐縮ですが、
    もし機会があればご意見お聞かせください。

  • 川田騎手については、ヒューイットソン帰国によりガロア陣営より
    オファーが来て引き受けただけではないでしょうか?

    レクセは、皐月賞で蹴ってアンタレスSのお手馬を選んだ訳ですし、

    アルジャンナの毎日杯の時は、降りたと言うよりヒューイットソンに

    奪われた感じですよね。中京でOP特別に乗ってましたから。

    川田殿はこのところ芝の重賞で結果を出せておらず、

    乗りたい馬を選び放題と言う訳ではないのではないかと。

    ましてやノーザンの吉田勝己名義のアルジャンナの場合、

    一度降りると、自分から「乗ったりましょか?」とは言えませんよね。

    ルメール殿のワーケアは既定路線だと思いますが・・・。

    サトノはノーザンファーム生産馬とは言え外様馬主で

    ワーケアは個人馬主名義ながらあくまでも名義人だそうで、

    実権を握るのは・・・でございましょうから、

    ルメール殿はG1ではノーザンファームの大将格に乗る。

    これは揺るがぬ既定路線なのではないでしょうか?

    拙者が不思議に思うのは、何ゆえの皐月回避だったのか?

    の方でございますな。

    脚部不安というお題目はあったようですが、

    馬はめちゃくちゃ元気だったそうですし・・・

    サリオスとの使い分けで、皐月賞ならコントレイルを負かせる

    とノーザンファームは考えていたのかも知れませぬなぁ。

    まぁ、いずれにせよこういう問題は専門外でございますれば

    全て拙者の妄想にすぎませぬ(*_ _)

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