今週は秋のG1シリーズ開幕週!

日曜中山でG1スプリンターズステークス2021が行われます。

 

 

スプリンターズS 2021出走登録馬

 

出走表はnetkeiba.comさまより拝借(*_ _)

 

※ヨカヨカは骨折の為引退が表明されております。

 

中山競馬場の馬場改修工事後に行われた

過去6回で、1人気は4勝3着1回と、勝率67%

複勝率は83%とかなりの信頼度でございますな。

 

しかし9人気以下の馬券絡みが6度あり、

ヒモ荒れ傾向の強いG1レースという印象でございます。

 

 

 

スプリンターズSの爆穴候補は

コチラに書いております。

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スプリンターズSの血統傾向

 

種牡馬(父馬)の傾向が顕著に出ており、

キングマンボ系も含む大系統ミスプロ系の

種牡馬を父に持つ馬が誠に優秀でございますな。

↓↓↓

 

G1スプリンターズS「種牡馬大系統別集計」

種牡馬系統 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ミスプロ系 4- 3- 3-22/32 12.5% 21.9% 31.3% 56 104
サンデー系 2- 2- 3-21/28 7.1% 14.3% 25.0% 23 111
ナスルーラ系 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5% 0 63

集計期間:2015.10. 4 ~ 2020.10. 4

 

 

ミスプロ系の中で特に優秀なのがフォーティーナイナー系ですが

残念ながら今年はフォーティーナイナー系の血を受け継ぐ馬は

出走しておりませぬな。

 

 

 

また、サンデー系種牡馬産駒は牝馬の方が強く、

牡馬の勝ち馬は出ておりませぬ。

 

 

スプリンターズSは、米国型血統の持つ

「テン(スタート直後)から飛ばしてゴールまで減速しない持続力」も

重要ですが、それだけでは最後の急坂で止まるケースも多く、

欧州血統のもつ

「バテてからもうひと伸びする持久力と根性」の

助けが必要になります。

 

そこで、スパイス的な血統として

 

・ネヴァーヴェンド系、グレイソヴリン系といった欧州型ナスルーラ系

・ダンチヒ系、ニジンスキー系といった欧州由来のノーザンダンサー系

 

これらの血を母系に持つ馬の好走が目立っております。

 

 

1人気が予想されるレシステンシアは、

Pサンデー系ダイワメジャー牝駒。

前走で重賞を勝ってきたサンデー系種牡馬の牝駒

半分が馬券になっております。

 

また、母の父にスパイス血統のダンチヒ系。

祖母の父には欧州サドラーズ系と言う配合で

欧州的なバテてから伸びる持久力もふんだんに補完されておりますな。

 

このレースの王様血統である

フォーティナイナー系種牡馬の産駒が出ていないここでは

勝ち負けになる可能性が最も高いのではないかと考えまする。

 

 

ジャンダルムの父キトゥンズジョイは、

サドラーズ系ですが米国型に分類される

米国の芝リーディングサイアーランキング上位の常連ですな。

 

現役時代にはエクリプス賞最優秀芝牡馬に輝いており

産駒は距離の融通性が高く、ジャンダルムも2歳時には

2000mのG1ホープフルSで2着しておりました。

 

母のビリーヴはスプリンターズS・高松宮記念の勝ち馬で、

引退レースのスプリンターズSでも2着だった生粋のスプリンター。

 

祖母の父はダンチヒ系で、スパイス血統も含まれております。

 

古馬になって母の影響が強く出て来たのか

スプリント路線で頭角を現しており、前走のセントウルSでは

メンバー最速の上り32秒台で猛然と追込みましたが、

前が有利な展開で、0秒2差の僅差で4着に敗れております。

 

今の中山芝1200mは速い上りを出せるタイプの好走が目立っており、

過去6年間のスプリンターズSでも、勝ち馬は全て「前走上り3位以内」

でございました。

 

昨年同様に、逃げ馬モズスーパーフレアビアンフェ

揃ってエントリーしており、昨年の展開が再現されるようなら

母ビリーヴとの親子制覇もあるやも知れませぬな。

 

 

ファストフォースは大系統ミスプロ系ロードカナロア産駒で

祖母の父にダンチヒの血が入っておりますな。

 

2走前のCBC賞では芝1200mの日本レコードを更新して快勝。

 

人気にはなりそうもなく、かなり面白い存在ですが・・・

 

気になるのは「母父サクラバクシンオー」と言う部分でございます。

 

サクラバクシンオーの血は、

平坦小回りのスプリント戦で

スピードの持続力を大きく底上げする血であり、

急坂の有る中山で、どこまでやれるのか?

 

実際、4前走の中京芝1200mでは2人気6着。

3前走の「大箱」京都芝1200mでも1人気8着と惨敗。

 

そして、平坦小回りの小倉に舞台が替わると、

いきなり日本レコード勝ち・・・

 

下級条件では阪神でも勝てていますが、

究極の「適性争い」であるG1で急坂がどうなのか?

 

ただ、前走重賞4着以内の馬は、

どんなに人気薄でも馬券には入れて

おくべきレースでございますれば、

3連系の3列目には必ず入れたいと考えております。

 

 

メイケイエールの父ミッキーアイルは、

スプリンターズSの2着馬。

 

母父にダンチヒ系ハービンジャーを持つと、

牝馬の場合は距離適性がマイルに集中する傾向があり、

あまりスプリンターの印象はありませぬ・・・

 

しかしながら、

父の母父もダンチヒ系で、

デインヒルの4×4クロス

発生しておる配合でございますな。

 

また、祖母の父がクロフネであり、

これは1200m適性が高くなる

傾向のある配合でございます。

 

ソダシと同じ牝系ファミリーの一員で、

家柄は決して悪くなく、前走も着順は7着ですが

着差は0秒3と小差でございました。

 

気性の問題が気がかりではありますが、

今回は池添殿に乗り替りとなるようですな。

 

池添殿と言えば、気性難の代名詞オルフェーブルで

G1を勝ちまくった「気性難マスター」でございますw

何とかしてしまう可能性もあるのではなかろうかと。

 

 

 

今年の爆穴候補

 

大系統ミスプロ系種牡馬を父に持ち、

母の全兄は、馬場改修工事以前の当レースで惨敗し、

改修工事後の現行の路盤に変わった

当レースでは2着に激走しております。

 

本馬自身は「洋芝巧者」の印象は否めませぬが、

3勝クラスを当コースで勝ち上がっている実績もあり、

前走のようなおかしな乗り方は今回の騎手はしなさそうで、

この馬本来の競馬をしてくれそうな予感が致します。

 

血統面の加点材料は・・・

父母父にダンチヒ系を持ち、母の父はニジンスキー持ち。

 

父の父はサドラーズウェルズの影響を受けており、

そこここに、欧州の血がちりばめられておるのも

すこし魅力を感じるところでございますな。

 

この馬の名前はコチラに書いております。

↓↓↓


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View Comments

  • 無料メルマガ読者の山ちゃんです。サンデームーティエ、日曜京都11R一着のヤマニンも共に今月引退する調教師の馬でしたね。不思議と引退する調教師の馬はよく来ますね~サンデームーティエは三着で厚く購入してたので悶絶です最終週はあまり絡みませんが注意は必要かと。

    • 山ちゃんさん♪コメントありがとうございます。そういうカラクリだったんですね~( ;∀;)。。。カフェブリッツにもう少し甲斐性が有れば、山ちゃんさんウハウハでしたね(*_ _)無念です。こうして、コメントを頂けると物凄い勢いで嬉しいものですね。本当に有難うございます♪

  • 先週からお世話になりました。先週は馬券の買い方がわからない状態でした。今回はなんとなくわかって来ました。土曜日の推奨馬

    は凄いの一言です。馬券は買ってなかったですが本当に凄いですこれからもよろしくお願いいたします。

  • お世話になっております。
    くじ引きで当たりましたマーチステークスの三連複予想にまるのりし、自身初めての万馬券を頂きました!
    ありがとうございました!

    しかし、疑問があり、コメントさせていただきました。
    何故三連複の買い目は◎の1番からではなく、○の4番からのフォーメーションだったのでしょうか?

    また、私も血統の勉強をしようと思っているのですが、現在は有料会員の募集は行っていないのでしょうか?

    • いつも有難うございまする(*_ _)

      初万馬券おめでとうございます!(*^^)v

      さて、お問い合わせの3連複の軸馬の件でございますが、

      馬連の軸には足りないと考えていた事と

      大きな馬券を狙うには、人気薄の自信がある馬から

      3連複で3列目を手広く買目に入れて

      万馬券になる買目だけ、あるいは200倍以上の

      好配当になる買目だけを購入する。

      と言うのが拙者のスタイルでございます。

      なお、有料コースの血統馬券倶楽部の方は

      明日のメルマガで募集をさせて頂きます。

      よろしければご参加を(*_ _)

      くまもん

  • いつも貴重な情報をありがとうございます。 大変参考になります。
    オークスにおいてのロベルト系の取り扱いですが、データ上は非常に合わないとおもってます。 ましてや今の高速馬場の東京では、スピードを強化する血統ではないので、より厳しいのでは?  可能であればお考えをお聞かせください。

    • そうじろうさん、こんにちは。くまもんです。

      コメントの投稿有難うございまする(*_ _)

      さて、ロベルト系と高速馬場の東京2400・・・

      ロベルト系のスクリーンヒーローが

      ジャパンCを勝っておりますが、勝ち時計は

      2分25秒5というタイムで、近年の時計から考えれば、

      非常に時計の掛かる馬場だったと思います。

      ロベルト系は基本的には欧州型血統。

      サンデーサイレンスが登場するまでは

      ヘイルトゥリーズン系の代表的な

      血統で、3冠馬ナリタブライアンを出すなど

      一世を風靡致しましたが・・・

      馬場の高速化が進むにつれ衰退を始めた血でございますな。

      つまり同じヘイルトゥリーズン系でも

      サンデーはヘイローを経由しており、

      このヘイローの血が、高速場での直線スピードに

      大きく貢献しておるのだと思いまする。

      勝ち時計が2分24秒0だった2016ダービーで

      馬券圏内をディープ産駒が占めましたが、

      ロベルトを母父に持つディーマジェスティが

      3着に敗れたのも、血統の影響ではなかったかと。

      勝ち馬マカヒキは母父ヴァイスリージェント系。

      落鉄しながらもタイム差無しの2着に頑張った

      サトノダイヤモンドは母父ダンチヒで、

      祖母の父はヘイロー系。

      ヘイローの3×4クロスを保持しておりました。

      それを考えますと、高速馬場の

      東京2400mにおいて、決してプラス材料ではないと

      拙者は愚考致しておりまする。

      くまもん。

  • お忙しい中ありがとうございます。
    この20年で父or母系にロベルト持ちは2馬くらいしか馬券に絡んでないのは極端ですよね。 エピファ&スクリーンは父ロベルト系、母系サンデーと似たような血統背景なので同じくくりに考えてます。デアリングタクトの桜花賞快勝は馬場の恩恵かも?と。
    やはりポイントは高速馬場への適正ですね。 
    ありがとうございました。
    お身体ご自愛ください。

  • くまもんさん おはようございます。
    オークスはくまもんさん推奨の岡田BOXでなんとか3連複を拾えました。
    が、ロベルト系のワンツーで自分の馬券本線は壊滅…。
    気持ちを切り替えてダービー!
    現時点で、ビターエンダー・ディープボンドの父ダービー馬
    シンボリクリスエスが相性○で母父ダービー馬のコルテジア
    以上の3頭を人気馬に絡めたいと考えております。
    人気馬では、サリオスの扱いで思案中。
    朝日杯FSで馬券対象になった馬で、ダービーで馬券になったのはローズキングダムのみ。
    勝馬を探すとナリタブライアンまでさかのぼることに。
    朝日杯勝馬にはディープ産駒やキンカメ産駒がいるにもかかわらずこの結果。
    ダービーと朝日杯は結びつきにくいのだと思います。
    これを踏まえ、くまもんさんのお考えを参考に ダービーは本線でgetしたいと思います!

    • そうじろうさん こんばんは くまもんです(*_ _)

      コメントを頂戴致し誠に有難き幸せ。

      確かにロベルト系は不気味でございますな。

      ダービーでは、母父ロベルト系の馬が

      過去5年で4頭が馬券になっております。

      そのうち3頭は、2人気・1人気・1人気で、

      1着・3着・3着と言う成績でございましたな。

      1人気に支持された2頭がともに3着。

      と言うところに、相性がさほどでもない

      と拙者は理解致しておりまする。

      Bコース最終日開催のオークスと、

      Cコース2日目開催のダービーでは、血統傾向に

      わりと相違が出る年の方が多く、共通点は

      ディープ最強。という事でございましょうか。

      朝日杯に関して言えば、サリオスは勝っていますので

      勝ち馬のダービー成績を見るのも良いかと・・・

      とは言え、阪神に開催が移って以降は、朝日杯の勝ち馬は

      2頭しかダービーにでておりませぬが・・・

      リオンディーズは母母父にダービーの鬼門血統

      サドラーズ系を持っており、ダノンプレミアムは

      母父がロベルト系で、血統的な側面から見れば

      飛ぶのが普通。というイメージでございますな。

      サリオスの血統評価は、次回のG1レポートで

      触れる予定でございますれば、そちらをご覧頂ければ

      と存じまする。

      以上、拙者の妄想と独りよがりでございます(*_ _)

      くまもん

  • くまもんさん こんばんは そうじろうです。
    またまたお忙しい中ありがとうございます

    ダービーは様々な人の思惑があり、多方面からのファクターが必要とされるので、予想するのも楽しいですね♪
    ディープインパクト初の3冠馬への夢は繋がるのか?
    皐月パスしてルメール確保してダービーに挑むノーザンの本気度は?
    ディープインパクト記念を勝ったディープの子供が武豊と挑むダービードラマは?

    毎年、ダービーより目黒記念で真剣勝負してしまう自分…

    ともあれ
    サリオスの血統評価 楽しみにしてます♪

  • くまもんさん こんばんは
    そうじろうです。

    川田Jについてですが、レクセランスでもアルジャンナでも 戻ろうと思えば戻れたと思うのですが、やはり…ノーザンFとの大人の事情があるのでしょうか…?
    また、ルメールJはワーケアが皐月パスした時からダービーは確約だったのでしょうか?
    例えサトノが皐月でいい勝負しても…。

    血統構成の話しではないので大変恐縮ですが、
    もし機会があればご意見お聞かせください。

  • 川田騎手については、ヒューイットソン帰国によりガロア陣営より
    オファーが来て引き受けただけではないでしょうか?

    レクセは、皐月賞で蹴ってアンタレスSのお手馬を選んだ訳ですし、

    アルジャンナの毎日杯の時は、降りたと言うよりヒューイットソンに

    奪われた感じですよね。中京でOP特別に乗ってましたから。

    川田殿はこのところ芝の重賞で結果を出せておらず、

    乗りたい馬を選び放題と言う訳ではないのではないかと。

    ましてやノーザンの吉田勝己名義のアルジャンナの場合、

    一度降りると、自分から「乗ったりましょか?」とは言えませんよね。

    ルメール殿のワーケアは既定路線だと思いますが・・・。

    サトノはノーザンファーム生産馬とは言え外様馬主で

    ワーケアは個人馬主名義ながらあくまでも名義人だそうで、

    実権を握るのは・・・でございましょうから、

    ルメール殿はG1ではノーザンファームの大将格に乗る。

    これは揺るがぬ既定路線なのではないでしょうか?

    拙者が不思議に思うのは、何ゆえの皐月回避だったのか?

    の方でございますな。

    脚部不安というお題目はあったようですが、

    馬はめちゃくちゃ元気だったそうですし・・・

    サリオスとの使い分けで、皐月賞ならコントレイルを負かせる

    とノーザンファームは考えていたのかも知れませぬなぁ。

    まぁ、いずれにせよこういう問題は専門外でございますれば

    全て拙者の妄想にすぎませぬ(*_ _)

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