今週の日曜札幌では、G1ホースの始動戦となる

G2札幌記念(芝2000m)が行われます。

 

あまり派手な波乱は少なく、

前年以降にG1で好走していた能力上位馬が

普通に勝ち負けする印象の強いレースでございますな。

 

 

ここでは、過去の札幌記念のデータを元に、

血統傾向や、人気、前走などの傾向から

今年の注目馬を探って参りまする。

 

御用とお急ぎでない方は、

しばし拙者くまもんにお付き合い下さいませ(*_ _)

 

 

 

札幌記念2022年 傾向分析

 

 

今年の出走予定馬

※出走表はnetkeiba.comさまより拝借(*_ _)

 

 

 

札幌記念 人気の傾向

 

 

2012年以降に札幌で行われた札幌記念9回の

1番人気馬は未勝利ですが、複勝率は約90%!!

 

一方で、9人気以下の大穴は、ほぼ沈黙している状況で、

あまり無理な穴狙いは空振りに終わる可能性が高いレースと

考えて予想するのが無難であろうと考えられますな。

 

 

 

札幌記念 血統傾向

 

このレースは母父馬の系統に、

大きな偏りが見られるレースでございます。

 

母父馬の血統傾向

 

 

ご覧のように、母父に「ヴァイスリージェント系」を

持つ馬に非常に相性の良いレースでございます。

 

今年の出走予定馬で該当するのは・・・

 

・ハヤヤッコ

・マカヒキ

 

ちなみに・・・

人気のソダシは、父が「ヴァイスリージェント系」でございますな。

 

 

 

コースの種牡馬傾向

 

札幌競馬場は、小回りに分類されるものの、

3角~4角のコーナー半径が大きいために、

直線に入る前から、コーナリング中に加速が始まります。

 

そのため、末脚の伸びが活きるコースであり、

主流の種牡馬が普通に通用する「特殊な小回りコース」

という認識が大切になります。

 

期待値が高い種牡馬は、

・モーリス

・ローズキングダム

この2頭の種牡馬でございます。

 

今年のメンバーで該当するのは・・・

 

・ジャックドール(モーリス産駒)

・フォワードアゲイン(ローズキングダム産駒)※回避の見込み

 

 

 

札幌記念 脚質傾向

 

過去5年の札幌記念で馬券に絡んだ

15頭の脚質は以下のようになっております。

 

 

中団からの差しが非常に優秀で、

7頭の連対馬を出しております。

 

これも「特殊な小回りコース」ゆえのデータと申せましょう。

 

 

今年の出走予定馬で、メンバー上位の上りを使えそうな馬は・・・

 

・アラタ

・アンティシベイト

・ケイデンスコール

・ジャックドール

・ソダシ

・ハヤヤッコ

・フィオキアリ

・ユニコーンライオン

・レッドガラン

 

 

 

札幌記念 前走クラスの傾向

 

このレースは「格」が重要なレースで、

条件戦からの昇級・格上挑戦組は壊滅的でございます。

 

 

このように、前走でG1に出ていた馬の信頼度が高く、

特に1600m・2400mのG1に出ていた馬が優秀ですな。

 

また、前走G3組では、函館記念からの

臨戦だった馬が4頭の3着以内馬を出しております。

 

今年の該当馬は・・・

 

・アイスバブル(函館記念10着)

・アラタ(函館記念6着)

・グローリーヴェイズ(G1ドバイSC8着)

・サトノクロニクル(函館記念11着

・ソダシ(G1ヴィクトリアM1着)

・ハヤヤッコ(函館記念1着)

・ユーバーレーベン(G1ドバイSC5着)

 

 

 

G2札幌記念2022 くまもんの注目馬

 

・グローリーヴェイズ

 

3冠馬3頭が出走した「伝説のジャパンカップ」で、

1着アーモンドアイに0秒3差。

2着コントレイルには0秒1差の5着。

 

主流コースのG1でも超一流馬に引けを取らぬ能力の持ち主。

 

洋芝で開催される香港2000mの

G1クイーンエリザベスで2着しており、

同じく香港の2400mG1で優勝と、

高い洋芝適性を見せております。

 

牝系が時計の掛かる馬場に強い「メジロ牝系」なので、

東京などの高速馬場よりも、今の札幌の馬場の方が

血統的にも向いていそうでございますな。

 

 

 

・※※※※※※※

 

この馬の一族は、高速上りには対応出来ず

時計を要する馬場での上り比べに強い牝系でございます。

 

今の札幌は適度に時計の掛かる馬場状態で、

週末には多少雨が降るような予報になっており

この馬向きの馬場になりそうであること。

 

そしてもう一つの強調材料は、

パンサラッサとジャックドールの逃げ馬2頭が

速い流れを演出する可能性が高く、

上り時計を要する展開となりそうな事。

 

この馬の名前は

コチラに書いております

↓↓↓


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View Comments

  • 無料メルマガ読者の山ちゃんです。サンデームーティエ、日曜京都11R一着のヤマニンも共に今月引退する調教師の馬でしたね。不思議と引退する調教師の馬はよく来ますね~サンデームーティエは三着で厚く購入してたので悶絶です最終週はあまり絡みませんが注意は必要かと。

    • 山ちゃんさん♪コメントありがとうございます。そういうカラクリだったんですね~( ;∀;)。。。カフェブリッツにもう少し甲斐性が有れば、山ちゃんさんウハウハでしたね(*_ _)無念です。こうして、コメントを頂けると物凄い勢いで嬉しいものですね。本当に有難うございます♪

  • 先週からお世話になりました。先週は馬券の買い方がわからない状態でした。今回はなんとなくわかって来ました。土曜日の推奨馬

    は凄いの一言です。馬券は買ってなかったですが本当に凄いですこれからもよろしくお願いいたします。

  • お世話になっております。
    くじ引きで当たりましたマーチステークスの三連複予想にまるのりし、自身初めての万馬券を頂きました!
    ありがとうございました!

    しかし、疑問があり、コメントさせていただきました。
    何故三連複の買い目は◎の1番からではなく、○の4番からのフォーメーションだったのでしょうか?

    また、私も血統の勉強をしようと思っているのですが、現在は有料会員の募集は行っていないのでしょうか?

    • いつも有難うございまする(*_ _)

      初万馬券おめでとうございます!(*^^)v

      さて、お問い合わせの3連複の軸馬の件でございますが、

      馬連の軸には足りないと考えていた事と

      大きな馬券を狙うには、人気薄の自信がある馬から

      3連複で3列目を手広く買目に入れて

      万馬券になる買目だけ、あるいは200倍以上の

      好配当になる買目だけを購入する。

      と言うのが拙者のスタイルでございます。

      なお、有料コースの血統馬券倶楽部の方は

      明日のメルマガで募集をさせて頂きます。

      よろしければご参加を(*_ _)

      くまもん

  • いつも貴重な情報をありがとうございます。 大変参考になります。
    オークスにおいてのロベルト系の取り扱いですが、データ上は非常に合わないとおもってます。 ましてや今の高速馬場の東京では、スピードを強化する血統ではないので、より厳しいのでは?  可能であればお考えをお聞かせください。

    • そうじろうさん、こんにちは。くまもんです。

      コメントの投稿有難うございまする(*_ _)

      さて、ロベルト系と高速馬場の東京2400・・・

      ロベルト系のスクリーンヒーローが

      ジャパンCを勝っておりますが、勝ち時計は

      2分25秒5というタイムで、近年の時計から考えれば、

      非常に時計の掛かる馬場だったと思います。

      ロベルト系は基本的には欧州型血統。

      サンデーサイレンスが登場するまでは

      ヘイルトゥリーズン系の代表的な

      血統で、3冠馬ナリタブライアンを出すなど

      一世を風靡致しましたが・・・

      馬場の高速化が進むにつれ衰退を始めた血でございますな。

      つまり同じヘイルトゥリーズン系でも

      サンデーはヘイローを経由しており、

      このヘイローの血が、高速場での直線スピードに

      大きく貢献しておるのだと思いまする。

      勝ち時計が2分24秒0だった2016ダービーで

      馬券圏内をディープ産駒が占めましたが、

      ロベルトを母父に持つディーマジェスティが

      3着に敗れたのも、血統の影響ではなかったかと。

      勝ち馬マカヒキは母父ヴァイスリージェント系。

      落鉄しながらもタイム差無しの2着に頑張った

      サトノダイヤモンドは母父ダンチヒで、

      祖母の父はヘイロー系。

      ヘイローの3×4クロスを保持しておりました。

      それを考えますと、高速馬場の

      東京2400mにおいて、決してプラス材料ではないと

      拙者は愚考致しておりまする。

      くまもん。

  • お忙しい中ありがとうございます。
    この20年で父or母系にロベルト持ちは2馬くらいしか馬券に絡んでないのは極端ですよね。 エピファ&スクリーンは父ロベルト系、母系サンデーと似たような血統背景なので同じくくりに考えてます。デアリングタクトの桜花賞快勝は馬場の恩恵かも?と。
    やはりポイントは高速馬場への適正ですね。 
    ありがとうございました。
    お身体ご自愛ください。

  • くまもんさん おはようございます。
    オークスはくまもんさん推奨の岡田BOXでなんとか3連複を拾えました。
    が、ロベルト系のワンツーで自分の馬券本線は壊滅…。
    気持ちを切り替えてダービー!
    現時点で、ビターエンダー・ディープボンドの父ダービー馬
    シンボリクリスエスが相性○で母父ダービー馬のコルテジア
    以上の3頭を人気馬に絡めたいと考えております。
    人気馬では、サリオスの扱いで思案中。
    朝日杯FSで馬券対象になった馬で、ダービーで馬券になったのはローズキングダムのみ。
    勝馬を探すとナリタブライアンまでさかのぼることに。
    朝日杯勝馬にはディープ産駒やキンカメ産駒がいるにもかかわらずこの結果。
    ダービーと朝日杯は結びつきにくいのだと思います。
    これを踏まえ、くまもんさんのお考えを参考に ダービーは本線でgetしたいと思います!

    • そうじろうさん こんばんは くまもんです(*_ _)

      コメントを頂戴致し誠に有難き幸せ。

      確かにロベルト系は不気味でございますな。

      ダービーでは、母父ロベルト系の馬が

      過去5年で4頭が馬券になっております。

      そのうち3頭は、2人気・1人気・1人気で、

      1着・3着・3着と言う成績でございましたな。

      1人気に支持された2頭がともに3着。

      と言うところに、相性がさほどでもない

      と拙者は理解致しておりまする。

      Bコース最終日開催のオークスと、

      Cコース2日目開催のダービーでは、血統傾向に

      わりと相違が出る年の方が多く、共通点は

      ディープ最強。という事でございましょうか。

      朝日杯に関して言えば、サリオスは勝っていますので

      勝ち馬のダービー成績を見るのも良いかと・・・

      とは言え、阪神に開催が移って以降は、朝日杯の勝ち馬は

      2頭しかダービーにでておりませぬが・・・

      リオンディーズは母母父にダービーの鬼門血統

      サドラーズ系を持っており、ダノンプレミアムは

      母父がロベルト系で、血統的な側面から見れば

      飛ぶのが普通。というイメージでございますな。

      サリオスの血統評価は、次回のG1レポートで

      触れる予定でございますれば、そちらをご覧頂ければ

      と存じまする。

      以上、拙者の妄想と独りよがりでございます(*_ _)

      くまもん

  • くまもんさん こんばんは そうじろうです。
    またまたお忙しい中ありがとうございます

    ダービーは様々な人の思惑があり、多方面からのファクターが必要とされるので、予想するのも楽しいですね♪
    ディープインパクト初の3冠馬への夢は繋がるのか?
    皐月パスしてルメール確保してダービーに挑むノーザンの本気度は?
    ディープインパクト記念を勝ったディープの子供が武豊と挑むダービードラマは?

    毎年、ダービーより目黒記念で真剣勝負してしまう自分…

    ともあれ
    サリオスの血統評価 楽しみにしてます♪

  • くまもんさん こんばんは
    そうじろうです。

    川田Jについてですが、レクセランスでもアルジャンナでも 戻ろうと思えば戻れたと思うのですが、やはり…ノーザンFとの大人の事情があるのでしょうか…?
    また、ルメールJはワーケアが皐月パスした時からダービーは確約だったのでしょうか?
    例えサトノが皐月でいい勝負しても…。

    血統構成の話しではないので大変恐縮ですが、
    もし機会があればご意見お聞かせください。

  • 川田騎手については、ヒューイットソン帰国によりガロア陣営より
    オファーが来て引き受けただけではないでしょうか?

    レクセは、皐月賞で蹴ってアンタレスSのお手馬を選んだ訳ですし、

    アルジャンナの毎日杯の時は、降りたと言うよりヒューイットソンに

    奪われた感じですよね。中京でOP特別に乗ってましたから。

    川田殿はこのところ芝の重賞で結果を出せておらず、

    乗りたい馬を選び放題と言う訳ではないのではないかと。

    ましてやノーザンの吉田勝己名義のアルジャンナの場合、

    一度降りると、自分から「乗ったりましょか?」とは言えませんよね。

    ルメール殿のワーケアは既定路線だと思いますが・・・。

    サトノはノーザンファーム生産馬とは言え外様馬主で

    ワーケアは個人馬主名義ながらあくまでも名義人だそうで、

    実権を握るのは・・・でございましょうから、

    ルメール殿はG1ではノーザンファームの大将格に乗る。

    これは揺るがぬ既定路線なのではないでしょうか?

    拙者が不思議に思うのは、何ゆえの皐月回避だったのか?

    の方でございますな。

    脚部不安というお題目はあったようですが、

    馬はめちゃくちゃ元気だったそうですし・・・

    サリオスとの使い分けで、皐月賞ならコントレイルを負かせる

    とノーザンファームは考えていたのかも知れませぬなぁ。

    まぁ、いずれにせよこういう問題は専門外でございますれば

    全て拙者の妄想にすぎませぬ(*_ _)

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